まとめ

過去ログ558 2015/8/27 22:54

★土曜日
札幌4レース
オーバーウェルム
前走は上がりの掛かるバテ合い戦で、流れはそれほど速くはありませんでしたが、人気上位馬が前に行ってそのまま粘り込みの決着。
オーバーウェルムは2走前には砂を被って一瞬しか脚を使えなかったため、前走は前に行ってどこまで粘れるかという競馬を行い、最後は少し甘くなりながらも3着。
減量起用でも踏ん張り切れず、1700mは少し長い印象があります。


ショウナンハルカス
この馬はレース前のイレ込みがきつく、前走時はパドックで鼻を括って落ち着かせていました。
レースは一貫ペースで緩まず流れ、前半は行きたがるのをなだめて追走。
3コーナーから早めに押し上げていって1ハロン標過ぎにサントノーレを交わして先頭に立ちましたが、ゴール寸前に甘くなってしまい3着。
もうひと押しが利けばチャンス十分で、どんなレースにも対応可能なタイプです。


ベイビータピット
前走は押して逃げて2番手以降は追っ付けての併走。
コーナーでかなりペースを緩めて直線に向いてしっかりした二枚腰で粘ろうとした所に、唯一追い上げてきたのがソルティコメント。
未勝利戦良馬場では図抜けた上がり脚で差し切り、2頭が後続を8馬身以上も離す決着。
上位2頭は決して時計優秀ではないものの、非常にいい上がりをマークしていました、。
勝ち馬ソルティコメントは昇級戦も連勝しており、ハイレベルな相手に2着しただけに、今回も注目の1頭です。


ゼトス
データ
4走前は1200mから一気に距離を延長しての1700m戦。
この馬はトモに甘さがあるため、急かすと良くないだけに距離延長はプラスと出て2着確保。
折り合いもついており、向正面で置かれかけていましたが、ムチが入るとしっかりと反応して進出していました。勝ち馬には9馬身離されましたが、後続は振り切っており距離の不安は解消されました。
2度目の1700m戦となった3走前は、パサパサに乾き時計掛かるダートで2番人気となりましたが7着。出鞭を入れてディープブルーが先手を奪ったのと押してミスズミラクルが前に行った2頭だけが積極的な先行行動で、他は抑えての追走でほぼスンナリ。
向正面でセイセイセイが捲り、3コーナーで大外をノーブルクリスタルとゼトスがまた捲る展開となりましたが、しどちらも勢いが中途半端で先行争いに影響は少なく、最後の叩き合いで前1列目3頭はそのまま踏ん張る決着。
ゼトスはテンに行かせた事で力んでしまい、3コーナーで外に持ち出して追い上げを開始していましたがかなり外を回らされる形となった事が響いいてラストは甘くなってしまいました。もう少し前で競馬が出来れば安定して走れそうですが、まだ信頼感が足りない1頭です。

★土曜日
札幌6レース
ウィスパーノット
初芝に使われた2走前は「ワンペースナ走りだからもっと前で競馬をしたかったけど、スタートが悪かったからあの位置からになりました。距離はもっとあた方が良いタイプで、前走乗った福永騎手の進言で距離を延ばしてみます」との事で、距離を2600まで延長した前走は8番人気ながらもコンマ1秒差の2着に好走。

前走は良馬場発表でしたが直前の雨で力のいる馬場となっていました。
外のニホンピロエースが押して逃げ、スタンド前の遅いペースを見てダノンウルフが捲って進出するも、まだペースが上がらない展開で、向正面の途中まで全然動きがありませんでした。
マイネルフレッチャが仕方なく3コーナー手前で慎重に捲って押し上げた所からレースが動き、後半4Fの脚比べの形となり、好位勢が良いタイミングで動いて直線も粘り込み、道中楽していたララエクラテールが2番手のウィスパーノットを差し切った格好です。

