まとめ

過去ログ518 2015/8/4 11:21

★日曜日 1鞍
新潟11レース

ゴールデンバローズ
ヒヤシンスSはかなり強烈なパフォーマンスを見せており、このレースは例年通り積極的に行く馬多数でペースもそれなりに速くなり、中盤が全く緩まない厳しい争い。
最初に不利があって後退していたゴールデンバローズが一気の脚で差し切り、最後は余裕で3馬身差をつける大楽勝。ペースバランスで見ると47.7-49.4とハイペースから12.2 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 12.3と12秒前半を連続させる流れとなり、最後までバテない単調なポテンシャルが問われました。
3〜4コーナーでもそこまで緩まず、直線序盤で追い出されても反応はイマイチでしたが、L2で好位列に取り付くと、L1で一気に突き抜けての完勝となりました。走破時計も非常に優秀でフェブラリーSが1:36.3ということで単純比較ならコンマ8秒差は相当評価できます。
衝撃だったのは東京マイルの未勝利で、内外で5頭以上の馬が追っ付けて先手争いするも、ゴールデンバローズのスピードがそれらをさらに凌いで3コーナーで先頭。前半3F34秒5は未勝利戦にしては明らかに速すぎで、4コーナー通過時は大半の馬が追っ付け通しの格好。ゴールデンバローズは最後まで鞭を入れてビッシリ追われて、2歳ダート1600mの記録を大幅更新しました。3走前の500万下は中弛みが激しく再加速の流れ。後ろからの競馬でしたが、徐々に好位に押し上げていく形で進めて3〜4コーナーでは緩んだところで取り付いて2列目外から前を向いて直線。直線序盤で早めに並びかけ、L1できっちり突き抜けての完勝。雪と不凍液が混ざって粘っこい道悪だったとはいえかなりの好時計で走っており、内容としては強烈で、単調な競馬をしていないという点がこの馬の底知れない能力を示しています。

ユニコーンSの敗因はドバイ帰りの影響もあったのでなかなか判断は難しい1戦です。
ペースバランスはヒヤシンスS以上にハイペースのバランスで、12.3 - 12.1 - 12.1 - 12.1 - 12.8と道中も12秒台を連続させてL1は明確に落ちていました。
外枠から出て中団からの競馬となり、そこからリカバーしながらというところで3コーナー手前ブレーキを掛ける感じになってまた外というスムーズさを欠く競馬でした。
3〜4コーナーでも外々をかなりロスを作りながら進め、4コーナー出口で手が動いて鞭も入って直線に入ると、先頭列から離れた2列目で食らいつくぐらいの脚は見せましたが最後までなかなか差を詰められずに4着。
このレースは非常にロスが多く、3〜4コーナー外は流れ的に仕方ないとしても3コーナー手前のモタつきはこれだけ速い流れなら体力的な消耗も激しく、その割に下げてしまったしというのは大きなロスだったと言えます。

ドバイでは強い競馬をしており、勝ちに行く形で最後は甘くなりましたが勝ち馬が強すぎた1戦でした。
ハイペースの流れを先行し、そこから早めに先頭に立ってという形でしたが、この流れで勝ち馬が圧倒的過ぎて苦しくなってしまいました。
ただ、先行して最後まで残っていたという点では高く評価でき、UAEダービーはダートスタートでしたが上手くスタートを切れており、これは新潟1800m戦を考えるうえではプラス材料と言えます。

★日曜日 研究
小倉11レース

小倉記念過去10年のラップデータ

前後半差1秒以上のハイペースは3度ありますが、基本的には平均的なラップで1分59秒台までの決着となってぎます。

このレースはトップスピードの質を問われるケースはほとんど無く、13年の11.3秒が最速ラップとなります。
過去10年で見れば11.5秒前後となっており、淀みない流れからのコーナーでの加速、ポテンシャル戦になりやすい傾向となっています。
向正面でもほぼ淀みなく進み、良馬場では過去12秒台半ばを2コーナー以降で刻んだことは無いので基本的には緩む事は無いと考えてよさそうです
基本的にこのレースはポテンシャル戦となります。

昨年は雨の影響もありましたが、メイショウナルトが勝った13年は前がかなり引っ張って進めていながらも3コーナーでメイショウナルトが先頭に立ってそのまま4コーナーで速いラップを刻んで出し抜く競馬を展開して勝利しています。
先週の馬場を見ると、日曜の佐世保Sは淀みない一貫ペースながらギリギリ7秒台の決着。
例年に比べると時計が出にくくなっている事は明白で、速いラップも刻みにくく、ハイペースになっても時計が出ない傾向となっています。
今年は馬場が重くなるのでラスト1ハロンのラップはかなり落ちてくる可能性が高いため、走破時計がこれまでよりも1秒近く落ちる競馬になるように思えます。

開幕週の先週はスピードを持ったポテンシャルタイプのバテ差しが目立っていましたが、今週は例年以上に前半のスピード面の比重が要求され、そこから最後までばてずに食い込んでくるポテンシャル面が問われそうです。

★日曜日 見解
新潟11レース

第7回レパードS(G3)
2009年に新設された重賞で、今年で7回目となります。
過去6年間のデータより・・・

1番人気 (4-0-2-0)
2番人気 (2-1-1-2)
3番人気 (0-2-0-4)
4番人気 (0-1-0-5)
5番人気 (0-0-0-6)
6番人気 (0-1-0-5)
7〜9人 (0-1-2-15)
10人以下(0-0-1-32)

1〜2番人気は堅実で(6-1-3-2)。
単勝オッズ4倍未満なら(5-1-2-0)複勝率100.0%となっている。

前走データ
ジャパンダートダービー(3-1-2-7)
ユニコーンS(1-0-0-3)
関東オークス(0-0-0-4)
ラジオNIKKEI賞(0-0-0-2)
青葉賞(0-0-0-1)
1000万下(2-4-3-26)
500万下(0-1-0-16)

ローテ別では、ジャパンダートダービー、ユニコーンS、1000万下が好走。
前走条件戦だった馬は、前走3番人気以下では(0-1-0-24)と苦戦しており、前走で2番人気以内が条件と言える。