まとめ

過去ログ568 2015/9/4 0:23

★日曜日
札幌4レース 2/2

ラブトゥーマッチ
データ
中山ダート1800mを2戦使って連続2着の同馬。前走は前日+当日雨で表面が湿ったダート。若干最初の通過ラップ速かったものの、隊列はそれほど縦に伸びず、向正面で外からローレンアイザックが捲った場面で一度先頭が急かされ、3コーナーから先団も消耗、直線どの馬も脚色限が界を迎える格好となりました。減量騎手を起用していたドラゴンブルースが、揉まれずに外を回っていた分もあって惰性がついて流れ込んでの勝利。全体の時計も湿っていた馬場にしてはかなり平凡で、それほど大きく評価できるレースではありません。ラブトゥーマッチは敢えて馬込みに入れられていましたが、これは「幼さがあるため、集中させたかった」との事。直線では本命馬が外に持ち出したのを確認してコチラは迷わず内に進路を取って前が開くと手前を替えて力強く伸びてコンマ1秒差の2着となりました。新馬戦2着時では未勝利標準よりも速いラップで流れ、新馬では珍しい縦に長い隊列となり、後半はハロン13秒台を刻むほどになって、みな脚色一杯となる中、唯一最後まで脚取り確りしていたのがセンチュリオン。本来、差し馬に食われてもおかしくないレース展開でしたが、好位追走して最後まで脚取り良く押し切る競馬となりました。ここで2着とはいえ、勝ち馬からは7馬身離されており、仕上がりのレベルが良いとは言えない新馬戦で、大半がバテても仕方ないと思えるメンバーだっただけにこの2着も大きく評価できるものではありません

パンパンの良で前内有利馬場。前回ダートで大敗したラッシュアワーが芝に戻ってサッと先手を奪い、競り合いのない流れでゆったり逃げる。淡々とした展開で捲りも起こらず、手応え残したまま直線に向いて、ウインティアラの外からの追撃を振り切った。速い時計が出る馬場だとは言え、ちょっと甘い展開になりすぎた印象。4角直線と進路を探すのに手間取る差し馬の方がキツイ流れだった。

レイズユアハンズ
データ
前走は上がり掛かるバテ合い戦で、流れはそれほど速く無ありませんでしたが人気上位馬が前に行ってそのまま粘り込みの決着。外から競馬をしていましたが、4コーナーではかなり外を回らされる形となり、ワンペースな走法で結果は5着。札幌こーすで要求されるスピードが足りず、広いコース向きの1頭です。

乾いてるが速い馬場で前有利傾向。スタート直後にヤマチョウタンゴが躓いて落馬中止。空馬は展開に影響なし後方まま。中枠のゴーオンハートが強気に主張して先手、2番手を前回大敗したタマモアタックとで、人気薄2頭が先導。案外途中緩めず速い流れで進むが、後続もピッタリくっついてほとんど一団。そして徐々に先行勢が苦しくなる。2番手のタマモアタックが余裕の手応えで直線に向くと後続が一気に離れ、ほぼ独走の格好。最後離れた2着争いは、外で追っ付け追走で苦しんでいたディーエスレイザーが飛び込んだ。勝ち馬は乗り替わりで競馬内容が一変、非常に速い時計での押し切りになった。

ウインエスパアシオ
乾いてるが速い馬場で前有利傾向。内から前回逃げて好走のオーバーウェルムが押し押しで主張するが、休み明けのベイビータピットがそれをアッサリ交わして先頭。一旦2コーナーは緩める。そして3コーナー以降のスパートに後続が付いて来れず、直線は逃げ馬の独走状態に。後ろの組は追走に苦労していて、この速い決着で2着に追い込んだのは道中仕掛けを待っていたアメリカンドリーム。バテた先行勢は勝ち馬が強すぎて止まってしまった様子。

