まとめ

過去ログ574 2015/9/9 11:42

★日曜日 共通 見解・1鞍
中山11レース

京成杯オータムハンデ

グランシルク
2走前のニュージーランドTの内容から、距離は申し越しあった方が良さそうなイメージがあります。
前半は溜めて早めに動く競馬が合ってそうで、スローのロングスパート戦kらの消耗戦になりそうなレースに使っても面白いように思えます。
ニュージーランドTは平均ペースで出負けし、淀みない流れで追走しながらしっかりと自力で脚を使って最後に突っ込んできているというのはスピードの幅という観点で評価できます。
出負けさえなければ時計的にもやれたはずで、高速馬場適性はNHKマイルで示しており、ある程度流れてのポテンシャル勝負になればこの馬としては競馬がしやすくなりそうです。
この馬はトップスピード戦でもヤングマンパワーを振り切っていましたが、上手くコースをとって位置取りの差もあり、そういう競馬ではまだ勝負づけは済んでいません。
ヤングマンパワーと同斤量となりますが、同コースで破った実績、出負けしても最後まで脚を使ってきたことから、まともに出られればチャンスは十分にある1頭です。


レッドアリオン
この馬のこれまでの傾向から、レース前半は無理をせずハッキリとトップスピードに入れる余力を残したうえでそこからトップスピードに乗せて良さが出るタイプと言えます。
前に目標がいれば最速地点でもキレ負けする事は無く、ラストまでしっかりと伸びてきます。
2・3走前の安田記念や中京記念からも、ペースが上がって淀みなく押し上げるタイミングがないと自力で動く必要が出てきて持ち味を削がれてしまいます。
アルビアーノも同じような不安はありますが、アルビアーノの場合は3歳馬でそういう流れを経験していなだけで、対応してくる可能性は残されています。
レッドアリオンの場合は過去の傾向からも明らかで、ハイペースが基本になってくる中山のマイル戦で前半にスピードを要求されてしまうと苦しくなってしまいます。


アルビアーノ
この馬にとって中山マイルという舞台がカギとなります。
フラワーCで中山コースはこなしていますが、1800mの内回りで緩い流れから一脚を使って出し抜く競馬という点では府中の2戦と同じ内容です。
今回は中山マイル戦で、1コーナーのポケット地点からのスタートでスタートからしばらくは結構な下り坂が続いていくため、非常にスピードに乗りやすいコースで、スピード戦になりやすい舞台です。
また、ラップの傾向的にもほぼ前掲ラップになるため、この馬がこれまで3歳世代限定戦で見せてきている持ち味のギアチェンジはここでは全く要求されない可能性が高いように思えます。
血統はストームキャット×アンブライドルド。
アメリカ系のスピード血統という感じがあり、ストームキャット系は超高速馬場適性が非常に高い特徴があります。
ハーランズホリデーはヘネシーを経由していないのでこの辺りがどうかですが、それでも高速馬場でのスピード勝負で戦えるだけのバックボーンはあるように思えます。
ある程度のペースまでなら抜群の安定感を見せてくれるイメージが強く、ここで互角にやれるようなら恐らくGIでも十分戦えます。

★日曜日 共通 研究・ブラスト
阪神11レース

セントウルS

バーバラ
前走の北九州記念はこの馬にとって最悪の展開となり、出負けだったにも拘らず例年に比べて内が荒れていない馬場でも終いに賭ける強い内容で4着。
この馬はハイペースでスピードを要求されてのポテンシャル面で突っ込んでくるというタイプで、前半が速くなる展開はプラスとなります。
前走はフラット気味なペースになったといえる中でコーナーでのロスがありながらでも突っ込んできたというのは北九州記念組の中では一番評価できる1頭です。
今回は武豊騎手に乗り替わる事で、スタートに関してはプラスに働くのは確かで、流れてしまえばポジションに関係無く好走します。
厳しい流れでこれまで強さを見せてきた馬だけに、平均ペースでも道中に緩みがなければ不安はありません。
この馬はハクサンムーンとは違って高速馬場に拘らないため、馬場に関する心配はありません。
理想は前掛かりの競馬で、多少時計が掛かって8秒前後ぐらいになった方が安定してきそうです。
内枠過ぎると3コーナーでゴチャつきやすいコースで、ポテンシャル面も非凡なので中目〜外目の方が競馬はしやすそうです。
馬場次第で真逆の適性であるハクサンムーンとは前後してくる可能性はありますが、ハイペース気味、淀みない流れでスムーズに運べれば十分好勝負できる1頭です。

