まとめ

過去ログ793 2018/7/27 10:54

★日曜日のメインレース情報
アイビスサマーダッシュ

ダイメイプリンセス
2走前の韋駄天Sの位置取りは少し恵まれたもので、ゲート自体は良くなかったものの隊列的に外の2列目付近を取れたのが大きかった1戦です。
このメンツでは持ち時計の54.8は特筆できるものではないだけに、高速馬場で前半が速くなるとゲートの拙さとエンジンのかかりの遅さから序盤で位置取り的に苦労する可能性が高くなってしまいます。
また、アイビスSDは傾向的にもL3で少し緩みやすいだけに、緩んでの再加速となった場合にエンジンのかかりが微妙なこの馬にとっては厳しい条件と言えます。

カラクレナイ
タイプとしては怖い馬で、シルクロードSや2走前の鞍馬Sでも1200m戦で後傾バランスのトップスピードの持続力を引き出してきています。
また、鞍馬Sでは極端なスローで速いラップを踏めており、こういうタイプは新潟1000mでは警戒が必要です。
うまく捌けるかどうかがポイントとなりますが、早い段階で3列目の外ラチ沿いを狙えるかどうかで変わってくる1頭です。

★日曜日のメインレース情報
クイーンS

ディアドラ
エンジンのかかりが遅く、ゲートも二の脚もここでは見劣る馬で、3〜4角のロスが大きくなるのは開幕週でコーナー地点の占める割合が多い札幌1800mでは大きなロスとなり、こういうタイプの馬が届かないのがクイーンSの傾向だけに人気を考えると妙味が全く無い1頭と言えます。

ソウルスターリング
条件的にマッチする可能性が高い1頭で、ギアの上げ下げ自体は決して下手ではありませんが速いラップをあまり踏みたくないタイプ。
クイーンSの例年の傾向通りならL2最速となったとしても11秒台前半までとなるため、その点では絶対的なトップスピードの質が足りないこの馬としては好材料と言えます。
折り合いの不安以外に不安材料が無く、早めに仕掛けて分散すれば長く脚を使える馬だけに、ワンターンでトップスピードの質が要求されよりも1周コースで全体の競馬になった方が良さそうです。

フロンテアクイーン
本仕掛けが遅い方がいいタイプで、内で包まれても要所で一気に加速できるギアチェンジが武器の馬です。
理想は内枠で、2列目ポケットを確保出来れば好勝負できる可能性は高くなります。
同タイプのエテルナミノルよりも前半のスピード・ゲート・二の足含めて総合的に有利に立てる可能性が高く、1800m戦ならエテルナミノルよりもこちらを上位に評価します。

ツヅミモン
仕掛けが遅すぎれば決め手の質で見劣る可能性が高いため、いかにうまく全体のレースを支配できるかがポイントとなります。
要所までにリードを取って仕掛けを待って3〜4角に入れれば4角出口からの一足を引き出しての粘り込み一発まで期待が持てる1頭と言えます。

★注目馬
土曜日
新潟1レース
トーセンリスト
「前走は向正面でトモを落としてしまい、そこで走りが乱れてしまいました。様子を見なければいけませんでしたし、何事も無く回って来れたらいい競馬が出来たと思います。」と石橋騎手が話していた1頭で、前走は行きっぷり良く追走するも稍重馬場の泥を被ると怯む面を見せて後退し、その後も周りを気にするような感じでチグハグな競馬となっていました。
最後はひと伸びしていただけに、今回は外目からスムーズに競馬が出来れば巻き返し濃厚の1頭と言えます。

ルーナセレナータ
「返し馬でも感じていましたが、緩い馬場は苦手ですね。」と宮崎騎手が話しており、前走は良馬場発表でも馬場は湿った状態となっており、好位のポケットから進めて4角で内に進路を取りましたが上位2頭の伸びには及ばずにジワジワと伸びての3着となりました。
開幕の良馬場新潟戦なら大きくパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。

土曜日
札幌8レース
トロワゼトワル
4走前のフェアリーSは立て直されてハミ受けが良くなっていましたが、ゲートに突っかけてしまい痛恨の出遅れでしんがりからの競馬となりました。
道中は腹を括って直線だけの競馬に徹し、終いは上り最速の脚を見せるも5着まで。
「馬も走る気になっていたので、もう少し自分が備えてあげるべきでした。本来は好位からの競馬もできる馬ですから、うまく出してあげていればもっと際どかったと思います」と福永騎手。
5走前のアルテミスSは雨で緩んだ馬場に躓く感じでバランスを崩しており、直線ではジリジリとしか伸びずに4着。
この馬は新馬戦を勝った時は抜け出してから遊ぶ余裕を見せており、「最後は集中力が途切れましたけど、あんな競馬でも結果を出すのは能力が高い証ですね。レース戦が高くて先が楽しみな馬」と福永騎手がほれ込んでいた馬で、2走前はスタート後に大きく躓いて後方からのレースとなり、4角では6頭分の大外を回すロスの多い競馬で2着。
前走は勝ち馬の渋太さに屈しましたが3着以下には3馬身の差をつけており、能力上の1頭です。

トロワゼトワル
アルテミスS4着、フェアリーS5着、エルフィンS4着と重賞、オープンのマイル戦で健闘していましたが、2走前に1200mに短縮しての自己条件でハナ差の2着。
除外で1週延びた点や、スタートで躓いて後方からになった点、4角では大外を回すロスがあった点を考えると勝ちに等しい内容と言え、前回は距離2戦目で挑むもアタマ差の2着。
後続には3馬身以上の差をつけており、今回も好勝負可能の1頭と言えます。

シュエットヌーベル
前走は短期放牧明けの1戦となり、3角でビシッと気合を入れられると最後は外からしっかりと伸びて2着。
このクラスでは力上位の馬で、中間のテンションの高さも問題ないだけに、西田騎手からモレイラ騎手への鞍上強化でここは逆らえない1頭です。

スリーランディア
この馬はゲートに不安があり、後入れの偶数枠の時は一度も出遅れていませんが、奇数枠に入った時には駐立が悪くなって出遅れる可能性が高くなります。
前走は外枠の偶数枠でスンナリスタートを切って2着に好走しましたが、昨年も北海道で好走していた馬だけに今回も偶数枠なら注意が必要な1頭です。
昨年の札幌1200m戦は10着に敗れましたが、直線で前が壁になる不利があり全く競馬にならずに参考外の1戦です。
偶数枠からスムーズな競馬が出来れば好走可能の1頭と言えます。

日曜日
新潟2レース
ラストマイア
前走3着は微妙なトラックバイアスが出現し、内が伸びる馬場を通した勝ち馬にスクわれる形で3着。
僅かなコース取りの差がありましたが、2戦目でスタートも改善されており距離延長で良さが出ただけに、更に1ハロン延長の芝2000メートルでパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。

日曜日
札幌4レース
サクラユニヴァース
これまで2,2,3,3,2着でなかなか勝ち切れない1頭。
前走は函館2000m戦に使われましたが、1ハロン延長でじっくり2番手で構えるも、逃げた馬がバテて持ったまま先頭となり、勝ち馬が早目に上がってくる厳しい展開で2着となりました。
最後は勝ち馬に交わされてからも渋太く食い下がっており、今回は距離短縮+モレイラ騎手騎乗で大きくパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。