★日曜日
札幌4レース 1/2

デュアルフレイム
データ
2走前の福島は乾いてパサパサ、前有利でスピード必須の馬場状態。逃げたモエルアも追っ付けてそれを2番手以下がどんどんつつく流れとなり、向正面でも緩められないままで、3コーナーから先団がみな追っ付け通しの追走。上手く内に潜りこんでロスなく立ち回れたクワッドアクセルが、4角直線と内を掬って2番手で粘るハイヴォルテージに並んで差し勝った格好で、本来は差し馬向きの流れだったので、好位で踏ん張れた馬はそれなりに評価が必要な1戦でした。デュアルフレイムは展開が嵌っての4着となりましたが、終始追われ通しだったため、本質的に小回りコースは合っていないような印象を受けました。しかし前走は小回りの札幌で2着。パサパサに乾き上がりが掛かる良馬場で、好スタートを決めたサトーリアスが内から張って先手も、序盤から執拗にラヴィダフェリーズが絡んでくる展開。向正面や3コーナーでも捲りがやってきて息が入る間もない展開となり、結局サトーリアスは3コーナー過ぎで脱落し、ラヴィダフェリーズが先頭に立つも、これも直線でバテる格好。捲りの勢いに乗って接近した差し馬同士が噛み合い、最後叩き合いで初ダートのクレオールが差し切り、デュアルフレイムはコンマ1秒差の2着となりました。ただ、決して最後の直線も弾ける脚色ではなく、展開恩恵は否めない1戦と言えます。

乾いてパサパサ、フラットな馬場。先手を取ったのは内枠のダイワパフォームだが、2角でペースが落とせたと思えた場面で、一気にガンクラブチェックが押して捲って先頭が入れ替わる。ペース急変に対応できない馬が続出し4角では馬群がバラけ、消耗戦に近い差し比べになる。2番手併走で上手く折り合いを付けていたステイリッチが楽々抜け出し、いい走破タイムで後続を完封。揺さぶりによって大半の先行勢は潰されたので、2着争いは流れに乗った差し馬が浮上。


ハヤブサゲッツ
データ
前走はヒロノカマオレと対戦して3馬身離されての4着となった同馬。ダッシュ良く先行争いを制してハナを切りましたが、ラスト100mまでは先頭争いを演じ、行ききれば渋太い面を示しました。今回もスンナリハナが好走の条件となります。

Hペース差し決着。3着のハヤブサが緩めず運んで差し馬の展開に。勝ったクロイツェルには展開も向いたが、鞍乗が上手く立ち回って地力を活かした形。

マゼンタ
データ
前走は軽めの馬場でHペース気味の時計勝負で3着。これまで東京コースは5度使われて全て1400m戦。今回は1ハロン延長となりますが、東京では最後の坂が堪えている感じで走っているため、距離延長がプラスに出るとは思えません。

脚抜き良い高速重馬場。出遅れ多数も先手争い5頭雁行、外からピュアノアールが抜け出して先導。先手争いが長引きコーナーでもそれほどペースダウンは出来てないが、先行勢が直線でなかなか止まらない。好位にいたヴィルフランシュが粘るピュアノアールを坂で捉えて先頭、ハコ内で追走していたジーアイウォーカーがラストゴール前で先頭に届いた。後方追走から伸びてこれたのはキータイプだけ、実質的なスピード勝負。ジーアイウォーカーは前回示した時計勝負適性を再度証明した。

★日曜日
札幌3レース

イロジカケ
データ
2走前は短距離路線からの延長馬エメラルエナジーが先手を奪う展開となりましたが、コントロールが難しいのか後続が早めに殺到したか、単騎で行ったはずなのに案外息を入れられずオーバーペース気味になっていました。後続も2頭づつ並ぶ隊列でペースダウンできないまま3コーナーへ進入し、後続はほぼ追っ付け通しの形となりました。4コーナーで少々馬群が膨れ、直線に向くと先団がみな脚色がバッタリとなり、中団内でロスなく運べたイロジカケとモアニレフアが良い形で伸び、この2頭の一騎打ちとなりました。最後は減量がある強みか、ヨレながらもモアニレフアが凌ぎ切った格好です。このレースは全馬がバテてる流れで前で残せただけで、走破タイムも上がりも平凡な1戦と言えます前走はHペース差し決着で3着のハヤブサが緩めず運んで差し馬の展開。牡馬相手で外を回っていた事を考えるとマズマズの内容で、牝馬限定の今回はチャンスがあります。

