まとめ

過去ログ549 2015/8/20 23:20

★日曜日
札幌2レース
ジャコバイティズム
2走前は福島のダート1700m戦で3着となった同馬。前走時は乾いて前内が有利な馬場状態で、内枠のエンカウンターが出鞭入れて先手も、2コーナーで外からスプリングアースとサノタイクーンが並んでペースが落ちない展開となりました。
全く緩めていないにも関わらず、向正面で捲り集団が迫ってきて隊列が入れ替わり、その中から減量騎手騎乗のアクティブボスが先頭に並んで直線へ。
エンカウンターは外に張る気配見せましたが立て直し、最後アクティブボスとの競り合いを凌いでの勝利となりました。全馬ほぼバテて脚色が止まる流れで、最後離れた3着に展開が向いてジャコバイティズムが入線する格好となりました。

前走は2400mに距離延長。
パサパサに乾き上がりが掛かる良馬場でローカル開催の希少な長距離条件で少頭数の1戦となりました。
追っ付けてシャトーブリアンが逃げ、前半はかなり遅いペースで進みましたが、向正面から2番手のセイカアヴァンサがプレッシャーをかけ始めると、早々に苦しくなり、3コーナーでセイカアヴァンサが早くも先頭に立ち、2番手以下の組も追い上げようとしていましたが、直線に向く前に脱落する馬ばかり。
ジャコバイティズムは距離延長でこれまでよりも良いポジションを取れ、2着に好走。
ラストは内にモタれてしまい伸び切れませんでしたが、相手一つでチャンス十分の1頭です。

★日曜日
札幌3レース
クロイツェル
4走前は不良馬場での時計勝負で2着。勝ったバイタルフォースは終始楽な手応えで完勝し、未勝利戦にしてはかなり時計も速く、上のクラスでも十分通用する好内容でした。(バイタルフォースは昇級戦で2着に好走)
2着のクロイツェルも砂を被ると頭を振って嫌がる素振りを見せていましたが、直線で外に出してからの伸びは際立っており、力がある所を見せました。
ただ、展開が嵌った感もあり、馬がやめてしまうため2走前のように極端な競馬しかできない弱みがあります。
3走前はパサパサに乾いて時計の掛かるダート戦。最内枠減量騎手のウソハッピャクが押して逃げ、外枠各馬が付かず離れず接近し、道中で目立った動きは特にありませんでしたがペースも締まり、常に1列目が4頭以上雁行で進んで直線はバテ合いとなりました。上がりはかなり掛かっていましたが、先行3頭もそれなりに耐えていて、差してきたクロイツェルと拮抗した争い。
最後はコースロスなく運べた利が活きて、サトノコスミックがクビ差凌いでの勝利で。
枠順・隊列が別なら2着のクロイツェルが逆転していた可能性もあります。
良馬場でも2着に好走していますが、良馬場では手応えがあまり良くないため、理想は4走前のような締まった馬場となります。

前走はパサパサに乾いたダートで前残り傾向。
芝からの転戦馬ダイワパフォームが最内枠から逃げ、道中ほとんど早過ぎず緩めず淡々とした流れ。
クロイツェルが一段外を追い上げたぐらいで逃げ馬にプレッシャーは無く、そのままダイワパフォームと2番手ルノンキュールが競りながら直線に向き、外から差す馬もおらずほぼ一騎打ちの様相。
最後はルノンキュールが競り勝ち、目標を失ったダイワパフォームが気を抜いて最後クロイツェルに差される格好となりました。
最後までラップが速く、総合的に好タイム決着となりました。
クロイツェルは前向き差が出てきており、前で運べるようになった点はプラス材料となります。


イロジカケ
前走は短距離路線からの延長馬エメラルエナジーが先手を奪う展開となりましたが、コントロールが難しいのか後続が早めに殺到したか、単騎で行ったはずなのに案外息を入れられずオーバーペース気味になっていました。
後続も2頭づつ並ぶ隊列でペースダウンできないまま3コーナーへ進入し、後続はほぼ追っ付け通しの形となりました。
4コーナーで少々馬群が膨れ、直線に向くと先団がみな脚色がバッタリとなり、中団内でロスなく運べたイロジカケとモアニレフアが良い形で伸び、この2頭の一騎打ちとなりました。
最後は減量がある強みか、ヨレながらもモアニレフアが凌ぎ切った格好です。
このレースは全馬がバテてる流れで前で残せただけで、走破タイムも上がりも平凡な1戦と言えます。

★日曜日
札幌1レース
キャンディバローズ
新馬戦は開幕日の絶好馬場で時計速いが差しが決まる馬場状況。
道中は中団でジックリと脚を溜めて勝負どころでの手応えも抜群でした。直線でもしっかりと伸びていましたが、3キロの斤量差が響いてクビ差の2着となりました。
瞬発力もあるタイプで高い素質を秘めている事は間違いなく、この距離も合っています。


ショウザイシンホー
新馬戦は1コーナーで隊列が決まってゴールまでそのままの展開。極端に遅い流れで後続の出番はなく、2番手からマイペースで先行し、勝負どころでは勝ち馬に早目に並びかけましたが追い比べて見劣ってしまい2馬身半差の3着となりました。

2戦目は開幕日の絶好馬場で時計速いが差しが決まる状況。
大外枠のショウザイシンホーが強引に先手を奪い、少し序盤は隊列がゴチャつく展開となり。一旦後手を踏んだジュアンマリエが捲って接近し、中盤もペース緩まず持続力勝負。
徐々に追走で脱落する馬が出始め、捲ったジュアンマリエも4コーナーで脱落。
逃げたショウザイシンホーが最後まで粘り込みを図りましたが、2列目内で仕掛けを我慢していたマカーオーンが最後一杯の脚色ながらも差し勝った格好。
安定感のあるレースをしてますが、この馬はトモが甘いため、理想は軽い馬場となります。


マザックヤース
新馬戦は馬場は荒れていましたが前が有利で外差しが厳しい状況。
好スタートを決めた減量騎手騎乗ヒマラヤキンランが逃げて、追走する側も消極的で大半の馬が遅れている展開。
内枠から2番手についていたミキノドラマーが3コーナー過ぎでヒマラヤキンランに追いつき、追い越しましたが後ろの組は付いて来れず、結局前に行った2頭が止まりながらもそのまま粘り込み、差し馬は追い上げがなさすぎて行った行ったの決着となりました。
レベルの低い1戦だけに、ここで3馬身離されての4着となったマザックヤースの評価は高くありません。