まとめ

過去ログ548 2015/8/20 22:58

★土曜日
札幌4レース
ハマギク
3走前は前日の雨の影響で緩んで時計が掛かる稍重馬場。
出遅れ多数で2コーナーでもいろいろ交錯があり、大外のリンガスプライムが先導して序盤はペースも落ち着かず、3コーナー手前からスローダウンして後続が一気に接近する展開。
4コーナー出口は6頭雁行になっていましたが、先団に脚が溜まっていて、ヒアカムズザサンの斜行でマコトギンスバーグ、ケイビイノキセキが不利を受け、1番人気が躓いて動揺したのか、そのタイミングで先に抜け出してた先行集団を後続が捉えられず、加速し損ねた格好。
このレースでは久々で22キロ増でしたが太くはなく成長分。2番手から最後まで脚を使って粘れており、レース間隔を開けてレース内容が良化していました。
叩き2戦目となった2走前はスローに落としてマイペースの逃げで2着。
叩き3戦目の前走は2番人気ながらも15着に大敗。
一気に馬体が戻った影響もあり、勝負どころでは追走に手一杯となり、4コーナーでは一杯となり伸び切れませんでした。
今回はダートに使われますが、4走前にダートを使った時は全くの見せ場無しで大敗しているだけに、狙いづらい1頭です。


マルトクビクトリー
2走前はマラカイトスタート対戦してコンマ1秒離されての3着となった同馬。
4着馬には5馬身の差をつけており、これまで1200mに使われてきましたが2走前からは1700mに距離を延長し、楽に先行できるようになりました。
2走前は距離にメドが立ち収穫の多い1戦でしたが、最後は追われてから上に飛び上がるように走っていた分だけに伸び切れていませんでした。

前走はパサパサに乾いたダートで前残り傾向の馬場状態。
休み明けのポリアフが混戦の中でサッと先手を奪い、遅めのペースで淡々と逃げるも途中で捲りも来るが勢いが中途半端で大勢に影響が無い展開。
マルトクビクトリーは大外枠からジワッと前にポジションを取り、好位の3番手で折り合いをつけて進め、2着馬が外から来た時も一緒に動いて行けました。
最後は直線で交わされると脚色が鈍っていましたが、小回りの1700mは合っている1頭です。

★土曜日
札幌12レース
モンドアルジェンテ
3カ月の休養明けとなった前走は、前走短距離を使っていた組が前を制し、緩めず速い流れで引っ張って、3番手のメイショウナゴミが全てスイープして押し切る流れとなりました。
途中でビタミンエースらの捲りも入っていましたが、前の組には到底追いつけず、追走する側も苦しい形。全体に速い時計の決着で、地力勝負の流れとなりました。
モンドアルジェンテはあいかわらず駐立が悪く、出遅れてしまいましたが、他馬が早めに上がっていった事で展開は向きました。
初めての小回りで3〜4コーナーでは窮屈に走法になって内にモタれていましたが、古馬相手にコンマ2秒差の2着となりました。
叩き2戦目で小回りコースに慣れが見込める今回は上位可能の1頭です。

ミツバ
この馬も前走は休養明けの1戦となり2着。
ブリンカー装着のスペースクルーズがペースを緩めずに逃げ、追走する側が先に追っ付け追っ付けになる展開。
スペースクルーズは4コーナーの手応えこそ良く見えましたが、クラシコが外から並びかけると抵抗がなく、最後はハコ内にいたミツバにも交わされた格好です。
ミツバは4コーナーで内のスペースが無くなってしまい、厳しい競馬となりましたが前走で試したブリンカーの効果もあって反応は良くなっていました。
全体の走破タイムも速く、動き出しを待たされた分の差が出ましたが直ぐにチャンスが来そうな1頭です。


ツクバイーメーカー
昇級戦の前走は淀みのない流れの中、4着のカレンマタドールが捲り、持久力勝負。
ツクバイ―メーカーは揉まれると良くないタイプですが、前走は内でレースが出来ていました。
タイムも詰めており、昇級戦でも相手なりに走れていただけにこのクラスでも通用する1頭です。