芝の長い距離+雨で力のいる馬場になった事が好走の要因で、2000mに距離を短縮する今回は買いづらい1頭と言えます。


ダブルフラワー
連闘後の中1週を使っての連闘となった2走前はハナ・ハナ差の3着。
3走前は緩んでの5F勝負で、ペースが緩んだところで勝ったミッキーポーチが捲り切ってそのまま粘り込む形。
2着のダブルフラワーも良く伸びていましたが、仕掛けのタイミングの差が響いてクビ差及びませんでした。
2走前は雨の影響でズブズブの重馬場。ダイゴサクラが単騎で逃げましたが、この馬場の未勝利戦2000mで1000m通過が60秒5でさすがに飛ばし過ぎていました。好位で付いて回る組がどんどんバテて行き、ダイゴサクラも直線で止まって捲ってきたダブルフラワーが先頭にたつ形となり、上手く溜めが効いて後半に脚を使えた馬が直線で伸び、最後はトーカティヴとクリノイーソーが外から迫って3頭叩き合いとなりました。
函館で差して好走するも前残りにやられていた馬に、やっと流れが向いた1戦と言えます。
ダブルフラワーは1コーナーで前の馬が追走に苦労していたため、そのまま動けない形になるのを嫌って向正面で追い上げる早目の競馬となりました。
勝ちに行く競馬でゴール前は僅かに甘くなりましたが、洋芝では安定している1頭です。

牝馬限定戦の前走は直前から大雨の影響でペースが上がらず前残りの展開。
押して先行すると道中はマイペースで追走し、後続には4馬身差をつける2着となりました。
今回も安定して走れそうな1頭です。

アリビアール
前走は一頭が大逃げに持ち込み縦長の展開でしたが、後続はスロー。
大逃げした馬を先に追いかけた馬では勝ち馬のみが最後まで脚色確りしていましたが他はバテてしまい、そこを差して来たのが2着馬とアリビアールの2頭。
大逃げ馬を追いかけなければいけない分、長く脚を使う必要もあり、最後は2着馬に体を併せるように伸びてきましたが、ゴール前で急に内に切れ込んでぶつかってしまい2着馬からはクビ差の3着となりました。

★土曜日
札幌1レース
アドルナメンテ
前走は雨の影響でズブズブの重馬場。
大外枠のマイネルゴールが押して先手を取り、コーナーで極端なほどペースを落として先団が固まった隊列。
差し馬も中団まで押し上げていましたが捲ったりせず、全馬慎重なレース運びとなりました。
4コーナー手前からどの馬も追っ付けて馬群が外に膨れ、手応えの良い馬が直線で決め手に勝り、追走で苦労した馬がバテたという競馬。
ペースは目立って上がっていませんが、実質後半だけの決め手勝負となりました。
アドルナメンテは二の脚で好位にポジションを取り、外目でリズム良く追走。
3ハロン標から前に被せに行って直線入り口では先頭に立つ勝ちパターンでしたが、押し切りを狙うも勝ち馬の決め手に屈しての2着となりました。
先行力がついてきたため、大崩れの可能性が低い1頭と言えます。


スミレ
新馬戦は良馬場発表でも直前の強い雨で、前内が有利な馬場状況でした。
スタートは出遅れ多数で外枠のサウンドダンサーがサッと先手を奪い、内枠各馬が前を固める展開。
向正面ですぐにペースダウンし、3コーナーから徐々にペースアップする理想的なレース運びで逃げ馬が一杯に粘りましたが、2番手のアラモアナワヒネがそれを楽に上回った格好。
スミレは好位の外で流れに乗っていましたが、追われてからビュッと反応する感じが無く、バテず渋太く脚を伸ばしての3着。
瞬発力勝負では分が悪い1頭ですが、レースセンスが良いタイプです。


ジュアンマリエ
新馬戦は硬い馬場でミドルペースの持久戦。
レース序盤で2頭が競ったことで、新馬にしてはペースが流れ、上がりも掛かって体力勝負にも近い内容となりました。
追い切りでは時計が詰まって来ずに体力的な不安点がありましたが、レースでは3番手から理想的な競馬で2着。2戦目の前走は幕週で内有利な馬場状態となり、ミドルペースの持久戦となりました。
2歳戦でもあまりスローという程ではなく、終始12秒台前半が続く淡々とした流れで脚が続いたかどうかの差で3着。他馬が動いた4コーナーで、前と後ろの馬がバテてしまい、そこで待たされるロスがありましたが、直線でエンジンがかかると良い脚を使って伸びていました。小回りコースにも対応出来ており、スムーズなら上位可能な1頭です。
3戦目は5着に崩れましたが、この時はスタートのタイミングが合わずに後手後手に回ってしまい参考外の1戦です。
前走はダートに使われて3着となりましたが、イライラする面を見せ始めており、気性面での課題が残ります。


サトノサンシャイン
初戦はスミレにクビ差先着しての2着。
追い切りの段階では頼りない面が見られましたが、レースでは問題無くしっかりと脚を使えていました。
勝負どころでの反応は少し鈍かったものの、最後はグイッと脚を伸ばして2着に浮上。小柄な牝馬ですが、能力は備えています。
ずっと福永騎手が付きっきりで稽古をしていた馬で、将来性を感じさせる1頭です。