まとめ

過去ログ578 2015/9/11 9:32

★土曜日
中山2レース
サンセットトウホク
新馬戦はスタートを決めた4頭が序盤争う構えを見せましたが、どの馬も抑え気味でその中から内枠のサンセットトウホクが若干リードを取って逃げる展開となりました。
特に捲る馬もなく、向正面から早くも極端にペースダウンし、固まった隊列のまま直線。
ラスト3Fで急激にペースアップして加速力勝負となりましたが、逃げて上がり33秒台で粘るサンセットトウホクを、最後尾にいたレプランシュが大外からズバ抜けた末脚で差し切った格好。
サンセットトウホクは完璧な騎乗だっただけに、勝ち馬の鋭さが光る1戦となりました。
「クビ差差されましたけど、勝ち馬は離れたところから来ましたからね。併せる形なら違ったと思います」との事。
後続は2馬身以上千切っていただけに、今回も勝ち負け濃厚の1頭です。

タンサンドール
前走は全面的に蹄跡が目立ち、直線内ラチ沿いが緩んで伸びにくい馬場状態。
外枠で好発を決めた各馬がみな控えて、内枠からニケトップランとショウナンライズが2頭併走で逃げる展開となり、前半3F33秒9とかなり速いペースで進みましたがコーナーで後続も早めに接近し、直線に向くと馬群が横に広がる展開。
馬場の内を狙った馬が伸びあぐねて、ショウナンライズ以下の大外へ向かった馬がジリジリと伸び、逃げたショウナンライズはこの流れでも後半踏ん張る脚を見せ、タンサンドール以下の追撃を振り切りました。
このレースの上位3頭までは優秀で、上がりは掛かっていましたが内容は良く評価できます。
タンサンドールは口向きの関係で外枠はマイナス材料でしたが、外枠からハイペースで外を回るキツイ展開ながらも力のあるところを見せました。
開幕週の馬場で外枠に入らなければ上位可能の1頭です。

★土曜日
中山3レース
パイロスター
3走前は1300m戦に使われて脚抜き良い高速重馬場。
出遅れ馬が多数おり、内枠のドリームメモリーがサッと出てしまうと、3コーナーが早い関係でほとんど絡まれずに進められていました。
4コーナー手前からシゲルユタカマツリが大きく捲ってくるも展開に影響は無く、脚を溜めつつドリームメモリー・ラスティハーツが前で粘る格好。
逃げ馬が2番手を振り切り、パイロスターは正攻法の競馬でタイム差無しの3着となりました。

1150m戦に使われた2走前は軽い馬場でHペース時計勝負。
前4頭で速い流れとなりましたが、勝ち馬以外は皆脱落。
直線では勝ち馬が一旦独走態勢となりましたが、唯一猛然と追い上げた2着馬だったがハナ差届かず、3着以下は速い流れや時計に対応できずに2着馬からは3馬身以上千切られる1戦となりました。
このレースではパイロスターはこれまでで一番良いスタートを切りましたが、その後がついて行けず、内目をロス無く回ってくるも、エンジンが掛ったところでバテて下がってきた馬に前を塞がれてしまいブレーキをかける不利がありました。


前走は距離を更に短縮して1000m戦。乾いてパサパサの、フラットな馬場状態。
内枠2頭が追っ付けて主張し、外からサンライズシーズンが迫り、3頭雁行であまり息が入らない流れとなりました。
直線で真ん中のワンダーグロワールが抜け出しましたが脚色に余裕はなく、最後外からサトノハーデスとパイロスターが猛追。
最後1Fでラップが急落し、差し馬が間に合う流れとなり、パイロスターはコンマ1秒差の3着となりました。

近2走の距離では忙しく、前走は減らした馬体を回復させながらの調整だったため、今回は適距離で稽古でも一杯に追われており、大崩れの可能性が極めて少ない1頭と言えます。

★土曜日
中山9レース
マテラアリオン
前走はパンパンの良馬場で、外枠各馬の出脚が良くクリノシャンボールが1列目を確保してコーナーで緩めて直線横一線からの決め手勝負。
先行勢がバッタリ止まって直線半ばで隊列が入れ替わり、出遅れて後方にいた組が末脚を伸ばす展開となり、大外を回ったクナウの勢いが良く見えましたが、最後馬群の間を割って伸びたのが東京新馬開始週に勝ったペルソナリテ。
直線尻上がりにラップが上がっていて、瞬発力のある差し馬に流れが向いた形と言えます。
このレースでマテラアリオンはコンマ1秒差の3着。
体が戻り切っていない中で、しかも輸送で馬体を減らしてのレースとなりましたが、未勝利の身ながらもオープンクラスで3着は大きく評価できます。
前走は抜け出すのが少し早く、最後はフワついてしまいましたが、展開が合わなかった事も考えると勝ちに等しい内容です。
この馬は突然噛んだり、物見をしたり、急にモタれたりと、幼さを出す面があるため、その辺りを修正できればアッサリと勝てる力はあります。
トビが綺麗なだけに、パンパンの良馬場が理想です。