まとめ

過去ログ777 2018/5/3 7:34

★日曜日
デルタバローズ
前走のNZTはそれなりの流れに乗れており、スピード面はまずまずのモノを見せました。
この馬は要所で加速できるため、ギアチェンジ面を含めて器用なタイプと言えます。2走前の京成杯では折り合いを欠いていましたが、前走でそこも解消してきました。決定的な決め手には欠けますが、前走の内容なら3着争いに加わってきてもおかしくない1頭と言えます。
デルタバローズ
折り合い面の不安を少なくするためにも内枠が理想で、要所の反応を活かせるというのも大きな材料です。
ただ、素材的には見劣るだけにうまく立ち回って時計的を詰めることができなければ苦戦しそうな1頭です。

デルタバローズ
前走のニュージーランドトロフィーでは9番人気で3着に食い込み、NHKマイルCの権利を得た同馬。
内で我慢しながら直線で外に出すタイミングも良く、最後はケイアイノーテックに伸び負けして完璧な競馬での3着となりました。
距離に関してはもう少しあっても良さそうなタイプで、トップスピード面がある程度問われる府中では強気にはなれません。

★日曜日
プリモシーン
東京コースではスピードで押し切りやすくなるため、テトラドラクマとの比較でみたときにゲートの拙さ、中だるみがなければ取り付けなかったという点も踏まえると、マイルで流れたときには前半要素で不安がある1頭と言えます。

プリモシーン
前走の桜花賞は返し馬は問題ありませんでしたが、待避所からテンションが高くなってしまい、出遅れて後方からの競馬となりました。
道中は内に入れてロス無く進めていましたが、直線でも綺麗にスペースができず、ゴール前は寄られる場面もあって不完全燃焼の競馬で10着に敗れました。
今回は巻き返しを狙いますが、未勝利戦で撃破したテトラドラクマとの比較でみると、東京マイルならテトラドラクマの方が上位に評価できます。

プリモシーン
未勝利勝ちは強敵テトラドラクマを撃破。
この時のペースはかなりのスローでしたが48秒は切っており、そこそこの流れとなりました。
最後は3F勝負でL3最速と仕掛けも早くなっており、このレースで求められたのはトップスピードの持続力で、そこでこの馬の良さを引き出された格好となりました。
3着以下は5馬身ちぎっており、この2頭が後に重賞を勝っているように2頭だけ抜けていた1戦と言え、同日の山中湖特別が1000万下1800mで1:47.6と遅い勝ち時計ながら最速上がりが33.3。
それよりも速いというのはマイルということを考えてもインパクトが大きい内容で、トップスピードの持続力は結構高いレベルにあると言え、それを最低限の流れで引き出せているという点でも評価が高い1頭です。
前走の桜花賞は出遅れたのが響きましたが、ゲートに不安があるタイプだけに巻き返すにはスタートを決める事が条件となります。

プリモシーン
前走の桜花賞は厳しい流れの中で出遅れて後ろからとなり、3〜4角で顕著に緩んだのでスペースがなくなってしまい我慢しながら直線に入りました。
直線では勢いがついたところで窮屈になってりまい、最後も伸びかけて寄られてカットされる場面があり力を出し切れていませんでした。
この馬はゲートが安定しているタイプではないため、今回もゲートの不安はネックになります。

プリモシーン
2走前のフェアリーSは仕掛けが早くL4最速タイとなっており、11.6を3F刻んでの4F戦という競馬のポテンシャル勝負で1着となりました。
L1までほとんど寄せ付けていないように前後半のバランスでみて1枚上の競馬をしており、出負けせずにあの位置を取れればここでも通用します。
このレースでは4F戦で外を回しながらねじ伏せてきた事からもポテンシャルの高さを示しておりこの内容ならゲートの不安も考えると距離はもう少しあった方が良さそうな印象があります。

★日曜日
NHK

レッドヴェイロン
前走のアーリントンCでは出負けして11番手からの競馬となり、厳しい流れで前半のスピードを問われてからの後半のトップスピード持続戦でしっかりと脚を使ってきの3着。
この流れでも最後まで伸びてきたのは収穫で、スピードを問われたことでパフォーマンスを上げてきました。
ギアチェンジそのものは見せているだけに、NHKマイルCは3〜4角で少しは緩む傾向があるためと、そこからの加速での心配は少ない1頭と言えます。

レッドヴェイロン
前走のアーリントンカップは1:33.6で走れているため、例年のレベルなら時計的に圏内に入ってきていいレベルの1頭と言えます。
血統からもスピード面で良さが出ている馬が多く、その辺りはプラスに働きそうです。
ゲートに不安はある馬ですが、逃げにこだわらなくてもやれる馬だけに出負けしても後方からの競馬でも対応可能です。
タワーオブロンドンより上位の扱いはできませんが、前走2着のパクスアメリカーナには逆転の可能性があります。
レッドヴェイロン
前走のアーリントンカップはかなりの高速馬場で平均ペースで流れ、L4で緩んでおり後ろからの方が競馬は展開的に合っていた内容でした。
それでもL3で最速に近い競馬のL2最速地点で11.3とそこまで速いラップを問われない流れで、前後半のバランスが問われる中での3着となりました。
時計的にも十分のラインで走れており、適性的にNHKマイルCのような競馬はかみ合う可能性が高い1頭と言えます。
レッドヴェイロン
前走のアーリントンカップは出負けしてこれまでの先行策が取れず、後方で我慢して中だるみの中で団子気味から直線最後までしぶとく脚を使って3着となった1頭。
中弛みがあった事が良かったと思いますが、3〜4角での外からの競馬はL3が最速に近いことを考えるとロスも大きく、前がなかなか開かず大外に持ち出すロスがありながら最後まで差を詰めてきたのは評価できます。
休み明けでたたき台の立場となるタワーオブロンドンに完敗しているだけにそれ以上の評価はできませんが、馬券圏内には入れる能力を持った1頭と言えます。
レッドヴェイロン
前走のアーリントンカップは後方からの競馬となり、道中も無理せず後方馬群の後ろで進めて3角で外からラセットの後ろを追走しながら仕掛けを待ち、ほぼ最後方に近いところから直線でラセットの後ろから途中で外に出してL1で外から伸びていたタワーオブロンドンの外からしぶとく伸びの3着となりました。
ある程度厳しい流れの中で、後半のトップスピード持続戦という中でしっかりと脚を使ってきた点は評価できます。
NHKマイルCを考える上で、近2走で流れて良さが出てきたトップスピード持続馬というのは侮れませんが、デムーロ騎手やルメール騎手がギベオン、タワーオブロンドンを選んでいる事からもこの馬の評価は3番手以下に下がります。