まとめ

過去ログ508 2015/7/29 10:24

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札幌11レース

ブランネージュ
この馬はポテンシャル戦でパフォーマンスを上げる馬ですが、それでも中山牝馬Sの内容はかなり物足りない1戦となりました。
今回は相手関係的に見てもかなり楽になりますが、この馬のベストパフォーマンスは勝ちも見えていた秋華賞であり、超高速の淀という条件が付きます。
フローラSも悪くありませんが少し時計が掛かっていたところでサングレアルに負けているので秋華賞との比較で見ても高速馬場の方が良いタイプだと言えます。
その点で札幌の洋芝1800m戦という舞台は微妙で、近走の内容が良くない点も割引材料です。
前走は適性外なので参考外と考えられますが、北斗特別の一戦や中山牝馬Sからも難しいように思えます。
あるていど人気しそうな馬だけに、洋芝でパフォーマンスを落とす可能性が高い今回は狙いづらい1頭です。


メイショウスザンナ
1800mという距離に関しては問題が無く、福島牝馬Sの内容的にも平均ペースでしっかりと最後まで脚を使ってきたという点でスピード面、ポテンシャル面の両面でこのメンバー構成なら普通に勝負になるレベルにある1頭です。
ただ、福島牝馬SにしてもターコイズSにしても基本的にはインでしっかりと溜めて減速戦で突っ込むという感じの競馬だったため、スロー気味から動いていくという競馬になった時には不安も生じます。
また、ポテンシャル戦でも3〜4コーナーで外々になってしまうとコーナーが緩く長めの札幌ではロスも大きくなります。
ただ、嵌れば勝ち切れるだけのポテンシャルを持っているのは確実で、理想は内枠を引いて単調な競馬となる展開です。
洋芝適性は未知数でもタフな馬場、時計がかかる馬場は問題ないだけに、相手関係から考えても嵌れば互角以上にやれていいように思えます。

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札幌11レース

レッドリヴェール
適性的な観点から見ても1800m以上には不安が多い馬で、特に秋華賞での伸びが物足りなかったというのはひっかかります。
ブランネージュには内容的にも完敗しており、この馬自身最内を立ち回ってL1までスムーズにヌーヴォを目標にできていた点を考えると、2000mでのポテンシャル勝負では足りないように思えます。
近2走は馬体重を見てもわかるように戻してきている感もあるので、この条件で札幌1800m、そこそこ流れるために極端なトップスピード戦にはならないこの馬としてはある程度力は出しやすい条件と考えられます。
距離に関しては秋以降は状態面もあったので決めつけは早計です。
この条件で今の状態でしっかりと力を出してどこまでやれるかには注目したい1頭です。
相手も昨年の豪華メンバーから考えると今年はかなり質が落ちているだけに、人気するなら期待値的には買いづらい1頭です。

フーラブライド
今回の札幌1800mという舞台は、ポテンシャルで押していくこの馬としては好勝負可能な条件と言えます。
札幌は非常にコーナーが緩く、コースにおけるコーナーの距離の割合が多いので、 外から捲って勝つというのはなかなか楽ではありません。
ただ、実力的には最上位なので多少ロスがあったとしても圏内には食い込んでもらわないと困る馬です。
開幕週の札幌の1800mということで、この辺りが不安材料となります。
今回のメンバー構成でスロー気味にコントロールして強いケイアイエレガントやスピードが要求されて強いキャトルフィーユといったレベルの馬はいないため、ここに入れば実力的には2枚は上と言えます。
ここは外から勝ちに行ってねじ伏せてほしいメンバー構成で、不安があるとすれば昨年の愛知杯がポテンシャル戦でイマイチだった点で、これまで中距離路線ではずっと先着していたキャトルフィーユに先着を許す形となりました。

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新潟11レース

ヘニーハウンド
馬場が超高速状態になれば怖い一頭。
開幕週なので時計は出やすい可能性が高いように思えますが、近年はバーチドレンを開催前に導入しており、馬場のクッション性を高めるために小さな穴を意図的に空けています。
これがどの程度の影響を及ぼすかにもよりますが、それでも昨年と同じと考えれば5月よりは時計が出やすくなる可能性は高くなります。
韋駄天Sが5月の最終週ということを考えると、雨でも降らない限りはパフォーマンスを上げてくる可能性が高い1頭と言えます。
休み明けは問題ない馬で、この馬の場合は馬場状態と展開が嵌るかどうかという一点に尽きます。
レース序盤は無理なく進め、半ばからしっかりとトップスピードに乗せることができればL1の減速での伸びは脅威です。
京都1200mも嵌れば強烈とはいえ基本的には最内で上手く立ち回ってL1でのバテ差し。
嵌れば強いというタイプの馬となるため、その点が新潟直線1000mでどうなるかというところです。
いずれにせよ超高速馬場でのトップスピードの持続力はここでも勝負になっていい武器になるため、怖い存在の1頭です。

ベルカント
軽い高速馬場だと10秒台半ばを連続してL1まで踏ん張るという競馬が適性的に合うかどうかという感じの1頭。
この馬の好走歴を見てもフィリーズレビューやスプリンターズSなどから、時計が少し掛かった方が良く、あまり極端に速いラップを要求されると辛くなってしまいます。
近2走ともにラップの淀み自体はある方で、この馬は1400m戦でスピードを活かしややハイ〜平均ペースでレースを作って一脚を使うタイプのイメージがあります。
1000m戦では主導するだけの高いスピードがあるかは疑問で、新潟1000m適性という観点では合わない可能性の方が高いように思えます。
ただ、雨が降れば別で、この馬自身小倉2歳S2着時も重馬場で、スプリンターズSでも良馬場発表でしたが雨が残っていた中で昼から雨が降っていて良とは思えないような馬場状態でした。
現時点ではミルコ騎手とこの条件で人気しそうな感じですが、超高速新潟1000で怖い馬が多数いる中では期待値的にも優先順位は低くなる一頭です。