まとめ

過去ログ831 2019/8/9 6:47

★日曜日
札幌6レース
ラフェリシテ
今回は久々にはなりますが洋芝の小回り条件が合っていそうな1頭。ここ2戦の3歳限定特別戦での走りを見てもここなら通用するはずです。2走前はレース前からテンションが上がってしまい、ゲートひと息で後方からの競馬となり直線に入ってからもしばらくは反応せずにラスト1ハロンだけ伸びての5着となりました。前走は距離延長で挑みましたが4角で狭くなる不利があり、切れないタイプだけに持ち直すまでに時間が掛かってしまいジワジワと脚を使っての4着となりました。前走の内容を見る限りは1800mは長い印象があり、今回は距離短縮+洋芝替わりでパフォーマンスを高めてきそうな1頭です。

ファストライフ
近走は1800〜2000mに使われて結果が出ていませんが、以前はマイル以下の条件で好走していました。2000m戦のフローラSや1800mのカーネーションCでそれなりに好走してしまったために中距離路線に使われるようになりましたが、この馬にとって中距離は長い感じがあります。2走前の福島戦でも、津村騎手が「もうひとつ伸び切れませんでした。短い距離の方が脚を使えると思います」と話しており、中距離戦では最後に脚が鈍っていました。前走の函館1800m戦に関しては距離短縮自体は問題ありませんでしたが、逃げる競馬をしてしまったせいでバテての7着で度外視可能です。前走時は馬場に脚を取られてノメッていたため、追い切りでは終いだけ伸ばすだけの形だっただけに参考外の1戦と言えます。ひと叩きされた今回は久々に適性距離に戻り、能力通りならここは好勝負になる1頭と言えます。

札幌7レース
シンライg1
前走は「状態が良かったので自信をもって乗りました。時計は速かったけど止まっていませんし、内容は良かったです。メンバー次第ですぐにチャンスが来ます」と横山騎手。前走は外枠から好位を取り、内の馬が速くてハナに行けませんでしたが最後も手応えの割りに渋太く踏ん張れており、自分の時計を詰めての4着となりました。クラスと控える競馬に目途が立ち、強敵不在のここは上位可能の1頭と言えます。

札幌9レース
g1フォークテイル
デビューからの2戦は相手関係や時計面を考えると平凡でしたが、2走前に乗ったマーフィー騎手が「凄く良い馬。もう少し時間をかけて体が大きく成れば距離も持つだろうし、先々が楽しみな馬。」と評価していました。前走のフローラSは外目の枠でなし崩しに脚を使わされる形となり、距離も微妙に長くて序盤から頭を上げて折り合いを欠いてしまい、下げざるを得ない展開で直線では最後は無理させていなかっただけに11着は悲観する内容ではありません。この馬はエンジンのかかりが遅いタイプで東京コースは合っている印象が強く、今回は自己条件で巻き返しが期待できる1頭です。攻め駆けするタイプとはいえ1週前はWコースで5ハロン65秒6の好時計をマークし、1ハロン12秒1と終いの伸びも抜群で動きの良さは際立っているだけに、今回は前走の大敗妙味も見込める1頭です。

ミモザイエロー1nin
気性難しいオルフェーヴル産駒ながら能力はある馬で未勝利勝ちは同週のフェアリーSを大幅に上回る好タイムで完勝し、そこで負かしたシングフォーユーは次走で勝ち上がってスイートピーSでクビ差の2着となっています。500万でもヴィッテルスバッハと接戦しているなどここでは明らかに上位の存在で、2走前のデイジー賞はスローからの瞬発力勝負で4着以下を3馬身突き放しており、レベルが高かった1戦だけに評価ができます。前走は出遅れてペースが落ち着いて厳しい展開となり、更に勝負どころで上がる時に前の馬が膨れたためにかなり外を回らされるロスがありました。道中も外に出せない形でかなり厳しい競馬で3着となっていただけに、再度同コースでスムーズなら前走以上の結果は確実に期待できる1頭です。

新潟3レース
カシノブレンド
前走は距離短縮で大きくパフォーマンスを上げてきた1頭。2走前にメンコを外して行きっぷりが良くなったために前走は1150mに使われましたが、中団馬群で進めてムチを入れられながらの追走となり、直線に向くと馬場の中から手応え以上の伸び見せて最後は上位2頭に迫ってコンマ1秒差の3着。再度、同舞台でペース慣れが見込める今回は更にパフォーマンスが上がってきそうな1頭です。

