まとめ

過去ログ486 2015/7/16 17:59

★土曜日
函館10レース
アグリッパーバイオ
データ
前走は緩まず消耗戦となり、中盤で緩んだところで動く馬が多く展開。同馬は理想的な位置で競馬が出来ていましたが、最後は決めて勝負で分が悪く追い比べてひと踏ん張りが利かずに4着。ひと息入ってプラス12キロだったこともあい、叩かれた今回は連闘で上積みが見込める1頭です。

雨降り馬場だがまだ内が良い状況。先行馬が少ない少頭数だが、煽って出たミッキーデータが先導し、これまた出遅れたヒカルエリントンが2番手。最初のスタンド前以降はずっとハロン12秒5程度のペースでラップを刻むが、ジワリジワリと後ろの組が追い上げて3角過ぎでほぼ団子の状態。一度アグリッパーバイオが外から先頭に立ったところに、人気のサトノメサイアが一気に伸びて差し勝った。最後まで加速し所のない展開で、緩急こそなかったが事実上のバテ合いスタミナ戦。先行勢全バテで着差が大きく開いた。

ツクバアズマオー
芝は絶好だが時計掛かる差し馬場。最初は外枠のキングイマデショウとデルマサリーチャンが先導し、中盤でも息が入る流れ。向正面半ば過ぎからラガーギアチェンジが捲って一気に3角で先頭に立つ。しかしそれほどペース急変しなかったために好位からの脱落馬が少なかった。直線でキングイマデショウが挽回する所にハツガツオが抜け出し、人気のアドマイヤメテオとツクバアズマオーが最後に強襲。力不足の馬は4角で遅れて、地力勝負に近い格好になった。

内側4頭分は1周全て荒れた馬場。最内枠から先導するトーセンワープが今日はスローで逃げ、1列目も併走。引き付けて直線速い上がりでまとめる展開。しかしトーセンワープが案外粘れず、2番手3番手も急失速。直線決め手ある馬が多数ゴール前に殺到する大混戦。東京コース実績ある馬のワンツーだった。4着5着馬はスムーズなら次走見直し、時計的に僅差に走れていた8着馬まで要注意。

内ラチ沿いが枯れて差し有利、速い上がり必須の馬場。アメリカンダイナーが前走よりも僅かに早めのペースで大きく後続を離す逃げを打つ。3角から後続が迫りロングスパートに近い展開で、直線隊列が一変し差し馬が先行勢を飲み込む。リズム良く外を回して一番伸びたのがテスタメント。全体に少し速い時計の決着で、決め脚が必要な流れだった。


ピサノベッテル
後半4F勝負。馬場がこなれてきて差しの効く状況。勝ったホワイトエレガンスは最内をピッタリロスなく回れてきたことが何より大きかった。人気のピサノは最後方から大外を回して届かず。

緩まず消耗戦。中盤で緩んだところで動く馬が多く、4角では一番。勝ったヤマニンは内目でややゴチャ付いたが、狭い所を割って良く伸びた。2着のプレストも抜け出す脚は速く、実力は出せていた。

ギブアンドテイク
データ
7カ月の休み明けの前走は仮柵A→B移動後の週で馬場状態は絶好で、差し有利の高速馬場。それまで逃げてなかったラインカグラの逃げで、ペースが落ち着きかけた時に、向正面でマクベスバローズが一気に捲って出て急にペースアップする展開。先団がずっと追っ付け通しの展開になり、4コーナーでも馬群がバラけた差し争いにとなり、内をロスなく運べていたマローブルーが先頭に立ち、追い込み馬が殺到するのを凌いでの勝利となました。このレースは500万下条件にしてはかなりタイムが速くレベルの高い1戦でした。幾分太め残りで回ってくるだけにレースとなりましたが、休養前のレースではこのクラスでも勝ち負けしており、叩き2戦目で注意が必要な1頭です。

スロー気味で決め手も必要。降級馬が3頭いて1〜3着独占。特に勝ち馬の決め手が目立った内容。2、3着馬はソツなく回ってきた内容だが、降級馬の力は示した。

イレプレイスブル
向正面でも内を空けて走る状況でほぼ末期馬場。直線も外ラチ付近まで使っている。セオリーどおり大外から伸びてきた2着馬だが、積極策から勝ち馬が渋太さを発揮した。決め手で劣るが渋太いタイプを先行させた鞍上の手腕が光った一戦。

