まとめ

過去ログ515 2015/7/30 23:18

★日曜日
札幌2レース
ラッキーダン
3走前は乾きかけの馬場で砂煙が上がる水準の馬場状態。
スタート直後の先行争いはみな追い通しで、その中から内目のウエスタンラムールが3コーナーで先手に。コーナーで1馬身ほどリードし他の併走馬が劣勢となり、直線何とかスピードを繋げて粘り込む格好。
差し馬の逆転もなく、ラッキーダンはハコ内追走でロスの無い競馬で2着。
2走前は脚抜き良い稍重馬場で、少頭数でしたが最初のテン争いは6頭ほどが雁行状態となり、熾烈な争いから先手を奪ったのは外枠のクリノリーソクツモ。
行き切った後は手応えずっと楽で、直線向いても独走状態となり、好タイムで突き離す完勝となりました。付いて回った組は最初に厳しく脚使わせたこともあってどんどん脱落し、ワンテンポ遅れて差しに回ったゼクトが直線で2番手に浮上。
ラッキーダンはスタートの1完歩目が遅く、押して先行集団の馬群の中に入り、4コーナーで外に出しましたが直線では前と脚色が同じになってしまい4着。
連闘で挑んだ前走は勝ったディーエスカクタスが平均ペースの逃げを打ち、そのまま押し切る格好。
このレースは外目の枠でロスもあり、勝ちに行く競馬をして最後は2着馬にさされての3着となりました。


モンサンナシーラ
2走前はハイペースの差し決着で3着。前に行った2頭が競り合い、その1列後ろにいた馬に展開が向いた流れ。初めての1000m戦ということもあり、行き脚がつきませんでしたが、これまで見せていた詰めの甘さが見られずラストはしっかりとした脚を見せてジワジワと伸びていました。1000mが合っている印象で距離2戦目で連闘で挑んだ前走は出遅れてしまい4着。
重馬場という馬場を思えば時計は速くなく、前に行けただけで有利な状況でした。
今回は3連闘となり、ローテーション的に不安があります。

★土曜日
新潟6レース
キールコネクション
2走前は脚抜き良い馬場でロングスパート戦となる時計勝負の1戦で4着。
ペースアップが早く、持続力要求度の高いレースとなり、それでいて馬場の影響もあり時計が速い決着となりました。
前走は脚抜き良い重で外差し優勢の馬場。
好スタートを決めた初ダートのクールエイジアが先手を取り、他にも積極的に絡んでいく馬が多くペースはなかなか緩まない展開となりました。
隊列こそ縦に長くなりましたが、後ろは出遅れた馬で先団はずっとひと塊のまま速いペースで流れていました。
3コーナー過ぎから徐々に脱落馬が出始め、捲り接近の馬も直線で止まってしまい、逃げたクールエイジアは脚取り確りではないものの一杯に振り切り、追走に脚を使って他馬がバテてしまう流れを押しきっての勝利となりました。
キールコネクションは好位でロスなく立ち回っての2着。

タピゴン
前走の東京ダート1400m戦は表面だけ湿り気があり、脚抜きの良い良馬場でやや前残り傾向。
レース序盤の入りはかなりゆったりしていて、抑え切れない手応えで外枠の馬が捲り気味に3コーナーで先頭に立つ展開。
ラテラスとリミットブレイクが一騎打ちの体勢のまま直線に向き、ラテラスがそのままペースダウンすることなく振り切って好タイム勝ち。
道中一切ペースが落ち込む箇所がなく、一貫したラップで凌ぎ切った勝ち馬は大きく評価できます。
前が潰れる余地が全くなかった展開なので、後ろで待っていた同馬は仕掛け所がない1戦となりました。
2走前の東京ダート1600m戦は湿って脚抜き良く上がり脚優位の馬場状態。
レース序盤に4頭が並んでペースが速くなり、コーナー進入からペースを落とすものの4コーナーで馬群が横一線となる展開。
外を回した差し馬の勢いが良く、逃げ馬筆頭に1列目の馬は全く抵抗できず、脚を溜めて競馬できるセンスのある馬に流れが向いた1戦となりました。
3着タピゴンは序盤挟まれる不利を挽回して外を回すロスがあり、それでいて勝ち馬からはコンマ1秒差だっただけに、東京コースでは高いパフォーマンスを見せている1頭です。
本来は次回の東京開催まで待つ予定だっただけに、小回りの札幌コースで使われるのは疑問です。


ドリームキラリ
前走は湿った馬場で向正面で捲りが入ってペースアップし、それでも逃げ馬が渋太く後続を突き放すも、勝ち馬だけがこれを捕まえた格好となりました。
ドリームキラリはパドックの時点で周回を重ねる毎にテンションが上がっており、レース前の消耗が大きかったように思えます。
レースでは内に上手く潜り込みましたが、向正面からは気合をつけ通しでバテずに流れ込みのが精一杯でした。
最後は2走前と同じように外に張る面を見せていただけに、現状はスンナリした形が理想と言えます。


ヌーナ
この馬は怖がりなタイプなため、2走前の芝のレースではスタートから出して行く競馬をしていましたが、それが裏目に出てしまいムキになって道中で消耗してしまい14着に大敗。
前走はダートに使われてジックリと構える競馬。
乾いて前が有利でスピード必須の馬場状態となり、逃馬も追っ付けてそれを2番手以下がつつく流れとなりました。
向正面でも緩められないままで、3コーナーから先団がみな追っ付け通しの追走となり、上手く内に潜りこんでロスなく立ち回れたクワッドアクセルの勝利。
本来は差し馬向きの流れだったため、好位で踏ん張れた同馬は評価が必要です。
初ダートで砂を被ってもの問題とせず、外に出すのに手間取っていただけに、スムーズならここもチャンス十分の1頭です。

★土曜日
新潟1レース
タイガーヴォーグ
新馬戦は時計が遅い低レベル戦で2着となりました。
前半こそ追って出していく馬が多かった分、速めの流れになっていましたが、直線では脚を使えている馬は1、2着馬くらいで、それも他が伸びてない分もあり、上がりは平凡なものでした。
時計的にもかなり遅いため、大きな評価はできません。


カゼノカムイ
初戦は芝でハナを切るスピードを見せて9着となりましたが、2戦目の前走はダートに使われて6番人気ながらも3着に健闘。
このレースはテン争いが激しくなりハイペースの消耗戦となりました。
各馬が押しての先行争いで隊列も前掛かりとなり、消耗戦の形になっても、差して来れた馬は同馬だけでした。
前走は1150mだったため、押っつけ押っつけでしたが、3分3厘から追い上げ態勢に入り、外から直線一気で最速の上がりでダート適性を示しました。
逃げ・差しの競馬でレースの幅が広い1頭と言えます。