まとめ

過去ログ576 2015/9/10 17:48

★日曜日
中山2レース
フレンドソング
データ
新馬戦は前日の雨の影響で緩んで時計が掛かる稍重馬場。外枠各馬が多数出遅れ、中枠の馬も衝突が複数ありました。フレンドソングが先手を奪いましたが、すぐ他の馬もやってきてお見合いしつつの雁行。コーナーで十分に息が入る展開となり、直線はある程度バラけながらの横5頭ほど併走、前が一杯に粘り込む所に内からペルソナリテ、外からダイワダッチェスとアドマイヤモラールが迫る展開で最後に追い込み馬が入れ替わって、決め手をしっかり使えた馬が上位に並ぶ結果となりました。フレンドソングはハナを切って4着となりましたが、怖がりな性格だけに、ハナを切れなかった場合には不安があります。

渋って時計掛かり気味。あまり先手争いは起こっていない。後半の追い比べ勝負。勝ち馬が抜けて、2着争いは2頭接戦。内から脚を伸ばした馬もいるが、さすがに枠の差はあったか。馬場適性もある程度は欲しかった。


ギンゴー
データ
新馬戦は小雨パラついていましたが、馬場にはほとんど影響無く、スローの上がり3F勝負となり4着。新馬戦らしく緩んで前残りの流れとなり、先行勢の追い比べからギンゴーが粘っていましたが、最後に勝ち馬が差し切る格好。2戦目の前走は軽い馬場でハイペース気味も前残りの1戦で5着。2週目でもまだ馬場の状態は良好で、結局内・前有利のまま差せる馬はいませんでした。前走はペースが速くてハミを取る場面が見られず、展開不向きの中でジリジリと伸びていました。タイプ的には小回りコース向きのように思えます。

稍重発表だが乾きかけ、馬場はフラット。内枠2頭が先手を争うが、3角手前からコスモアルコンがヒマラヤキンランの半端な逃げを封じて先に前に出る。3角から後続も追い上げようと動くが、コーナーワークで外に振られるばかりで押し上げが中途半端。直線に向くとコスモアルコンが二枚腰を発揮して粘り込みを測り、2列目を丁寧に回った好位組がそのまま流れ込んだ。直線で差し込めるほどの脚を使った馬はおらず、アッサリした前残り決着。人気のストーミーシーはスタートで接触を食らい後手、4角で内を突くが勢いに乗り切れずという流れ。

マイネルパッセ
全面的に蹄跡目立ち、直線内ラチ沿いが緩んで伸びにくい馬場。外枠で好発を決めた各馬がみな控えて、内枠からニケトップランとショウナンライズが2頭併走で逃げる。前半3F33秒9とかなり速いペースで進むがコーナーで後続も早めに接近。直線に向くと馬群が横にブワッと広がる。馬場の内を狙った馬が伸びあぐねて、ショウナンライズ以下の大外へ向かった馬がジリジリ伸びる。逃げたショウナンライズはこの流れでも後半踏ん張る脚を見せ、タンサンドール以下の追撃を振り切った。上位3頭までは優秀で、上がりは掛かっているが内容は良い。

スリラーインマニラ
荒れ始めてるが先行有利、外差し不発の馬場。内枠で若干接触不利複数。外から好発を決めたフレンドソングと、内から減量騎手のキャラメルサレが併走で逃げる展開で、行き脚で劣った追走組がどんどん追っ付け通しになる流れ。行ったもの勝ちの馬場の助けもあり、直線になっても大きく覆す差し馬が現れず、前に行った2頭の決着になった。人気のスリラーインマニラは序盤内目で接触があり、直線も3列目からほとんど脚色一緒だった。

雨上がり馬場で上がりが掛かり要スタミナ。若干差し馬有利。最内からオレデヨケレバが先導し、それほど競り合う展開ではなくどの馬も手綱引っ張っている。3角過ぎでもペースダウンしていた。しかし直線に向いて先行勢の脚がどんどん止まり、人気馬がジリジリと外から交わす流れ。ダイワダッチェスが坂上で先頭に立ったが、むしろ追走でモタついていたシトロンが上手く足が溜まり最後に差し勝つ。全馬ともに上がり平凡。競馬上手か後ろから進めた馬が上位に。

★土曜日
中山10レース
センチュリオン
3走前
脚抜き良い高速ダート。圧倒的前有利。アイファーラブオーの離し逃げに後続が早めについて行くという展開。ただ向正面からの再度のスパートに後続もなかなか追い縋れず、むしろ直線で脱落する馬が多い。時計の速い決着で確り脚を使えたのはセンチュリオンだけ、2番手のキングノヨアケが隊列有利で粘り込めた。新馬勝ちが500万下でも一発通過したが、頭打ちの馬の多い番組だったためもある。