★土曜日
札幌1レース
コウセイカルメン
新馬戦は内ヨレ・接触多めで、スタートで行き脚付いたのが内枠のヨシオとヨレたドナルチア、不利がなかったアーマンディの3頭。
隊列が決まった後は緩めて進み、4角は先団ひと塊。事実上直線2Fのみの上がり勝負の格好になり、切れる脚を使えた馬が勝ち負けになる展開となりました。
コウセイカルメンは出遅れて最後方からの競馬となりましたが、直線は外から力強い伸びを見せて2着に食い込み、350キロという小柄な馬体で仕上がりの早さを見せました。

連闘で挑んだ2戦目は最終週に雨で時計の掛かる馬場で前に行った馬がバテる形。
フワッとした時にゲートが開いてしまい、大きく出遅れて後方からの競馬となりました。
道中は最内からスルスルと中団まで上がり、直線は外に出して追う毎に加速していましたがクビの上げ下げで2着。
スタートのロスが痛かった1戦で、スタートがまともなら勝ち負け濃厚の1頭です。
ただ、非常に小柄な馬のため、連闘後の1戦+輸送の無い函館から輸送のある札幌はマイナス材料となります。


タカイチモン
新馬戦はパンパンの良で前内有利な馬場状態。
好スタートを決めたタカイチモンが先手を取り、途中からは全く競り合いがなく脚が溜まる展開。
タカイチモンを直線でキタサンコトブキが交わし、さらにそれをハコ内にいたペイシャオブマーズが差し勝った格好。
小柄な馬で、デビュー前はビシビシと追われておらず、今回は使われた上積みは見込めます。
怖がりなところがあるため、揉まれた時には不安がありますが、ハナを切れれば面白い1頭です。


ミスズスター
新馬戦は開幕日の絶好馬場で時計速いが差しが決まる状況。
内枠のミスズスターが逃げ込んでスローに落とし、直線二枚腰で粘りそうだった所に、直線ジープルメリアとキャンディバローズが、弾ける脚を使って猛追する格好でミスズスターは終始突つかれて厳しい展開となり5着。
今回は上積みも見込め、1200mも良い方に向きそうです。

メイショウトキン
新馬戦はタカイチモンと同じレースに使って1馬身先着しての3着。
下見所ではうるさい面を見せていましたが、レースでは問題無く、スタートを決めて中団からの競馬で最後まで脚を使えていました。
競馬を覚えて行けば更に良くなってきそうな1頭です。


マダムクレアシオン
新馬戦は少頭数の1000m戦。
最初に結構押してコウキアツガールが前に出るも、最内からホワイトパンドラが抜け出ようと抵抗。この2頭が後続を先導し後ろは少し間が空く展開となり、4コーナーでレディトリスと出遅れたマダムクレアシオンが接近、直線で前に並びかけた後にしっかりと伸びたのはレディトリス。
逃げたホワイトパンドラをギリギリ交わし、凌ぎ切ったという格好。癖の悪い馬がどんどん自滅したという流れで、あまり褒められる内容とは言えません。
3着となったマダムクレアシオンは出遅れてしまい後方からの競馬で、最後は長く良い脚を使ってジワジワと追い上げていただけに、スタートが五分なら更にやれそうな1頭です。

2戦目は連闘で挑みましたが、ゲート内でイライラしており、アオッて中団からの競馬。
内枠で人気のメジェルダが先頭にアッサリ立ち、その他の馬は折り合い専念の追走でペースも大して速くならず、付いて回る2番手以下の方がコーナーで追っ付け始め、逃げ馬は楽なまま直線二枚腰で完封する格好。
マダムクレアシオンは勝負どころも馬込みを仕掛けつつ4コーナーでは3番手まであがったものの、前半に脚を使った分だけ直線は流れ込んだだけに5着となりました。
スタートが課題で、気性面が成長しないと買いづらい1頭です。