まとめ

過去ログ539 2015/8/18 11:58

★日曜日 1鞍
札幌11レース

ラストインパクト
ここ2走は3000m以上に使われて距離も長く、3走前の有馬記念は内で包まれてしまい直線でも前が密集して開かないまま7着。
天皇賞はポテンシャル戦で最後までしぶとく食らいついてコンマ2秒差の4着で、有馬記念も行き場を探しながらの競馬でコンマ2秒差の7着。
今回は札幌の2000m戦で条件は好転します。
一貫ペースでハイペースになると危うい面があるため、極端な流れにならない事が好走の条件となります。
理想は平均〜ややスローで流れ、できるだけ仕掛けが早い展開です。
トップスピードは新潟大記念や松籟Sで見せているように、脚を長く要求されない競馬なら力を出し切れます。
スローでも対応できていますが、ポテンシャル勝負の方が高いパフォーマンスをみせており、どんな展開でも一定以上のパフォーマンスが期待できます。

純粋なポテンシャル勝負ではラキシスの方が上ですが、総合的に見るとラストインパクトの方を上に評価します。

★日曜日 共通
札幌11レーシ

ラキシス
この馬はポテンシャル戦でパフォーマンスを上げてきており、更に全体的な総合力勝負にも対応できるという点で信頼しやすい一頭と言えます。
函館記念もエアソミュール比較で強い競馬をした2頭がいますが、ハンデ差やポジションを考えると、同条件ならラキシスの方が一枚上だけに、レースが流れればまず好勝負必至の1頭です。
この馬はトップスピード戦が苦手というわけではなく、仕掛けどころさえ遅ければ要所でしっかりと動けるのはオールカマーでも見せており、スローから仕掛けの早いトップスピード持続戦さえ避けられれば問題はありません。
トップスピードの持続特化戦では崩れているため、できるだけそういう展開にならないように持ち込みたいところ。
ルメール騎手は流れに乗ってロスなくスムーズに立ち回るという点においてはトップクラスで、先行させてのレースメイクに関しても信頼度が高い騎手です。
ただ、後ろから動くタイミングを計るのは苦手な印象があり、ラキシスのようなポテンシャルタイプでレースの仕掛けの主導権を取るということに関しては不安があります。
この馬はポジションをある程度取りたいタイプで、レースが流れている場合は無理をする必要はありませんが、基本は前受、トップスピード勝負になればできるだけ仕掛けを遅らせる事が重要です。

トーホウジャッカル
この馬はタイプ的にステイヤー色が強く、菊花賞にしても宝塚にしてもレース全体がゆったり進められたことで高いパフォーマンスを見せてきているのは間違いなく、ラキシスとは逆のタイプと言えます。
神戸新聞杯でも距離延長、ゆったり進めて速いラップを踏んでからのトップスピード持続力、菊花賞で見せたポテンシャル面がこの馬最大の武器と言えます。
その点で考えても前半をいかに楽にやり過ごすかがポイントとなります。
内枠で上手くポジションを取りつつ、後半のポテンシャルをいかに引き出せるか。
この馬の場合はラキシスと違ってトップスピードが問われたとしても全く問題なく差してこれるので、その点で後半の不安材料はほぼありません。
ポイントは序盤いかに無理をしないでいい位置を確保できるかで、内枠で上手く進められるかどうか。
外枠でもスローなら心配はなく、札幌のコーナーは緩いのでトップスピードに乗せやすい点もプラスです。
理想は内である程度ジッとしながらの競馬で、レース前半は無理をしないことを最優先にして、3コーナーまでに進路を確保して動ける展開です。
今回はトウケイヘイローの存在がネックで、ペース全体が上がってしまうとパフォーマンスが上がり切らない可能性があります。

ラストインパクト
この馬のトップスピード持続力は平凡で、新潟記念はややスローから12.2 - 11.9 - 11.7 - 11.1 - 12.4のラップ。
トップスピードを要求されてから1秒以上落ち込む新潟外らしいトップスピード持続戦となりましたが、ここまで落ち込んでいる中で後方からしっかりと伸びて序盤からリードを縮めて最速地点で一気に差を詰めててくるもL1で甘くなって詰めきれずの3着。
相手関係がマーティンボロやクランモンタナで決してハイレベルとは言えない相手に後半勝負で勝てなかったところからもこのクラスまでくれば並の存在です。
阪神大賞典と天皇賞春2度の比較で見ても、トップスピードが要求されてL1落ち込んだ昨年の天皇賞よりも今年のシップが動いて比較的ロングスパート戦になった天皇賞の方が最後まで伸びてきており、阪神大賞典もステイヤー色が強いデニムアンドルビーには見劣りながらも、しっかりと3着を確保できました。
この馬自身、ハイレベルの戦いになってくるにつれて、ポテンシャル色が強くなっている印象があり、ラキシスと似たタイプだと言えます。

★日曜日 G1
札幌11レース

第51回札幌記念(G2)

過去10年間のデータより・・・
1番人気 (3-4-0-3)
2番人気 (2-0-3-5)
3番人気 (0-0-2-8)
4番人気 (1-0-1-8)
5番人気 (2-2-0-6)
6番人気 (0-0-0-10)
7〜9人 (2-2-2-24)
10人以下(0-2-2-51)

単勝オッズが4倍未満なら(5-4-1-3)で複勝率は76.9%。

1番人気の関西馬なら(3-2-0-1)で複勝率83.3%。
6番人気以下の関東馬は(0-0-3-31)で連対無し。

馬番データ
1番 (1-0-0-8)
2番 (0-1-0-8)
3番 (1-0-2-6)
4番 (1-2-1-5)
5番 (2-1-1-4)
6番 (1-1-0-7)
7番 (0-1-0-8)
8番 (1-1-2-5)
9番 (0-0-1-8)
10番(0-1-2-6)
11番(1-1-0-7)
12番(0-0-0-8)
13番(1-0-0-7)
14番(0-0-0-7)
15番(0-0-0-4)
16番(0-0-0-4)


前走データ
重賞(10-8-10-97)
├クイーンS(3-1-0-10)
├宝塚記念(2-2-1-3)
├函館記念(2-2-4-42)
├優駿牝馬(1-1-0-1)
├東京優駿(1-0-0-4)
├中京記念(1-0-0-0)
├天皇賞春(0-0-1-2)
├安田記念(0-0-1-2)
├有馬記念(0-0-1-1)
└海外G1(0-2-0-4)

前走G1組は、当日2番人気以内で(4-2-2-4)、3番人気以下では(0-1-2-12)。
前走G2組は (0-0-0-12)で全滅。

前走G3だった馬は(6-3-6-65)で、函館記念、クイーンSからのローテーションが中心。

馬齢データ
3歳 (2-1-0-8) 18.2% 27.3% 27.3%
4歳 (4-2-3-21)13.3% 20.0% 30.0%
5歳 (3-4-3-28) 7.9% 18.4% 26.3%
6歳 (1-2-1-24) 3.6% 10.7% 14.3%
7歳上(0-1-3-34) 0.0% 2.6% 10.5%