まとめ

過去ログ546 2015/8/20 18:42

★土曜日
札幌6レース
ステイリッチ
3走前はテン争いがありハイペースの消耗戦。
序盤3頭が出て緩みのない流れとなり、この流れで残したのは2着となった同馬だけで、相手が悪かった1戦です。
このレースで3着に負かしたクラウンシャインは次走で勝ち上がっており、ハイレベルなメンバー相手に展開不向きでの好走は評価できます。

2走前はスンナリハナを切ってマイペースで逃げてラスト2ハロンまで追い出しを待つ余裕を見せながらも最後は勝ち馬の決め手に屈しての2着。
展開・馬場不問で、小回りコースの今回も安定して走れそうな1頭です。

オフビートジャズ
前走は湿りかけの良馬場。
最初ヨレて出たソラノカナタが鞭を連打して強引に先手も、それを楽に追いかけるモンドクラフト。
2列目の組もそれほど急ぐ様子がなく淡々と進み、ソラノカナタが3コーナー過ぎで脱力した所にモンドクラフトが先頭にたつ展開。ペースを落とさず勢いに乗って押しきり、後続を引き離す完勝。
走破タイムは優秀でオフビートジャズは4馬身差の2着となりました。
平坦小回り+距離短縮で内容はグンと良化しており、この内容ならチャンスは十分あります。

デュアルフレイム
2走前の福島は乾いてパサパサ、前有利でスピード必須の馬場状態。
逃げたモエルアも追っ付けてそれを2番手以下がどんどんつつく流れとなり、向正面でも緩められないままで、3コーナーから先団がみな追っ付け通しの追走。
上手く内に潜りこんでロスなく立ち回れたクワッドアクセルが、4角直線と内を掬って2番手で粘るハイヴォルテージに並んで差し勝った格好で、本来は差し馬向きの流れだったので、好位で踏ん張れた馬はそれなりに評価が必要な1戦でした。
デュアルフレイムは展開が嵌っての4着となりましたが、終始追われ通しだったため、本質的に小回りコースは合っていないような印象を受けました。

しかし前走は小回りの札幌で2着。
パサパサに乾き上がりが掛かる良馬場で、好スタートを決めたサトーリアスが内から張って先手も、序盤から執拗にラヴィダフェリーズが絡んでくる展開。
向正面や3コーナーでも捲りがやってきて息が入る間もない展開となり、結局サトーリアスは3コーナー過ぎで脱落し、ラヴィダフェリーズが先頭に立つも、これも直線でバテる格好。
捲りの勢いに乗って接近した差し馬同士が噛み合い、最後叩き合いで初ダートのクレオールが差し切り、デュアルフレイムはコンマ1秒差の2着となりました。
ただ、決して最後の直線も弾ける脚色ではなく、展開恩恵は否めない1戦と言えます。

ローレルロケッツ
連闘で挑んだ前走は乾いて時計掛かる馬場状態。
真ん中枠のプラチナムスタング、大外枠のルミナスが雁行で先導して序盤はかなりペースが緩んでいました。
向正面でパイロキネシストが押せ押せで捲って先頭に並び、3コーナー手前からレースが動く形。
プラチナムスタングが3コーナー過ぎで脱落し、4コーナーで4頭が並んでの叩き合いとなり、4コーナー2列目内から進出してたトミケンシェルフが、外から確りした脚取りで鋭く伸びて完勝。
ローレルロケッツは距離延長でスッと前につけて揉まれない好位で進められましたが、ラスト1ハロンで一杯となり4着となりました。
この馬は気性面に課題があり、レースの途中でやめてしまう面があるため、揉まれる展開では危険な1頭となります。

★土曜日
札幌4レース
ナミカゼ
データ
今回は3連闘となり、初ダート戦となる1頭。周りの馬を気にしてしまうため、最内枠はプラスとは言えず、見送ります。

水飛沫上がる高速不良馬場。外の方の各馬が行き脚良く、隊列の前を外枠が固める。比較的ペースは淡白。4角でシャトルソニックが狭い所で強引に間割って入った時に1列目7枠の馬2頭に不利あり。逃げたウェーブランチャンがまた直線で挙動不審になり急に甘くなる所を、射程圏で回っていた差し馬がジリジリと交わす。最後は8枠2頭の叩き合いで、セイウンアワードがギリギリ凌ぎ切った。同じ条件で負けていた馬同士の争いで、枠順や馬場影響もあったはず。

ハマギク
データ
前走は前日の雨の影響で緩んで時計が掛かる稍重馬場。出遅れ多数で2コーナーでもいろいろ交錯があり、大外のリンガスプライムが先導して序盤はペースも落ち着かず、3コーナー手前からスローダウンして後続が一気に接近する展開。4コーナー出口は6頭雁行になっていましたが、先団に脚が溜まっていて、ヒアカムズザサンの斜行でマコトギンスバーグ、ケイビイノキセキが不利を受け、1番人気が躓いて動揺したのか、そのタイミングで先に抜け出してた先行集団を後続が捉えられず、加速し損ねた格好。このレースでは久々で22キロ増でしたが太くはなく成長分。2番手から最後まで脚を使って粘れており、レース間隔を開けてレース内容が良化していました。叩き2戦目の今回は上積みも見込めます。