発馬と4角で落馬する馬がおり、他の馬は動けず。上位馬はカラ馬の影響がなく運べており、展開も嵌まった形。

エクストラペトル
データ
前走は距離延長で挑み2着となった同馬。前走は乾いた良馬場で前有利傾向で、他馬の進路を遮りつつ先手を奪ったカナラズカナラズが、向正面でも3コーナーでも全く並ばれずの単騎逃げの展開。後半まで息を入れつつの逃げでスイスイ押し通してしまう格好となりました。直線はほぼ脚色一緒で誰も差せず、2着争いも2列目の馬が入れ替わっただけで、ほとんど行った行ったに近い形でした。エクストラペトルは距離延長で追走が楽になっていましたが、エンジンが掛かるのが遅く、もう少し距離があった方が良いような印象があります。

軽い馬場時計勝負。中盤で流れが落ち着き、前残りの流れ。人気上位の2頭が最後まで叩き合いの形になり、先に動いたエクストラがマークされたいた分だけ最後差されてしまった。

デイトリッパー
データ
前走はディスコルディアにクビ差先着しての3着。距離短縮で少し脚を溜める競馬を試し、内ラチ沿いからジワジワと伸びて3着となり、次につながる内容の競馬だったと言えます。レースに幅もあり、上積みが見込めそうな1頭です。

脚抜き良い高速重馬場。出遅れ多数いたが、先行争いも5頭ほどが最初並んでいて、中からラックアサインが抜け出す。それほど中盤も緩まず進んだが、スピードの乗りがいい馬場で先行勢の手応えは楽な様子。2番手追走のショウナンマラークが最初に直線で抜け出し、逃げていたラックアサインもなかなかの粘り。むしろ後続も脚色一緒になってしまって、速い上がりでまとめての行った行ったの決着に。馬場の影響もあって走破タイムは非常に速い。スピード性能がないと厳しい状況だった。

エヴリホープ
乾いてパサパサ、フラットな馬場。内枠フロリアードの逃げで全体にあまり動きもなく淡々と進み、後半はずっと一貫したペース。フロリアード自身は直線で一杯。2番手のキタノマドンナが粘り込む所に差し馬勢が強襲。この距離2戦目のエスティルンバが一気の脚で差し届いた。エスティルンバは前走と同じだけの時計で走れば勝てるメンバーだった。2〜4着馬は減量騎手。

パサパサに乾いたダートで前残り傾向。休み明けのポリアフが混戦の中でサッと先手を奪い、遅めのペースで淡々と逃げる。途中で捲りも来るが勢いが中途半端で大勢に影響なし。直線最後まで踏ん張りが効いたポリアフは、走破タイムもまずまずで評価できる1頭。ジリ脚走法なので上ではどうか、だが。

キタノマドンナ
乾いてパサパサ、フラットな馬場。内枠フロリアードの逃げで全体にあまり動きもなく淡々と進み、後半はずっと一貫したペース。フロリアード自身は直線で一杯。2番手のキタノマドンナが粘り込む所に差し馬勢が強襲。この距離2戦目のエスティルンバが一気の脚で差し届いた。エスティルンバは前走と同じだけの時計で走れば勝てるメンバーだった。2〜4着馬は減量騎手。


テップシー
乾いてパサパサ、フラットな馬場。内枠フロリアードの逃げで全体にあまり動きもなく淡々と進み、後半はずっと一貫したペース。フロリアード自身は直線で一杯。2番手のキタノマドンナが粘り込む所に差し馬勢が強襲。この距離2戦目のエスティルンバが一気の脚で差し届いた。エスティルンバは前走と同じだけの時計で走れば勝てるメンバーだった。2〜4着馬は減量騎手。

水飛沫上がる高速不良馬場。最内から好発を決めたトリアンドルス、出鞭入れたマルトクビクトリーが併走で逃げ、道中それほど緩めず淡々としたラップを刻んで進む。道中後ろの馬が押し上げるにはペースが速く、4コーナーで前の4頭が後続を置いてけぼりに。逃げていたトリアンドルスが直線で脱落、前の3頭の叩き合いになり、休み明けのガロファノが最後もう一伸び。走破タイムが優秀で、3頭とも前走函館1700mは使ってなかった別路線の馬のワンツースリー。