まとめ

過去ログ519 2015/8/4 16:43

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新潟11レース

カラパナビーチ
この馬にとっての新潟1800m戦は適性的には良く、特に加古川特別で見せているように48秒台である程度の流れを誘導しながらスピードをコントロールして要所で加速ができたというのは3〜4コーナーでラップが落ち込みやすい新潟コースでは大きなアドバンテージとなります。
ある程度のペースからの一脚があるというのは適性的に大きく、その上で前走の様に完全にスローに振れた場合はトップスピードの持続力でエクストラゴールドを退けている点もプラス材料です。
後半の要素を削がれずに進められるスピードの幅は広いタイプで、前半を溜めて後半の良さに繋げることもできているという点では面白い1頭だと言えます。
ただ、今年の新潟ダートはかなり時計が掛かっており、例年このコースではL2再加速が起こりやすい傾向にありましたが、今年はL2で再加速になっても度合いが小さく、L1で結構落ち込んでいる傾向となっています。
例年に比べると出し抜きが少し利きにくい馬場状態となっており、先週のような馬場状態になってしまうと適性面でのアドバンテージが活かせなくなってしまいます。
今回はメンバー的に逃げられる可能性は低く、馬群の中からの競馬になってしまうと伏竜Sで良さが出せていませんでした。
近走の内容は要所の反応を活かす形で上げてきているため、理想は雨が降って軽いダートになる事です。

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新潟11レース

ノボバカラ
この馬は高いスピードでペース全体を引き上げて後続に後半の余力を与えさせない競馬が理想です。
淀みなく進めたユニコーンSのような展開は、この馬にとっては理想的で、そういう競馬では現3歳世代の中でも一番強いように思えます。
今回の新潟1800m戦はこの馬には合わないイメージがあり、新潟コース形態がその理由です。
東京1600m戦の場合はハイレベルで厳しい流れになると2〜3秒のハイで淀みなく最後までスピードで押し切るという競馬が狙えるケースもありますが、新潟の1800m戦ではコーナーが急になるためスピードをそのまま殺さずに刻み切るというのが難しくなります。
新潟において重要なのはペースをコントロールせざるを得ないため、そこからもう一度トップギアに入れられるかどうか、という点です。
この能力はこれまでのレースでこの馬は見せておらず、ユニコーンSの激走は淀みがほとんどない流れだったからできたと言えます。
ただ、今年の夏の新潟はダートも時計が掛かっているのはこの馬にとって良い材料で、外枠を引いて単調な競馬に持ち込めればチャンスは残されています。
能力的が非常高い一頭ですが、適性面で今回は軽視したい1頭です。

アルタイル
1800mで高いスピードを活かしてコントロールし、要所で動けるギアチェンジ能力を持ちつつもトップスピードの質、持続力という点でも高いレベルで見せてきている1頭。
この世代の中で一番ホッコータルマエに近い馬はこれかなという印象で総合力タイプの1頭と言えます。
適性的に新潟1800mがマッチしている可能性は高く、この馬の場合ホワイトフーガ戦でも見せていますがダートスタートの方が行き脚が速くなっています。
近2走は距離延長もありましたが、それでも芝スタートになるとそこまで主導権を握れる感じではありませんでした。
それが今回はダートスタートで距離も延長し、ば2列目までには余裕でつけられるメンバー構成となります。
スピードがコントロールでき、要所の反応も良いタイプで、他の馬に比べても加速地点で動けているこの馬はやはり新潟では評価したい1頭です。
スピードを活かしつつ要所で動ける馬ならこの馬。

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新潟11レース

ゴールデンバローズ
この馬最大の武器はポテンシャルで、ヒヤシンスSではあれだけ苦しい展開、スピードも非常に高いレベルで要求されながらL1までばてずに伸びていたというのはかなり優秀なパフォーマンスだったと言えます。
ヒヤシンスSは序盤のロスもあり、47秒を切る速いペースでスピードもかなり問われました。
今回は新潟の1800m戦になるため、前走ほど極端なハイペースという形にはなりにくく、これはこの馬にとって良い材料だと言えます。
今回はドバイ帰りのユニコーンSから間隔をとって立て直しており、後は新潟1800mらしい競馬にならないかどうかだけです。
この馬はどう見ても動き出しの段階では良さが見せられておらず、UAEダービーみたいに完全な消耗戦減速ラップならともかく、新潟1800m戦ではどうしても3〜4コーナーでの減速から4コーナー出口での加速が問われます。
この馬はポテンシャル特化型なため、ロングスパート戦に持ち込みにくい新潟の1800m戦が良い方に転ぶかは微妙なところです。
ただ、先週のダートを見る限りは時計が掛かっており、この点はプラス材料です。
例年このレースはL2で再加速、L1も落ちにくい傾向が強く出ていましたが、今年はダートが重く、それだけ再加速の度合いも小さくなり、L1の減速の度合いも大きくなることが予想されます。
この馬としては3コーナーから直線入りまでの辺りをフラットなラップで進めたいタイプだけに先週のような馬場ならチャンス十分です。
散水作業をするかしないかで決定的に違ってくるため、器用さを要求される軽いダートに変わってしまうと厳しい1戦となりそうです。
厳しい流れでこその馬だけに、ラップに緩急なく後半ポテンシャルを引き出し切れる競馬が理想です。

クロスクリーガー
新潟1800適性は非常に高い可能性があつ1頭。
最低限のスピードを持っており、そこからしっかりと動きたいタイミングで動ける機動力は3〜4コーナーで減速傾向になり、4コーナー出口から直線入りでスッと加速しないといけない新潟1800m戦とはマッチした適性を持っていると言えます。
ただ、ヒヤシンスSではペースが上がって後半の良さが削がれているだけに、ゴールデンバローズとは逆のタイプと言えます。
また、JDDではロングスパート戦になったこともありますが、それでも大井の馬場状態を考えるとあの程度のペース、ラップでL2で加速しきれなかった事から、2000mが長かったように思えます。
条件的には良い1頭ですが、今年は新潟ダートは小倉と違って時計が少し掛かっている印象があるだけに、ダートの場合も散水するケースがあるので当日までしっかりと馬場を見極めたいところです。
先週の傾向通りだとこの馬としてはあまり歓迎できません。
理想はラップにしっかりと緩急をつける競馬で、ペースバランス的にも前掛かりになると後半の良さを削がれているこ傾向からも楽でありません。
高速馬場が望ましいしタイプだけに、雨が降るか、散水して欲しいところです。
適性的な不安はありませんが、前走の内容で過剰人気になるようなら妙味が少ない1頭となります。