まとめ

過去ログ514 2015/7/30 22:44

★土曜日
札幌1レース
インジャスティス
新馬戦はシャドウアプローチと対戦してコンマ6秒離されての4着となりました。こちらはスタートも良く、好位で上手く立ち回れていただけに、スムーズさを欠いたシャドウアプローチに対して3馬身離された事を考えると、前回の結果も力通りと言えます。
前走は時計が掛かる消耗戦馬場で、出遅れ多数。
最初は外枠の馬が優勢でしたが、出遅れた最内ドエライナーが押して押して挽回し先手に。
3枠2頭が併走してそれほどペースも速くはなりませんでしたが、追走でズルズル下がる馬がどんどん増えて、馬群の外を押し上げる馬も少ない展開。
結果、直線はその併走状態のまま先頭が粘り込んで、脚色一緒になってしまいかなり平凡な前残り決着となりました。
ここではシャドウアプローチが勝利し、同馬は4馬身離されての3着となりました。


ジュアンマリエ
新馬戦は硬い馬場でミドルペースの持久戦。
レース序盤で2頭が競ったことで、新馬にしてはペースが流れ、上がりも掛かって体力勝負にも近い内容となりました。追い切りでは時計が詰まって来ずに体力的な不安点がありましたが、レースでは3番手から理想的な競馬で2着。
2戦目の前走は幕週で内有利な馬場状態となり、ミドルペースの持久戦となりました。
2歳戦でもあまりスローという程ではなく、終始12秒台前半が続く淡々とした流れで脚が続いたかどうかの差で3着。
他馬が動いた4コーナーで、前と後ろの馬がバテてしまい、そこで待たされるロスがありましたが、直線でエンジンがかかると良い脚を使って伸びていました。
小回りコースにも対応出来ており、スムーズなら上位可能な1頭です。


ショウザイシンホー
新馬戦は1コーナーで隊列が決まってゴールまでそのままの展開。
極端に遅い流れで後続の出番はなく、2番手からマイペースで先行し、勝負どころでは勝ち馬に早目に並びかけましたが追い比べて見劣ってしまい2馬身半差の3着となりました。
この中間は引き締まった馬体を見せており、上積みは大きく見込めそうな1頭です。


ルミナスエレメント
新馬戦は良好で時計の出る馬場状態。
スローの上がり勝負で直線スピードに乗れたのが上位2頭のみで、勝ち馬からコンマ3秒差の2着となりました。
前走を見る限りでは攻め馬通りのワンペースな走りだったため、今回の距離延長はプラスとなりそうです。
初戦ではフワフワして3コーナーでは頭を上げたり、3~4コーナーでは外に張り気味に走っていたりかなり若さを見せていました。
2戦目で慣れが見込める今回は上積みも見込めますが、この馬はトビが大きく気性が前向き過ぎるところがあります。
そのため、初戦では『前に馬を置いて走らせる』というレースプランを用意していましたが、小回りコースでは外枠に入ってしまうと掛る恐れがあり、内枠に入ってしまうと大トビだけにエンジンがかかる頃には短い直線で手遅れになってしまいます。

★土曜日
札幌3レース
ジャコバイティズム
前走は福島のダート1700m戦で3着となった同馬。前走時は乾いて前内が有利な馬場状態で、内枠のエンカウンターが出鞭入れて先手も、2コーナーで外からスプリングアースとサノタイクーンが並んでペースが落ちない展開となりました。
全く緩めていないにも関わらず、向正面で捲り集団が迫ってきて隊列が入れ替わり、その中から減量騎手騎乗のアクティブボスが先頭に並んで直線へ。
エンカウンターは外に張る気配見せましたが立て直し、最後アクティブボスとの競り合いを凌いでの勝利となりました。
全馬ほぼバテて脚色が止まる流れで、最後離れた3着に展開が向いてジャコバイティズムが入線する格好となりました。


セイカアヴァンサ
前走の東京ダート2100m戦は道中一貫ペースでスタミナ必要なバテ合い。
この流れで脚が続いているのは実質上位3頭だけでしたが、それぞれに着差が開いており、同馬は勝ち馬から3馬身差の2着となりました。
時計も速めで、スタミナ面だけでなく、時計性能の面でも力量さが大きかった1戦です。
2走前は軽めの馬場でHペースの離し逃げ展開でバテ合い。
主張する馬はいましたが、勝ち馬が1コーナーで制し、そのまま離し逃げに持ち込む展開。
セイカアンヴァサは行きっぷり良く好位集団の外目を追走し、アニジャードの捲りをやり過ごして人気馬をマークするように進出開始。
直線では一完歩ずつ差を詰めましたが、勝ち馬にクビ差迫ったところがゴールとなり2着。
東京2100mコースなら大崩れの可能性が低い1頭です。

この馬はペースが速くなるとついて行かないズルさを見せるため、札幌2400mはプラスと言えます。
今回の札幌ダート2400m戦は、スタート直後からの3ハロンと、続く3ハロンのペースはほぼ同じですが、函館ダート2400mよりもそれぞれ1秒時計がかかる傾向にあります。
その分、ラスト3ハロンの時計が速くなりますが、前半が速いとついて行けないこの馬にとっては良い条件と言えます。

★土曜日
札幌6レース
ジュンファイトクン
5走前は雨影響で柔らかい馬場状態で、平均ペースで2頭が離して逃げる展開。
同馬は出遅れてしまい後方からの競馬となりましたが、ラスト500mあたりで追い出しを開始し、直線は外に進路を取って懸命に脚を伸ばすも僅かに及ばず2着となりました。
3、4走前は2400m戦に使われて4,3着。2走前は1ハロン短縮しての2200m戦となりましたが3着。
3~4コーナーで少しゴチャついてしまい上手く捌けていませんでした。
ここで相対的に位置取りが悪くなってしまい直線に向いてもスペースが無く、バラけてから伸びていただけにもったいない競馬となりました。

前走の福島2600mは荒れ始めていましたが先行有利で外差し不発の馬場状態。
外枠各馬が良いスタートで、サウスポールツアーがかなりペースを落として逃げる展開となり、スタンド前はほとんど一団。
2コーナーから最後尾に居たウインスペクトルの捲りに対応する形で、ジュンファイトクンが先頭に立つも、前半に楽していた分、そこから一気のロングスパート勝負になり替わり、他の馬は徐々に引き離され、最後は上位人気馬が直線で生き残る形となり、ゴール前でウインスペクトルが先頭に変わり、1馬身1/4差の2着となりました。
中1、2,1,2,1,1週後の中1週でのレースとなり、しかも走ったコースは、京都→京都→京都→阪神→中京→福島→札幌とハードスケジュールで使われています。
長く脚を使える点は札幌コースでは強みですが、状態面の上積みは見込めず、初めての洋芝で惨敗の可能性も考えられます。


ワンディトウショウ
放牧でソエが固まった前走は福島でいきなり2着。
向正面で捲りが入り、後半4F勝負となり先行勢には厳しい流れで、後方待機組に展開が向いた1戦だけに大きな評価はできません。
最後は抜け出してソラを使う面も見せていただけに、勝ち切るのが難しそうな1頭です。