ストレイトガール
今回は阪神の1200m戦では大きな不安材料はない1頭ですが、1200m戦でも総合力の高さ、後半のトップスピードの持続力の高さがこの馬の武器となります。
更にペースの緩急に対応できるギアチェンジも備えており、トップスピードの質も高く、後半の要素は非常に高いレベルで揃っていて、前半のポジショニングセンスが高いので崩れる要素がありません。
スピード特化の消耗戦になった昨年の宮記念でも崩れずに突っ込んでおり、現時点で不安は休み明けの仕上がり具合のみです。
傾向のタイプ的に見てもロードカナロアに非常に近く、ロードカナロアよりも後半の要素が強いので徐々にマイル寄りになってくる可能性はあるかもしれません。
今開催の阪神もエアレーション作業を実施しているようで、例年のような7秒台の高速決着になってくるかどうかは読めないところがあります。
これは出来れば後半のトップスピードの持続力で勝負したいこの馬としてはプラスとは言えません。
理想は非常に器用な面があり、前半はあまり無理をしたくないタイプだけに内目の枠。
阪神内回りは3コーナーまでの距離が短く、外の馬が切り込みながらで内の馬が下げざるを得ないというケースが出てくるため、そこに巻き込まれない事がポイントです。
前半は上手く立ち回って好位の内目で立ち回れれば崩れる心配はありません。

★日曜日 共通 研究・ブラスト
阪神11レース セントウルS

アースソニック
時計がかかる馬場で8秒台に突入してくると追走に脚を使わされる可能性が非常に高く、苦戦します。
この馬が好走するためには7秒台が出る馬場で、内目で立ち回ってできるだけ無理のない範囲でポジションを取る事です。
その上でコーナーで速いラップを踏む中でロスなく進めて直線の減速で差し込むというのが理想です。
上手く嵌れば強敵相手にも互角以上に戦えますが、ペースが合わなければ惨敗するタイプです。
とにかくこの馬は馬場とペースバランスがカギとなるため、レース序盤は無理をしないで進める事が重要です。
今回、時計勝負に持ち込まれると余程上手くインで我慢してコーナーでもロスなく進めないと厳しく、鞍上は魅力でも買いづらい1頭です。


ルチャドルアスール
6走前の福島民友Cではスローでアンバルブライベンの2着の実績がありますが、この馬の見せたハイパフォーマンスは2走前の鞍馬Sです。
高速馬場でかなり飛ばすのはコースの形態上なかなか難しく、過去何度も有力逃げ馬が沈んでいた中で、それに真っ向から挑んでポテンシャルタイプを相手に互角に戦えたのは大きく評価できます。
前走は自分のペースで逃げる事は出来ましたが、向こう正面で来られた時に少しハミを噛んでしまいました。
この舞台なら基本的にはスピードの高さで勝負できれば面白い1頭で、高速馬場でも洋芝でもやれたため、ハイペースで33-35で押し切るぐらいの競馬が良さそうです。


ハクサンムーン
今年、オーシャンSで好走できたのはエクイターフの影響で比較的時計が出やすい馬場だったからで、そこでペースバランス的に1秒以内で収めてきました。
この馬の好走条件は馬場に左右される部分が大きく、好走するためには高速馬場が条件となります。
高速馬場ならある程度ハイペースでも対応できるのはこれまでの傾向からは間違いないので、7秒半ば出がてくるような馬場状態なら好走の可能性は高まります。
逆に8秒というような厳しい競馬になって苦しくなります。
馬場によってパフォーマンスが大きく変わってくる馬ですが、多少渋ったりソフトな馬場でもペースをコントロールできれば問題ありません。
今回はルチャドルアスールが出てくる可能性が高く、この馬を制することができるかどうかが大きなポイントになります。
3コーナーまでにハナを取り切って長いコーナーを使ってしっかりとペースを平均的にコントロールできればこの舞台ならまず崩れません。
昨年のセントウルSでもハイペースで番手からかなり強い競馬ができている事からも、高速馬場ならどんな展開になっても力は発揮できる1頭です。