まとめ

過去ログ537 2015/8/14 12:10

★土曜日 
札幌9レース
8シーリーヴェール
前走は水飛沫が上がる高速不良馬場。
カフェライジングがジワッといい手応えで逃げ、淡々としたペースで進みましたが、仕掛けたのは2番手シーリーヴェールで、2番手から常に顔を出す格好で向正面半ばから一段階ペースアップする展開。
そのスピードを逃げたカフェライジングが維持できず、3番手で追走していたモルトベーネには足りた格好。
前に行った2頭が後続に追い縋る間を与えず押しきり、大半の馬は3コーナー手前で脱落するスピード勝負となりました。
シーリーヴェールはは追い比べになると伸び負けしており、堅実でも勝ち味に遅い1頭と言えます。

5モンドクラッセ
前走は脚抜きの良い高速重馬場。
前モンドクラッセが一度は前に出ましたが、その後3頭でずっと雁行状態となり、前走同じレースで先行したコスモカウピリが引かない展開。
前半3Fが33秒9と異常なほど速いラップとなり、モンドクラッセは4コーナーを持ったままで進み先頭で粘りそうな手応えに見えましたが、消耗していたようで踏ん張りが効かずに1倍台の人気ながら8着に惨敗。
2走前は水が引いて超高速重馬場。
降級馬2頭が抜けて人気するメンバーで、モンドクラッセが先導し、アールプロセスは2列目外で悠々と運ぶ展開。
中盤遅くてもモンドクラッセが競られず、直線楽に抜け出した所にアールプロセスが満を持して強襲。
差した強みで競り勝ち、時計・上がりともに速い内容で完勝となり、モンドグラッセはコンマ1秒差の2着となりましたが3着以下には1秒近い差を付けました。
このクラスなら力上位の1頭です。


13タマモネイヴィー
3走前は久々にダートに使われてティーポイズンと対戦して4着。
3~6走前は1000万下クラスで芝に使われていましたが差の無い競馬が出来ており、芝への適性も見せています。
500万下クラスを勝った時は高速不良馬場で一貫ペースで息入らない流れ。この馬が好走している時は馬場の締まった時計の出る馬場の時で、渇いたパサパサのダートでは掲示板にギリギリ載れるかどうかの成績だけに、良馬場では買いづらい1頭です。
また、砂を被って怯んでいたため理想は砂を被らない外枠となります。
今回は大外枠に入り、近走の中では一番良い条件だと言えます。

★土曜日 
新潟1レース

6ギンゴー
新馬戦は小雨パラついていましたが、馬場にはほとんど影響無く、スローの上がり3F勝負となり4着。新馬戦らしく緩んで前残りの流れとなり、先行勢の追い比べからギンゴーが粘っていましたが、最後に勝ち馬が差し切る格好。
2戦目は軽い馬場でハイペース気味も前残りの1戦で5着。
2週目でもまだ馬場の状態は良好で、結局内・前有利のまま差せる馬はいませんでした。前走はペースが速くてハミを取る場面が見られず、展開不向きの中でジリジリと伸びていました。
3戦目の前走は開幕週の高速馬場でフラット。
新馬戦で短距離を使った馬や先行実績ある馬が先団を固め、スローペースながらも少々隊列が縦に長い形となりました。
4コーナーまでペースは緩み、直線に向いてからの決め脚勝負となり、キッチリ二の脚を使える馬がジワジワと押し上げましたが、ギンゴーにとっては距離が2ハロン長く、追われてからもピリッとした脚は使えずに9着となりました。
タイプ的には小回りコース向きだけに、距離短縮となりますが新潟よりも小回りコースで狙いたい1頭です。

★土曜日 
新潟10レース
マイネオーラム
前走は内から押してアンシャックルドが主張し、2コーナーでペースダウンした時に最後尾にいたラスヴェンチュラスが一気に大捲りして展開・隊列が一変する形。
3コーナー以降も隊列もめまぐるしく入れ替わり、直線でさらに差し馬が殺到。
最後は捲ったラスヴェンチュラスも脱落し、後方にいて直線最内を突いたタブレットピーシーが差し勝った格好です。
上下動の非常に大きいラップとなり、コーナーでロスなく内を回っていた馬がワンツースリー。揺さぶられる展開で馬群の外を回ってた馬は直線で脚をなくしていた1戦です。
マイネオーラムは夏場に強いタイプで今回も大崩れの可能性が低い1頭と言えます。


レッドオリヴィア
2走前は雨の影響で良馬場発表ながらも柔らかい馬場状態。
スローで流れて後半4Fが全て11秒台の上がり勝負で、番手から勝ち馬が早々に先頭に立って後続を寄せつけなかった1戦です。
レッドオリヴィアはスタートから促して3列目の内にポジションを取り、2着馬と横並びで追走してこちらは4コーナーで内を突いてコーナーワークで差を詰めていました。直線は4着馬を内から交わして3着に浮上し、55キロでもしっかりと走れた点は評価出来ます。
準オープンでも勝ち負け出来ていただけに、降級となった前走は1番人気に推されましたが結果は2着。
その前走はサングラスが押して逃げ、1頭−1頭−1頭−1頭の縦に長い隊列。
しかし3コーナー手前から十分緩んでいるのに、集団は離れた後方でお見合いする格好。
直線二枚腰でサングラスが粘り込む所に、1番人気レッドオリヴィアが迫りましたが、最後僅かにクビの上げ下げで届かずのクビ差の2着。
後続に人気馬がいたため、スローでも仕掛けられず、結果的に人気馬が牽制し合って上がり最下位の逃げ馬が凌いだ格好です。
直線の長い新潟コースなら大崩れの可能性は低い1頭です。


ノーブルコロネット
3走前は高速馬場の京都でのハンデ戦。
速い流れで2頭が飛ばす展開となりましたが、それでも番手追走の勝ち馬が止まらず後続を寄せつけない勝利となり、同馬は53キロのハンデで4着。
前にポジションを取る予定が、枠並びが悪くて前に行けずに5番手からの競馬で2着馬からはクビ・ハナ差の接戦となりました。
4走前は阪神で5着。
渋って柔らかい馬場でスローで流れて馬群一団のまま直線勝負。
この時は冬毛が目立っており状態面で疑問符がつく中でのレースでした。2走前は55キロに戻っての東京遠征で2着。直線半ばまで追い出しを待たされ、前が開いてからグイッとひと伸びしましたが、コンマ1秒及ばずの2着となりました。
馬場が渋ると良くないタイプだけに、理想は良馬場発表ですが、前走は水分を含んで柔らかい馬場状態。ゲートを出て滑ってしまい、緩い馬場が堪えてコンマ1秒差の4着となりましたが、パンパンの良馬場なら巻き返せる1頭です。