まとめ

過去ログ533 2015/8/14 9:01

★土曜日
新潟10レース
マイネオーラム
かなりの猛暑。馬場は荒れてるが前有利、外差し厳しい状況。内から押してアンシャックルドが主張、2角でペースダウンした時に最後尾にいたラスヴェンチュラスが一気に大捲りし、展開・隊列が一変。3コーナー以降も隊列もめまぐるしく入れ替わり、直線でさらに差し馬が殺到。最後は捲ったラスヴェンチュラスも脱落、後方にいて直線最内を突いたタブレットピーシーが差し勝った。上下動の非常に大きいラップになり、コーナーでロスなく内を回っていた馬がワンツースリー。揺さぶられる展開で馬群の外を回ってた馬は直線で脚をなくしていた。

雨上がり馬場で若干下が緩い。外枠各馬の行き脚が良くて、ヤヤラーラが結構序盤からいいペースで飛ばす。馬場が緩いことを考えると結構速いラップ。途中でそれをブリリアントアスクが捲って接近、コスモミレネールも前に出ようと構えてるのでペースが落ちず。直線に向いて差し馬が盛り返してきて隊列が一変、先行3頭がみなバテて有力差し馬がジワジワ伸びてくる。いいポジションで立ち回れたカレンケカリーナが、最後マイネオーラムの抵抗を振り切って完勝。隊列が縦に伸び上がりが掛かる流れになって、この条件得意と言うタイプが勝ち負けした。

レッドオリヴィア
データ
前走は雨の影響で良馬場発表ながらも柔らかい馬場状態。スローで後半4Fが全て11秒台の上がり勝負で、番手から勝ち馬が早々に先頭に立って後続を寄せつけなかった1戦です。レッドオリヴィアはスタートから促して3列目の内にポジションを取り、2着馬と横並びで追走してこちらは4コーナーで内を突いてコーナーワークで差を詰めていました。直線は4着馬を内から交わして3着に浮上し、55キロでもしっかりと走れた点は評価出来ます。準オープンでも勝ち負け出来ていただけに、降級となる今回は力上位の1頭となります。東京1800mは3走前に現級勝ちを決めた舞台で、当時は最後に外に流れる面を見せての勝利。この時は内目が荒れていましたが比較的フラットで標準速めの馬場状態。ヤヤラーラが後続を引き離してリードを作っての大逃げをして、2番手以降も併走せず1頭づつポツンポツンとした列を作って追走する格好。5番手以降が大きく離れる縦長展開となり。好位勢も無理して追い掛けず上がりをまとめられるぐらいまで引き付けてスパートし、展開が壊れずに前の馬がそのまま残る決着となりました。3着に負かしたマリアライトはその後1000万、1600万クラスを連勝しています。直線で外に流れる面を見せなければ圧勝していた内容だっただけに、今回も最上位の1頭と言えます。

やや内側が荒れ始めた状況だが、まだ内目優勢。サングラスが今回も押して逃げ、1頭−1頭−1頭−1頭の縦に長い隊列。しかし3コーナー手前から十分緩んでいるのに、集団は離れた後方でお見合い。直線二枚腰でサングラスが粘り込む所に、1番人気レッドオリヴィアが迫るが、最後僅かにクビの上げ下げで届かず。サングラスは別に飛ばしていないのにリードを築けて、上がり最下位での押しきり。これは後ろの集団の仕掛けが遅すぎた。差し馬はみな脚を余している。

ノーブルコロネット
2走前は高速馬場の京都でのハンデ戦。速い流れで2頭が飛ばす展開となりましたが、それでも番手追走の勝ち馬が止まらず後続を寄せつけない勝利となり、同馬は53キロのハンデで4着。前にポジションを取る予定が、枠並びが悪くて前に行けずに5番手からの競馬で2着馬からはクビ・ハナ差の接戦となりました。3走前は阪神で5着。渋って柔らかい馬場でスローで流れて馬群一団のまま直線勝負。この時は冬毛が目立っており状態面で疑問符がつく中でのレースでした。前走は55キロに戻っての東京遠征で2着。直線半ばまで追い出しを待たされ、前が開いてからグイッとひと伸びしましたが、コンマ1秒及ばずの2着となりました。馬場が渋ると良くないタイプだけに、理想は良馬場です。

水分含んで柔らかい馬場。超スローで馬群一団のまま直線勝負。直線横に広がっての叩き合いで接戦。


ジャポニカ―ラ
データ
前走のフラワーカップは雨上がり後で乾きかけの馬場で、内有利な状況。1コーナーを団子のような隊列で入って、特に争わず押し出されるようなアルビアーノの逃げとなり。4F目12秒9で息も入っていました。差し馬の側が自分から動かざるを得ない形になってしまい、ディアマイダーリンが向正面で捲って進出しても先団に動きなし。十分に脚を溜めつつ二枚腰を発揮したアルビアーノが直線で独走する格好となりました。ここでは出遅れてコースロスの無い内に拘る競馬を展開し、3〜4コーナーでも上手く走って最後はしっかりと伸びてコンマ5秒差の6着となりました。現状は非力な面も残っていますが、500万クラスなら優に通用する力は持っています。

前日雨影響で緩んで時計掛かる稍重。スタートはほぼ横一線。真ん中からシンガンが先手を主張し、他も特に競り合いをせず序盤から遅めのペースで進む。渋った馬場もあったが1000m通過1分超えで隊列は少し縦に長い。直線に向いて3列目以下の馬が伸びてきて、先団の馬が無抵抗で交わされ、事実上瞬発力勝負に。早めに好位に押し上げていたジャポニカーラがウインフェニックスの追撃を振り切って先にゴール。3歳+降級馬での決着。

