まとめ

過去ログ536 2015/8/14 11:22

★日曜日 G1C 2/2
札幌3レース

シャトルソニック
ダートの6戦目までは全て締まった速いダートで、パサパサの良馬場は3走前が初めてとなりましたが結果は1番人気で4着。
4走前は脚抜きが良く圧倒的に前が有利な馬場状態。
2着馬が促して先手も、雁行のまま暴走する馬もなく進み、それほどペースは速くならずにこの条件で前半34秒5で十分に息も入る展開。
2番手にいた勝ち馬が制し、好位組の方がむしろ後ろからの馬よりも速い上がりを使えていると言うスピード持続力勝負となりました。
この馬は締まった馬場で好走していながら、この締まった馬場を気にしながら走っているとの事で、『良馬場でパフォーマンスを上げてくる可能性が高い1頭』と見ていましたが4着に敗れてしまいました。
敗因は初の1000m戦という事でスタート後に前に入られてしまい流れに乗りきれなかった事です。
1000m2戦目となった2走前はハイペースの差し決着で2着。
テンにやり合って前には厳しい流れとなり、3コーナーから勝ち馬に被せに行って一緒に進出する格好となり直線では追い上げようとするも1馬身の差が最後まで詰まりませんでした。
最後まで1馬身差のままで併走状態となっていたため、この馬は前に抜け出す意思の無いタイプの可能性があります。
こういうタイプは前との差を詰めてきても、ある程度のところまで差が詰まると、抜かそうとしないため、勝ち味に遅く2,3着が多くなります。


フクノグローリア
前走は内が有利な馬場状態でミドルペースの前残り戦。
ミドルペースといってもスローに近く、前に行った3頭の直線での猛烈な叩き合いとなり、ハナだけ勝ち馬が出てており、同馬はハナ・ハナ差の3着。
2走前は開幕週の絶好馬場で内枠の奇数枠が出遅れる形。
外からヴァンドデセール、アースエンジェルが先手争いをし2列目のポジション争いも結構激しくなりましたが、それほど緩まずに進んで2番手のアースエンジェルが直線で先頭。
2番手争いが熾烈で好位勢がみな脚色一緒になる中、外からフクノグローリアが凄い脚で猛追してハナ差の2着。
このレースはラスト1Fも決して止まるラップにはなってなかったため、本来は前が残る展開だっただけに、この流れを速い上がりで追い詰めた同馬は大きく評価できます。

★日曜日 G1C 1/2
札幌3レース
ウェーブランチャン
短い距離なら芝・ダート問わずに安定して走れている1頭。1200mでも折り合いを欠いてしまうため、距離短縮でのダート替わりの前走はプラスとなりそうな1頭でしたが結果は3番人気で5着。
前走はダート1000m戦に使われましたが、水飛沫上がる高速不良馬場。
外の方の各馬が行き脚良く、隊列の前を外枠が固めて比較的ペースは淡白と進みました。
逃げたウェーブランチャンが直線で挙動不審になり急に甘くなる所を、射程圏で回っていた差し馬がジリジリと交わして最後は8枠2頭の叩き合いとなりました。
今回はコーナーの緩い札幌コースとなるため、先行タイプには函館コース以上に粘りやすく、芝に戻る今回は上位可能の1頭です。


クラウンシトラス
3走前は不良馬場での消耗戦。
この馬は周囲を気にする面があるため、このレースからブリンカーを装着していましたが、効果が見られて楽な感じで好位からの競馬ができていました。
終いも良く伸びており、叩き2戦目では最後までしっかりと脚を使ってクビ差の2着。
前走は雨の影響でズブズブの重馬場。
内枠のフラワーフェスタが逃げて序盤の隊列はすぐに決まり、それほど争いもなく淡々と進む展開。
2番手クラウンシトラスが4コーナーで前に出た所から2列目の馬も接近し、直線はほとんど全馬脚色一緒の叩き合いとなり好位で付いて回れてたノミネーションが、クラウンシトラスとの競り合いを制した格好で、クラウンシトラスはあと一歩のところで交わされてしまいクビ差の2着。
ブリンカーを着けてからは安定感が出てきただけに、今回も安定して走れそうな1頭です。


レッドファーレン
前走はクラウンシトラスと対戦してコンマ1秒差の3着となった同馬。
2走前は内ラチ沿いは見た目に荒れ始めていましたが、まだフラットで内が有利な馬場状態。
スタート後に勝ち馬ストロベリーズの内斜行で数頭が不利を受けていました。
内枠のウェーブランチャンがサッと先手を取って、ストロベリーズとジニアスミノルが並ぶ展開。
道中の追い上げもないまま淡々とウェーブランチャンが徐々にリードを築き、直線は2列目ハコ内にいたレッドファーレンが伸びて前でストロベリーズが粘って、僅かに最後ストロベリーズが粘り通した格好。
小柄な牝馬だけに、滞在競馬が合っており、ここも上位可能の1頭です。

★日曜日
札幌9レース
アドマイヤメテオ
前走は雨の影響でズブズブの重馬場。
ビッグダージリンが押し押しで飛ばして逃げ、前半も結構速く流れて向正面から後続もグングン殺到する展開でビッグダージリンは3コーナー過ぎで馬群に飲まれてしまう格好。
2番手で追いかけていたノーブルリーズンとトーセンカナロアが良い手応えで直線に向き、ほぼ2頭の叩き合いで差し馬が来ない展開でしたが、最後最内からアドマイヤメテオが鋭い脚を見せて前2頭に1馬身ほど迫るも3着となりました。

2走前芝は時計の掛かる差し馬場。
最初は外枠のキングイマデショウとデルマサリーチャンが先導し、中盤でも息が入る流れとなり、向正面半ば過ぎからラガーギアチェンジが捲って一気に3コーナーで先頭に立つ展開。
それほどペースが急変しなかったために好位からの脱落馬が少なく、直線でキングイマデショウが挽回する所にハツガツオが抜け出し、人気のアドマイヤメテオとツクバアズマオーが最後に強襲し、アドマイヤメテオは勝負どころでスムーズに捌けない場面も響いてコンマ1秒差の2着となりました。
この馬は近場の京都開催時でも輸送でイレ込んでしまうため、現地滞在競の函館では安定してはしれました。同じ北海道でも輸送がある札幌開催ではイレ込みの不安があります。

アルテ
開幕日の絶好馬場で時計速いが差しが決まる状況。スタートほぼ横一線から内枠のサビーナクレスタが出るが、向正面で後方にいたアルテが一気に捲って先頭、2馬身リード。それをワンテンポ遅れてウインフェニックスが接近、他が脱落して行く中で直線2頭の叩き合いに。差した強みで最後はウインフェニックスが競り勝った。3着とは半秒以上離していて、降級馬2頭の力が上回っていた。


トーセンカナロア
雨影響でズブズブの重。出遅れ馬がほぼなし。ビッグダージリンが押し押しで飛ばして逃げ、前半も結構速い。向正面から後続もグングン殺到、ビッグダージリンは3角過ぎで馬群に飲まれた。2番手で追いかけていたノーブルリーズンとトーセンカナロアが良い手応えで直線に向き、ほぼ2頭の叩き合いで差し馬が来ない。最後最内からアドマイヤメテオが鋭い脚を見せたが、上手く仕掛けられたリズムではなかった。