セイドアモールblast
5走前の中山戦ではチークピーシーズを着けて、揉まれない形で運んで3番手を行かせてガッチリと2番手を確保して3ハロン通過が34秒1のハイペースで勝ち馬に早目に来られる厳しい展開となりましたが、最後まで渋太く食い下がって3着を死守。次走もチークピーシーズ着用で挑みましたが、立ち上がった時にスタートを切られてしまい出遅れて軽く促して中団後方からの競馬となりました。3〜4角でソツなく立ち回って直線入り口で外に出すと前2頭を懸命に追いましたが、なかなか差が詰まらずに3着まで。前残りの展開でスタートの不利が響いた格好となりましたが、その後はゲート練習を行った効果で前走は好スタートを切り、逃げ馬のすぐ後ろの理想的な形で進めるも最後は勝ち馬の渋太さに屈しての2着となりました。2走前は内枠から好スタートを切って脚抜きの良い馬場で少し速い流れとなりましたが、道中の手応えは十分で先行勢の追い上げを退けるも勝ち馬の決め手に屈しての2着となり、近走は逃げなくても控える形で安定して走れており今回も安定して走れそうな1頭と言えますが、先頭に立つとソラを使う面があるため、2〜3着候補の1頭となります。

★土曜日
新潟2レース
ピチカートポルカkkkma
デビュー戦は530キロでさすがに太目が残っていましたが、行きっぷり良く先行して勝負どころでもしっかりとついて回って見せ場十分の内容で3着。直線では勝ち馬に引き離されてしまいましたが、それでも渋太く伸びて3着と確保できており、2戦目には1週前の追い切りでは水準以上の時計をマークして動きは素軽くなっており、稽古で目立たなかった初戦時より気配は着実に良化していましたが結果は3着。「ひと叩きされて素軽さが出て来ましたがまだビッシリとやっていませんからね。」と加藤調教師が話していましたがレースでは大外枠からの競馬で掛かり気味になっていたために内に入れる形を取りましたが3〜4角でスペースがなくなってしまい仕掛けが遅れてしまいました。直線では左手前に替えてから猛然と差を詰めての3着で、流れに乗り切れない中での結果となりました。3戦目の前走は直線の長い東京コースに替わりましたが結果は3戦連続となる3着。好位のポケットで進めて直線でも上手く進路を確保しましたが、追い出されてからもワンペースの走りとなっており、上位2頭に切れ負けする結構となりました。ワンパンチ足りないタイプだけに、小回りコースで初戦のように番手で立ち回れれば更に上位を期待できる1頭です。

新潟4レース
ブラックミーティア1nin
前走の福島1200m戦では押してハナを主張して超ハイのペースの逃げを敢行し、後続を引きつけて逃げて馬場を考えるとオーバー気味だったと言えますが思ったより踏ん張れていました。前走のスピードならここでも主導権を取れるそうです。新潟内1200mは3〜4角で息が入りやすく、3走前の福島1200の内容がからもここでは上位の存在と言えます。3走前の上位馬は結構勝ち上がっており、そのハイレベルメンバー相手にややハイペースでコントロールし、12.1 - 11.2 - 11.5 - 11.9 - 11.5 - 12.1のラップ推移で2列目から外に出して食らいついてL1の減速で差し込む形でクビ差の2着となりました。2走前の新潟1200m戦では完敗していますが、この馬は腰の嵌りが甘く、トモに疲れが溜まりやすいタイプのため、トモに疲れが溜まっていた2走前の新潟戦は度外視できます。本来は新潟1200mが合っているタイプだけに、逃げてレースを作って一脚の加速で出し抜ける事ができれば上位濃厚です。今回は久々を叩いた2戦目となるだけに、2走前とは違ったパフォーマンスが期待できます。

モメチョッタ(高配当の使者)
これまで福島戦では2,4,3,6,3着と安定して走れており、6着時は休み明けで仕上がっていない中での1戦だけに参考外の1戦と言えます。前走の福島では勝負どころで外から来られてかなり厳しいプレッシャーを受けていましたが、それでも抵抗して4角で先頭に立つ場面を見せ、そのまま粘りこみを図るも上位2頭には及ばず3着となりました。今回は叩き2戦目での福島戦となり、更にパフォーマンスを上げてきそうな1頭となります。

★土曜日
札幌3レース
シービークラーケン
前走は中6週の競馬でプラス14キロでの出走となりましたが、ゲートで遅れて後方からの競馬となり、外を回って砂を被らずに進めるも促しながらの追走でズブさを見せていました。最後は手応えの割りに渋太く伸びており、前走はまだ馬体が緩く映っただけに絞れてくる今回は大きくパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。