レッドルモンド
スローなのに縦長、上がり3F勝負。先に抜け出したスパーブデイを上がり33秒台を記録した2頭が捕まえた。ジュンツバサは前がポッカリ開いて、フジマサは外に持ち出したが、その差が響いたか。

スロー上がり3F勝負。決め手比べの中で上位4頭の脚色が目立っていたが、上手く内を割ったとはいえ、勝ち馬に関しては力が違ったか。2着馬にとっても相手が悪かっただけで確りした内容。

適度に荒れて差し有利馬場。少頭数の2歳オープン、道中攻めて動く馬がおらずスローの単騎逃げ。縦に長い隊列なのに途中で楽に息が入り、逃げ馬が速い上がりで粘る形。しかし坂上でレッドルモンドは脚色一杯、2番手のコスモナインボールが凌ぎ切った。後ろの人気勢がお互いにマークしすぎたか、脚を余した格好。さすがに勝ち馬の恵まれは否めない。

★土曜日
函館8レース
ディアゴッホ
データ
前走は乾いた馬場で内が有利な状況。初ブリンカーのダイワコンシードが速いダッシュで行ききり、4コーナーで4馬身以上リードを取るも、直線に向くとアラアラになってしまい2番手集団が一気に交わしていく展開。隊列が一変し、好位組の減量騎手同士の叩き合いとなって、最後は49キロオルフィークと51キロトウショウデュエルが同着。コンマ1秒差3着のディアゴッホは57kgを背負って並んでの叩き合いとなってしまったのが敗因と言えます。ディアゴッホは休み明けで速い時計が2本だけで、道中は終始突っ張るように走っていました。叩かれた今回は相当上積みが見込める1頭となります。

Hペース差し決着。1頭が大逃げの展開になり、差し馬の競馬。勝ったリッシンロケットはテンに行けなかったが、2着馬と同じ位置から併せながらasを伸ばせたことが大きかった。


タマモエスカルゴ
Hペース差し決着。1頭が大逃げの展開になり、差し馬の競馬。勝ったリッシンロケットはテンに行けなかったが、2着馬と同じ位置から併せながらasを伸ばせたことが大きかった。

乾いた馬場で内有利状況。初ブリンカーのダイワコンシードがダントツ速いダッシュで行ききり、4角で4馬身以上リードを築いた。しかし直線に向くとアラアラになってしまい、2番手集団が一気に交わしていく。隊列が一変し、好位組の減量騎手同士の叩き合いとなって、最後はオルフィークとトウショウデュエルが同着となった。3着ディアゴッホは57kgを背負って並んでの叩き合いとなってしまったのが敗因か。

ハクサンフレンチ
脚抜き良い稍重も乾きかけ。先手争いは結構熾烈になり、内枠のジョリーアップが追っ付け追っ付けで逃げる。先手を奪ってからは手応え楽になり、直線は余裕の手応えでさらに突き離す楽勝。2番手ウエスタンラムールの粘り腰でも差が詰まらず、かなり余力があった様子。勝ちタイムも優秀で、追走する側が脚色一緒になってしまう。

不良持久戦。前がやり合う展開になったが、勝ったロケットダッシュの体力が一枚上だった。2着のキャブレットは行き脚が付かなかったが、直線の脚色は1頭だけ際立っていた。

ビバワールド
脚抜き良い稍重も乾きかけ。先手争いは結構熾烈になり、内枠のジョリーアップが追っ付け追っ付けで逃げる。先手を奪ってからは手応え楽になり、直線は余裕の手応えでさらに突き離す楽勝。2番手ウエスタンラムールの粘り腰でも差が詰まらず、かなり余力があった様子。勝ちタイムも優秀で、追走する側が脚色一緒になってしまう。