ダイワバロニス
早仕掛け消耗戦。向正面からのペースアップは風の影響もある。早仕掛けのような形になるだけに1列目を走る先行勢には楽ではない。2列目で溜めた2、3着馬が比較的スムーズな内容だったが、それを勝ち馬が外から差した。勝ち馬は1年振りの休み明けだったが、それを感じさせない内容だった。

脚抜き良い重馬場+超強風で直線追い風、前残り状況。ホワイトプラネットが出遅れてしまってこれまで逃げたことのないラブユーが先導。1〜2コーナー通過時にかなりペースが落ちて、向かい風を受ける向正面でもペースは上がらず。3角手前で仕掛けたダイワバロニスの捲りの動きと同時にペースアップし始めるが、先行集団は余力がだいぶ残っている。4Fともに速いペースを刻んで粘るラブユーを、先に仕掛けてエンジンが掛かった強みでダイワバロニスが差し切った。あまりに超スローだったための速力戦となった面があり、上位は斤量の軽い3歳馬が独占。前日・同日の3歳未勝利同条件よりも時計が遅い。

ゴーイングベル
水浸みて脚抜き良い高速ダート。ティンバレスが楽な手応えで先手を奪い、向正面は単騎で手綱引っ張るほど楽な体勢。ペース上手く落として先団凝縮、先ほどの500万下とほぼ同じラップで進んだ。しかし直線は差し馬の勢いが良く、速い上がりの決着に。1分50秒台はこのクラスでもなかなかのタイム。この馬場で圧勝した勝ち馬は褒めて良い。相当速い馬場で対応力あるのが勢いのある3歳馬にしかなかったのかも。

ほぼ乾きかけで重い馬場。スロー直線勝負で勝ち馬楽勝。緩い流れでの末脚比べだが、ハイレベル3歳馬の一頭、アルタイルの力が違いすぎた。2着馬も楽なペースの分脚色は確りしていたが、それを全く問題にせず。さらに離れた3着以下は完全に上がり負け。


リッカルド
ほぼ乾きかけで重い馬場。スロー直線勝負で勝ち馬楽勝。緩い流れでの末脚比べだが、ハイレベル3歳馬の一頭、アルタイルの力が違いすぎた。2着馬も楽なペースの分脚色は確りしていたが、それを全く問題にせず。さらに離れた3着以下は完全に上がり負け。

3走前
パサパサに乾いた良馬場で時計標準。ショウナンアポロンの強気の主張に今回は他馬も付いて回り、3角手前で早捲りも発生。常に前を攻め立てる流れになって、最後の直線でようやく脚が止まったことで有力差し馬に流れが向いた格好。バンズームは外が間に合わないと見るや内に切り替え、最後インを割って出た。中山ならかなり自在と言うタイプ。

4走前
脚抜き良い高速重馬場で前有利傾向。前半は標準やや遅めも向正面からペースアップ、速いラップを刻んで先行勢がいい上がりでまとめると言う展開。勝ち馬は2番手から進んで上がり最速で圧勝。そして道中特に捲って上がる馬もおらず後続が付いて来れてない。馬場が軽かったためかスタミナ勝負にまで寄らず、スピード優位の馬がそのまま持続力で押しきってしまった形。勝ち馬はブリンカーを装着して覚醒したと見るべきか。

ワイドリーザワン
Hペースバテ合い。500万下で900m通過54秒前半は良馬場を考えるとかなり速い流れ。同日1000万下より速いペース。上がり2F13秒台。勝ち馬は最後方で追走苦労だったが、直線一気で間に合った。完全に展開恵まれ。むしろ2着馬の粘りの方が目立つ内容。


モルダバイト
乾きかけも脚抜き良い馬場で、4角内ラチ沿いが有利+外回し不発の状況。今回のモルダバイトは競り合いなく単騎逃げ、2コーナーでペースダウンしてもまだ1頭。向正面からロングスパートを仕掛けて後続に脚を使わせ、コーナーから隊列が縦に伸び始める。直線は先行集団も脚色一杯になってしまい、逃げ馬の真後ろを通っていたトーセンラムセスが2着に浮上。これまで結果を出せなかった逃げ馬が、馬場が向いてマイペースでの競馬ができると偉い強い内容で押し切ったというパターン。


メジャーステップ
人気のビックマウンテンがハナを奪うも、ペースを落としすぎてあっさり捲られる。勝ったメジャーステップは好位で捲りもやりすごし、展開が嵌まった形。

★土曜日
中山9レース
マテラアリオン
パンパンの良馬場。外枠各馬の出脚が良くクリノシャンボールが1列目を確保、コーナーで緩めて直線横一線からの決め手勝負に。先行勢がバッタリ止まって直線半ばで隊列が入れ替わり、出遅れて後方にいた組が末脚を伸ばす展開。大外を回ったクナウの勢いが良かったが、最後馬群の間を割って伸びたのが東京新馬開始週に勝ったペルソナリテ。直線尻上がりにラップが上がっていて、瞬発力のある差し馬に流れが向いた形。上位2頭は今後も注意。