まとめ

過去ログ509 2015/7/30 17:11

★土曜日・日曜日
札幌1レース
インジャスティス
ジュアンマリエ
ショウザイシンホー
ルミナスエレメント

札幌3レース
ジャコバイティズム
セイカアヴァンサ

札幌4レース
サトーリアス
デュアルフレイム
ラヴィダフェーリス

札幌6レース
ジュンファイトクン
ワンデイトウショウ

新潟1レース
タイガーヴォーグ
エゼノカムイ

新潟6レース
キールコネクション
タピゴン
ドリームキラリ
ヌーナ

日曜日
札幌2レース
ラッキーダン
モンサンナシーラ

札幌3レース
ヒロノカマオレ
ハヤブサゲッツ
キクノステラ

新潟1レース
ブレイブスマッシュ
ギンゴー
アストラエンブレム
ロードインスパイア

新潟3レース
ティースワロ
ラックアサイン
ドラゴンハピネス

★日曜日 共通
新潟11レース

サフィロス
3歳世代の短距離路線ではトップクラスの1頭ですが、ゲートが安定しない点がネックとなります。
ただ、この馬の場合はコントロールで苦労している印象があるため、1000mでついていく意識を必然的に持たざるを得ない今回は乗りやすいように思えます。
前走でも後傾の競馬に高いレベルで対応できており、ハイペースバランスとはいえ緩みからの再加速という競馬でまともなら突き抜けていたカンナSから見ても素材としては期待が持てます。
新潟1000にも一定の対応はできそうなタイプで、少なくとも単調なスプリンターではない上でトップスピードの質、持続力ともに高い1頭です。
京王杯は位置取りの差が響き、前に行ける状況で怖がったのが大きい1戦でした。
ここがフォローできればパフォーマンスを上げてくる可能性もあり、後は強敵が揃った今回の力関係となります。
今回は半年以上の休み明けであるという点がポイントですが、トップスピードに乗せやすい馬でスピードに乗ってからも長く脚を使ってこれるので、期待の方が大きい1頭です。

フレイムヘイロー
今回の時計は5月に比べれば出やすく、新潟1000mの特性からも極端なハイペースにはまずならないので、余力を残しながら後半トップスピードを引き出してL1で食い込むというこの馬の適性からは韋駄天Sと同様に良い舞台だと言えます。
ただ、韋駄天S時は53kgで、これが3kg増で56kgになるというのは斤量が影響しやすい新潟の1000mでは良い材料とは言えません。
もう一点は開催時期の差があり、開幕週の新潟で、前回は最終週。
前走はL1でのバテ差しが幾らか利きやすい条件だったのに対し、今回は時計が出やすく前も幾らか落としにくくなります。
基本的にはバテ差し馬でこの条件で前目を取るのは難しい事から、この辺りをどう判断するかがカギとなります。
前走の大敗で人気を落とせば妙味は生じますが、条件から考えれば逆転される可能性の方が高いように思えます。

アースソニック
前走の様に適性外の中で一定のパフォーマンスを見せてきたのは評価でき、韋駄天Sでも昨年のアイビスSDで敗れているセイコーライコウを問題としない内容。
ハンデ差やレースの内容から考えると今回の韋駄天S組では一番評価をしたい1頭です。
トップスピードの持続力に関しては元々高いレベルにあり、クロフネ産駒らしい前半無理をせず後半切れる脚を維持するという後半型になるため、新潟1000m適性は当然高いはずです。
韋駄天Sは最終週での競馬でもあり、この馬はも時計が出る馬場の方が適性的には高いため、その点も含めてフレイムヘイローとは逆に好転する条件が多いように思えます。

★日曜日 研究
札幌11レース

フーラブライド
1800m重賞の中山牝馬Sを勝っているなど重賞2勝に、混合重賞である日経新春杯2年連続好走と、このメンバーでは実績最上位の1頭です。
この馬は後半のポテンシャル勝負や、トップスピードの持続戦のどちらにも対応できる馬で、この条件の牝馬限定戦なら大崩れの可能性が極めて低い1頭です。

昨年の中山牝馬Sは内ラチ側の3頭分はボロボロに悪化しており、この馬場にしては前半のペースも速め、ほぼペース緩まずのスタミナ消耗戦となりました。
外差し優位の状況で上位2着同着になった2頭は、外枠を引いて馬場の良い部分を選んで通れた強みがありましたが、勝ったフーラブライドは内枠から馬群の外を回していて、後半もずっと良い大外を通していました。
ラップで見ると12.2 - 12.0 - 12.0 - 11.7 - 12.4という流れで一脚を使っていますが基本的にはポテンシャル勝負戦と言えます。
キャトルもアロマティコも1800のポテンシャル勝負でかなり強いキャトルフィーユや、アロマティコを撃破しており、牝馬路線ではGIを狙えるだけの能力があるのは間違いありません。

この馬がGT級の能力を持っていながらGTを勝てない理由はこの馬の適性にあり、牝馬GIで問われる適性がこの馬に合わないというという点が考えられます。エリザベス女王杯はL1でも落ちないぐらいのスローからのトップスピード戦になっており、ポテンシャル面がそれほど問われません。
ポテンシャルタイプでトップスピードの質だけで勝負する馬ではないこの馬としてはどうしてもキレ負けしてしまいます。
日系新春杯はどちらもトップスピードをある程度要求されましたが、L1は落ち込んでいるように脚を出し切って良さが出る馬なのは確かです。
また、トップスピード戦になるとパフォーマンスを上げる馬が多く、エリザベス女王杯では総合力を持っていたラキシスやヌーヴォレコルトに出し抜かれており、この馬としては総合力での物足りなさがネックとなります。
この馬自身が牝馬路線で最上位の1頭であることは間違いなく、ポテンシャル戦濃厚のここは勝ち負けが期待できる1頭です。