★土曜日
新潟1レース
ストーミーシー
内有利馬場でHペース。新馬戦をスローで好走した馬や距離短縮組みが人気していたが、きちんと速い流れになれば力の差が浮き彫りに。着差通りの力の差ということで良いだろう。

コスモアルコン
開幕馬場でHペース消耗戦。新馬にしては速い流れ。芝レースだが体力勝負に近く、現状の仕上がりの差が出た印象。上位3頭はスピード、体力ともに示せた内容と言ってもいいだろう。

ラッキーペニー
開幕馬場で内有利。Hペースでも先行決着。特に競った様子はないが、自然と速い流れ。馬場が良く走りやすい分か。上がりが掛かったが差してくる馬の脚もジリジリでほとんど先行勢と脚色一緒のままだった。

ヒマラヤキンカン
かなりの猛暑。馬場は荒れてるが前有利、外差し厳しい状況。好スタートを決めた減量騎手騎乗ヒマラヤキンランが逃げて、追走する側も消極的で大半の馬が遅れている。内枠から2番手についていたミキノドラマーが3角過ぎでヒマラヤキンランに追いつきとっとと追い越すが、後ろの組は付いて来れてない。結局前に行った2頭が止まりながらもそのまま粘り込み、差し馬は追い上げがなさすぎて行った行ったの決着。馬場の助けもあったが、まともな短距離馬が少なかったか。

ギンゴー
データ
新馬戦は小雨パラついていましたが、馬場にはほとんど影響無く、スローの上がり3F勝負となり4着。新馬戦らしく緩んで前残りの流れとなり、先行勢の追い比べからギンゴーが粘っていましたが、最後に勝ち馬が差し切る格好。2戦目の前走は軽い馬場でハイペース気味も前残りの1戦で5着。2週目でもまだ馬場の状態は良好で、結局内・前有利のまま差せる馬はいませんでした。前走はペースが速くてハミを取る場面が見られず、展開不向きの中でジリジリと伸びていました。タイプ的には小回りコース向きのように思えます。

開幕週高速馬場でフラット。新馬戦で短距離を使った馬や先行実績ある馬が先団を固め、スローペースだが少々隊列が縦に長い方。4コーナーまでペースは緩み、直線に向いてからの決め脚勝負になる。キッチリ二の脚を使える馬がジワジワと押し上げるが、その中でもアストラエンブレムの末脚はハッキリ格が違っていた。2着ブレイブスマッシュもかなり良い脚だが、最後苦しがって内にヨレている。瞬発力勝負だったにしても、性能差が大きかった様子。

★土曜日
札幌9レース
シーリーヴェール
水飛沫上がる高速不良馬場。濃霧が出て薄暗い。カフェライジングがジワッといい手応えで逃げ、淡々としたペースで進む。しかし仕掛けたのは2番手シーリーヴェールで、2番手から常に顔を出す格好で向正面半ばから一段階ペースアップ。そのスピードを逃げたカフェライジングが維持できず、3番手で追走していたモルトベーネには足りた。前に行った2頭が皇族追い縋る間を与えず押しきり、大半の馬は3角手前で脱落するスピード勝負。

モンドクラッセ
脚抜き良い高速重馬場。出遅れ多数。前回逃げたモンドクラッセが一度は前に出たが、その後3頭でずっと雁行となり、前走同じレースで先行したコスモカウピリが引かない。前半3Fが33秒9と異常なほど速いラップに。モンドクラッセは4角持ったままで進み先頭で粘りそうな手応えに見えたが、やはり消耗していたようで踏ん張りが効かず。中団で脚を溜めて仕掛けた3歳馬が内外から接近し、最後叩き合い。脚抜き良い馬場とは言え1分35秒9はなかなか速いタイム。

水が引いて超高速重馬場。降級馬2頭が抜けて人気するメンバーで、片方モンドクラッセが先導し、片方アールプロセスは2列目外で悠々。中盤遅くはしてないがモンドクラッセが競られず、直線楽に抜け出した所にアールプロセスが満を持して強襲。差した強みで競り勝ち、時計・上がりともに速い内容で完勝。3着以下には1秒近い差を付けた。3着も2番手で流れに乗っていたコスモカウピリで、上がりが速すぎる決着に後続はなす術なし。


タマモネイヴィー
データ
前走は久々にダートに使われてティーポイズンと対戦して4着。2~5走前は1000万下クラスで芝に使われていましたが差の無い競馬が出来ており、芝への適性も見せています。500万下クラスを勝った時は高速不良馬場で一貫ペースで息入らない流れ。この馬が好走している時は馬場の締まった時計の出る馬場の時で、渇いたパサパサのダートでは掲示板にギリギリ載れるかどうかの成績だけに、良馬場では買いづらい1頭です。また、前走は1コーナーで砂を被って怯んでいたため理想は砂を被らない外枠となります。


雨が降って表面だけ湿るが標準馬場。最初ミキノボリリュウが逃げていた所に、最後尾に居たオアフライダーが鞭連打で猛然と捲る。結局3角までに行ききり、道中ラップを速める展開になる。ペース急変の展開に戸惑う馬多数、3角で追い出し始めるがモタ付く馬も多い。最後は好位の外で立ち回れたコクリュウノマイに絶好の隊列になり、直線2着争いが大接戦に。勝負所で一度不利を受けて後退した馬は見直しをしたい。