まとめ

過去ログ579 2015/9/11 11:30

★土曜日
中山4レース

タケショウビクター
前走は湿った馬場でのハイペース時計勝負。
先行争いもあって速い流れとなり、ゴールドエッグ、シベリアンアポジーは4コーナー先頭の形になりましたが、後続の目標になってしまい一気に捕えたディステニーガイでしたが、これでも少し仕掛けが早く、さらに後ろから差される結果となりました。
タケショウビクターは抜け出してから最後ソラを使ってフワッとしてしまい、その隙を突かれて勝ち馬に捕まり2着となりました。
タケショウビクターは近7週で5戦レースに使われており、今回は4連闘目となります。
使い詰めでも3,2,2,3,2着と安定しているのは、未勝利のメンバーレベルが落ちてきているからで、今回も上位可能の1頭ですがソラを使うため、2.3着付けで狙いたい1頭です。


モポーク
前走はタケショウビクターから2馬身離されての3着。
前走はパサパサでハイペース傾向で上がりの掛かるダート。
戸崎圭太騎手に替わり2走目のヒカリピオニーが初めて逃げ、内枠の馬が出てこなかったのでアッサリ先手を奪って逃げました。
外枠各馬が接近するもコーナーで振り切れて、直線で迫るのも2番手で併走していたタケショウビクターとの一騎打ちを制しました。
最後はギリギリヒカリピオニーが競り勝ちましたが、上がりは平凡で後ろの組も目立った脚色は見られず、実質バテていた内容。
モポークは良い頃の覇気が見られず、追われてからの伸びも見られませんでした。
2走前は速い流れでも勝ち馬の勢いは衰えず、直線も突き離す独走。
他先行勢は潰れて差し馬勢が2着以下の争いとなりましたが、それでも勝ち馬と脚色同じ程度で、2着以下は時計的にも平凡だっただけに、ここでの3着は評価できません。

★土曜日
中山10レース
センチュリオン
この馬は新馬・500万下を連勝しましたが、3走前の500万下は脚抜き良い高速ダートで圧倒的に前が有利な馬場状態でした。
アイファーラブオーの離し逃げに後続が早めについて行くという展開でしたが、向正面からの再スパートに後続もなかなか追い縋れず、直線で脱落する馬が数頭。
時計の速い決着で確り脚を使えたのはセンチュリオンだけで、2番手のキングノヨアケが隊列有利で粘り込めた形です。このレースは頭打ちの馬の多い番組だったただけに、大きな評価は禁物です。

ダイワバロニス
前走は早仕掛け消耗戦となり、向正面からのペースアップは風の影響もありました。
早仕掛けのような形になるだけに1列目を走る先行勢には楽ではなく、2列目で溜めた2、3着馬が比較的スムーズな内容でしたが、それをダイワバロニスが外から差し切りました。
ダイワバロニスは1年振りの休み明けでしたが、それを感じさせない内容でした。

ゴーイングベル
2走前は乾きかけで重い馬場。
緩い流れでの末脚比べとなりましたが、ハイレベル3歳馬の一頭、アルタイルの力が違いすぎた1戦となりました。
ゴーイングベルも楽なペースの分脚色は確りしていましたが、相手が悪くコンマ3秒差の2着となりました。
3着以下は完全に上がり負けで、3着以下には3馬身以上の差をつけていました。
前走は水浸みて脚抜き良い高速ダート戦。
ティンバレスが楽な手応えで先手を奪い、向正面は単騎で手綱引っ張るほど楽な体勢。
ペース上手く落として先団が凝縮し、同日の500万下とほぼ同じラップで進む展開となりました。
直線は差し馬の勢いが良く、速い上がりの決着となり、1分50秒台はこのクラスでもなかなかのタイムと言えます。
ゴーイングベルは好位からの競馬となり、逃げ馬をピッタリマークして良い形でプレッシャーをかけていました。勝ちパターンの競馬でしたが、最後は展開とハンデの差で3着。
右回りの坂のあるコースに実績が無いため、今回は様子見の1頭。