緩んで5F勝負。ペースが緩んだところで勝ったミッキーが捲り切ってそのまま粘り込み。2着のダブルフラワーも良く伸びてはいるが、仕掛けのタイミングの差が響いた。

フロリアード
データ
前走は久々の競馬でゲート内ではうるさい面も見られました。滞在競馬でも相変わらずうるさい面を見せており、前走時は返し馬からゲートまで落ち着きが見られませんでした。それでもサワヤカムスメとはコンマ3秒差の3着に健闘しており、落ち着きが出て来れば更に上位を目指せる1頭です。

緩まず消耗戦。勝ったクリノは外々を回る形だったが、スムースに運べたことが良かったのか良く伸びて快勝。2着のクラウンもそつのない競馬で渋太く粘り込めていた。人気のサワヤカムスメはハナを切らなかったことが影響したのか、あっさり失速。

マルトクビクトリー
データ
前走はマラカイトスタート対戦してコンマ1秒離されての3着となった同馬。4着馬には5馬身の差をつけており、これまで1200mに使われてきましたが、前走は距離延長に対応して楽に先行できるようになりました。距離にメドが立ち収穫の多い1戦でしたが、最後は追われてから上に飛び上がるように走っていた分だけに伸び切れていませんでした。距離2戦目の今回は逆転可能の1頭です。

パサパサに乾いたダートで前残り傾向。休み明けのポリアフが混戦の中でサッと先手を奪い、遅めのペースで淡々と逃げる。途中で捲りも来るが勢いが中途半端で大勢に影響なし。直線最後まで踏ん張りが効いたポリアフは、走破タイムもまずまずで評価できる1頭。ジリ脚走法なので上ではどうか、だが。

★土曜日
札幌1レース
コウセイカルメン
最終週に雨で時計の掛かる馬場。前に行った馬がバテる形。上位2頭はどちらもまだ走りは幼いが、単純に力が上だった。

時計は掛かるが馬場はフラット、やや先行有利。内ヨレ・接触多めで、スタートで行き脚付いたのが内枠のヨシオとヨレたドナルチア、不利がなかったアーマンディ。隊列決まった後は緩めて進み、4角は先団ひと塊。事実上直線2Fのみの上がり勝負の格好になり、切れる脚を使えた馬が勝ち負けに。ドナルチアは弱点もありそうだが今回はスンナリ運べた。最初後手を踏んだが2着に食い込んだコウセイカルメンは、次走も注意したい。

タカイチモン
パンパンの良で前内有利馬場。好スタートを決めたタカイチモンが先手、途中からは全く競り合いがなく脚が溜まる展開。逃げ馬を直線でキタサンコトブキが交わし、さらにそれをハコ内にいたペイシャオブマーズが差し勝った。上位はいろいろな理由があって噛み合った結果の好走。難点も目に付くので次走は疑問符がつく。

ミスズスター
開幕日の絶好馬場で時計速いが差しが決まる状況。内枠のミスズスターが逃げ込んでスローに落とし、直線二枚腰で粘りそうだった所に、直線ジープルメリアとキャンディバローズが、弾ける脚を使って猛追。上位2頭は目立って良い脚で、他の条件でも十分通用しそう。

メイショウトキン
パンパンの良で前内有利馬場。好スタートを決めたタカイチモンが先手、途中からは全く競り合いがなく脚が溜まる展開。逃げ馬を直線でキタサンコトブキが交わし、さらにそれをハコ内にいたペイシャオブマーズが差し勝った。上位はいろいろな理由があって噛み合った結果の好走。難点も目に付くので次走は疑問符がつく。

ノアビジン
データ
初戦はビービーサレンダーに先着しての2着。前半は行き脚がつきませんでしたが、気合をつけられるとスッと反応していました。恐がりな面があるため、囲まれずに走れたことも良かったようです。今回も囲まれずに走れれば好走可能です。

乾いて標準馬場。やや外枠優勢、先行有利。先手こそエピックマジックが奪い、2番手もノアビジンで固めていたが、好位追走の初ダート馬ラブゴーギャンの手応えが絶好で、直線後続を図抜けた脚で振り切る楽勝。他の馬が速力不足で止まった所に、メイショウコボウシがやってきて2着に届く。結構速い決着時計だったためか、ダート連戦馬が案外。

マダムクレアシオン
データ
新馬戦は少頭数の1000m戦。最初に結構押してコウキアツガールが前に出るも、最内からホワイトパンドラが抜け出ようと抵抗。この2頭が後続を先導し後ろは少し間が空く展開となり、4コーナーでレディトリスと出遅れたマダムクレアシオンが接近、直線で前に並びかけた後にしっかりと伸びたのはレディトリス。逃げたホワイトパンドラをギリギリ交わし、凌ぎ切ったという格好。癖の悪い馬がどんどん自滅したという流れで、あまり褒められる内容とは言えません。3着となったマダムクレアシオンは出遅れてしまい後方からの競馬で、最後は長く良い脚を使ってジワジワと追い上げていただけに、スタートが五分なら更にやれそうな1頭です。

内ラチ沿いは見た目に荒れ始めたが、まだフラットやや内有利。内枠で人気のメジェルダが先頭にアッサリ立ち、その他の馬は折り合い専念の追走でペースも大して速くならず。付いて回る2番手以下の方がコーナーで追っ付け始め、逃げ馬は楽なまま直線二枚腰で完封。2番手で手応え一杯一杯に見えたブルーオリエントが、離されはしたものの2着争いを何とか制す。後方の組にいい脚を使える馬がいなかった。