★土曜日
函館7レース
ティーポイズン
データ
2走前の1000万下のレースは水が浮く超高速不良馬場。最初前に出ていたのはマルマロスでしたが、1周目スタンド前からジャストヴィークルが抑えながらも先頭に出て、どんどん引き離して逃げる展開。向正面半ばから2番手以下の集団が接近し始め、先頭のマルマロスが3コーナーで交わしたのを合図に後続もどんどん追っ付けて進出開始。ペースは楽にならず、ハイスピードのロングスパート勝負になり、地力で勝る勝ち馬がいいタイミングで動けて凌ぎ切りました。この距離のレースにしては速い上がりでまとめられた決着で、スピードがないと勝負になりませんでした。ティーポイズンは昇級初戦でしたが、勝ち馬からはコンマ4秒差の4着。時計が掛った方が良いタイプながらも健闘していました。降級戦の前走は未勝利勝ちを決めた舞台(骨折明け初戦で現在500万下クラスで3,2,2,3着と勝ち負けを演じているマッチレスヒーローを撃破)で、休み明け2着。このレースは最初のスタンド前でキャンバスが先手を確定させ、息を入れながら先導する流れ。向正面で捲ってくる馬がいたが、隊列が急変するほどではなく、好位組はそれを制しつつ大崩れせずに直線。捲ったタマモネイヴィーを含めた前4頭が後続を大きく引き離し始め、4頭の叩き合いから逃げたキャンバスがもうひと伸びして完封。ティーポイズンは久々の1700m戦だった事もあり、3コーナーでズブさを見せながら最後は差し返していました。前走で速い時計に対応できたのは大きな収穫で、叩き2戦目で再度1700m戦となる今回は勝ち負け濃厚です。

最初から鞭連打し外3番手、離れた2着浮上 脚長で腹ボテ。フックラ張り○。  中盤スパート早く逃げ馬圧勝。ズブいが力有


バイタルフォース
データ
2走前は水撒きで黒く湿って少し速い馬場。隊列が決まってから2コーナーでもそれほどペースが緩まず先団は固まったまま、速いラップを刻んで直線まで向くと、ラスト2Fは余力ある同馬とい勝ち馬が再度加速してデッドヒートの併せ馬。僅かに先に仕掛けて窮屈にならなかった分、ジョッセルフェルトに分があり、コンマ1秒差の2着に敗れました。3着馬には4馬身、4着馬には5馬身半、5着馬には10馬身の差をつけており、走破タイムも良くラストも中身良しで、上位2頭は素直に優秀な内容と評価でき、2着の同馬も勝ちに等しい内容でした。前走はパサパサに乾いたダートで馬場は標準。内枠のルミナスが押してチャップリンを振り切るように逃げましたが、速いタイムを刻んだのは最初だけで向正面はかなりペースが落ちる展開。3コーナー過ぎで一番馬群が凝縮しており、差し馬でも十分息が入る流れで、4コーナー前半下りから外捲り馬が進出し、最後は人気2頭の叩き合い。ラスト3Fのみが速い決め脚勝負となり、速力のない馬は付いていけず、3着以下はとんど横一線で隊列有利の差で残ったようなもの。バイタルフォースは前走より1秒半も遅い時計で2着に惜敗、遅い流れに付き合いすぎた印象です。

不良時計勝負。勝ったバイタルフォースは終始楽な手応えで完勝。未勝利戦にしてはかなり時計も速く、上のクラスでも十分通用する。2着のクロイツェルも直線での伸びは際立っており、これも力がある。


ワンダフルニュース
雨降り馬場で脚抜き良い状況。大外枠のサードグラッドが先手を主張し、ほぼ3歳勢が先団を固めそうだったが、出遅れてたブレーヴマンとモンサンアルビレオが一気に向正面で捲って隊列が突然入れ替わる。当然先手を奪い返してからは唐突にペースアップ、ロングスパート勝負に近いバテ合いに。外枠有力馬が4角で固まって直線に向き、ブレーヴマンは脚色怪しいながらも叩き合い5頭相手に凌ぎ切った格好。時計はそれほど速くはない。3歳馬同士の決着。

バイタルフォルム
人気のビックマウンテンがハナを奪うも、ペースを落としすぎてあっさり捲られる。勝ったメジャーステップは好位で捲りもやりすごし、展開が嵌まった形。