札幌
4レース
アセンダント
帰厩してから日が浅くて攻め量が少なかった2走前は前で運んだ馬が止まりませんでしたが、好位をうまく立ち回っての2着。押して好位を取ると逃げ馬の後ろでロス無く運び、4角でこれの外に出してからしっかりと伸びてきましたが勝ち馬が強すぎて差が詰まりませんでした。「気性が勝っていて、ひと息で走るので1200mが合いますね。馬も良くなっていますし、この先も崩れずにやれそうです。」と丹内騎手が話しており、叩かれた前走は外枠でも無理なく逃げて勝負どことでも余裕十分に見えましたが、直線に入ってから突き放せず、寸前まで先頭をキープしての2着となりました。この距離では安定して走れており、軽快なフットワークを見せているこの中間の動きからも今回も不安の無い1頭と言えます。

シシリエンヌ
初芝となった3走目前は「不器用なので積極的に行きました」との事で2着。スタートを決めて先手を取ると3着馬に内から並ばれるシーンがありながらも最後まで抜かせない根性を見せての2着で、その次走は1000m戦に使われて3着となりましたが、「返し馬で切れる感じが無かったので、忙しいのは分かっていましたが出していきました。この馬のベストは1200mなので、次回1200mならもっと楽に競馬が出来ると思います。そういった意味では内容は悪くなかったと言えます。」と斎藤騎手。前走は斎藤騎手の進言通りに1200m戦に使われましたが、初ブリンカーで押して先行するも外の馬とラチに挟まれる格好で窮屈になる場面がありました。直線で前が開いてからもジリっぽさがあり6着まで。前走は先手を奪えなかったとこが大きな敗因と言え、スムーズに先行できれば巻き返し濃厚の1頭と言えます。

札幌6レース
カガストロング
この馬は砂を被ると良くないタイプで、近2走の函館戦は内枠からの競馬となり砂を被ってスムーズさを欠いてしまい連続5着。2走前は押しても外の組が早くて砂を被る恰好となり3角で置かれていましたが、4角で外に出してからは盛り返していただけに、内枠が仇となった格好です。前走は砂を被って向正面でステッキが入っており、バラけて被らなくなってから盛り返しての5着となりました。砂を被ると走りのバランスが悪くなってしまうタイプだけに、外枠を引き当てれば一変の余地がある1頭と言えます。近3走が内枠からの競馬で3戦連続5着の内容からも、妙味が大きい1頭と言えます。

キタサンチャンドラ121
2走前の川崎では1.5倍の断然人気となるもソエでひと息はいった影響と1400mという忙しい距離が響いての2着。前走は押してハナを切り、向正面でペースを落として半マイル標から再びペースアップする流れに持ち込んで最後は勝ち馬とのマッチレースにわずかに及びませんでしたが3着以下には7馬身以上の差をつけており、今回は再度同じ条件でハナを切れるメンバー構成だけに順当勝ちと言える1頭です。坂スタートで大外からすっとハナを切れる点と、後半はロングスパートからL2最速11秒台に入れて3着以下を千切れているように長距離型で器用なタイプで、大崩れする可能性は低く、仮にL2最速が顕著になったとしても加速できる感じがあるため、この馬が軸となります。

札幌9レース
ショウナンマシェリ
前走の新潟戦ではアポロプリンセスに先着しましたが、この馬は器用さがないためにセーフティリードを作らないと勝ち切るのが難しいタイプで、前走もそういった感じで仕掛けていましたが上位2頭に及ばず、直線半ばで外から2頭に交わされての3着。今回も安定して走れそうですが、2〜3着候補の1頭となります。

テイエムソレイユg1
休養が明けてから3戦連続2着となり、再度休養を経た2走前からの成績も3、2着。3前走はペースが遅くなってしまい、「前に人気馬がいたので向正面で動いて行きました。先頭になってフワフワしてしまう面がありましたが、あのまま動かないよりはよかったと思います」と三浦騎手。この馬は先頭に立つとソラを使うタイプのため勝ち味に遅いタイプで2〜3着に取りこぼす競馬が多くなっています。4走前には珍しく進みが良くてスムーズに競馬が出来ていましたが、勝ち馬の良い目標になっての2着で、どういう展開でも最後は交わされてしまいます。今回も叩き3戦目で人気確実の1頭ですが、2〜3着つけで狙いたい1頭となります。