リッカルド
前走はゴーイングベルと対戦して3着に敗れましたが、ゴールドベルからは3馬身離されてしまいました。
この馬の場合は坂のあるコースの方が高いパフォーマンスを見せているだけに、今回の中山コースなら逆転の可能性はあります。

3走前の中山戦ではパサパサに乾いた良馬場で時計標準の馬場の中、ショウナンアポロンの強気の主張に他馬も付いて回り、3コーナー手前で早捲りも発生する展開。
常に前を攻め立てる流れとなり、最後の直線でようやく脚が止まったことで有力差し馬に流れが向いた格好。
ここでは4着に敗れましたが、デキが下降気味の時期で出がけの硬さを見せていました。
4走前の中山戦は脚抜き良い高速重馬場で2着。
前半は標準やや遅めも向正面からペースアップし、速いラップを刻んで先行勢がいい上がりでまとめる展開となりました。
中山コースでは安定して走れているため、デキ上昇中の今回は注目したい1頭です。


ワイドリーザワン
前走はHペースバテ合い。
500万下で900m通過54秒前半は良馬場を考えるとかなり速い流れで、同日の1000万下より速いペースとなりました。
上がり2F13秒台で勝ち馬は最後方で追走苦労していましたが、直線一気で間に合い完全に展開に恵まれた勝利だったと言えます。
昇級の今回は見送りたい1頭です。


モルダバイト
前走は乾きかけも脚抜き良い馬場で、4コーナー内ラチ沿いが有利+外回し不発の状況。
モルダバイトは競り合いなく単騎で逃げられ、2コーナーでペースダウンしてもまだ1頭。
向正面からロングスパートを仕掛けて後続に脚を使わせ、コーナーから隊列が縦に伸び始めて直線は先行集団も脚色一杯になってしまい、逃げ馬の真後ろを通っていたトーセンラムセスが2着に浮上。
これまで結果を出せなかった逃げ馬が、馬場が向いてマイペースでの競馬ができると偉い強い内容で押し切ったというパターン。
昇級戦でも締まった馬場でマイペースで逃げられればチャンスはあります。

★土曜日
中山6レース
ラバニーユ
2走前は開幕馬場でHペース差し・追い込み展開。
1秒以上の前傾ラップで先行勢には苦しい流れとなり、中団組みでもこの流れで結果的に仕掛けが早かった馬も見られ後方追走組みに流れは向きました。
ラバニーユは出たなりで前に馬を置いて中団で溜める競馬となり、直線では先頭に立つも、ゴール前で掴まってしまい2着。
このレースは流れを考えると強い2着だったと言えます。
前走は軽い馬場でスロー上がり3F勝負。
末脚比べで他より0.5秒以上も速い上がりを繰り出した勝ち馬が大外から差し切る格好で、下位の方まで上がり33秒台の記録。
ラバニーユは立回りとしては完璧でしたが、相手が悪かった1戦となりました。
長く良い脚を使えるタイプだけに、直線の長い外回りコースで厚く買いたい1頭です。


テキスタイルアート
前走は全面荒渋馬場も日差しが出て回復傾向の馬場。
中枠のビバナポリとジュンコアーが最初から促して併走逃げの形となり、3コーナーに進入する前からペースダウンが始まり馬群がグッと凝縮して、直線に向くまで一団となっていました。
集団が皆馬場の外へ向かい、道中楽をしていた先行勢がなかなか止まらず、テキスタイルアートが先頭に立ってフラついた所に、好位内でモタついてたザハッピエストがもう一伸び効いて差し勝った格好。
テキスタイルアートはコンマ1秒差の2着に敗れましたが、この馬は右手前の方が走りが良いため、左回りコースが合っています。
右回りの中山コースの今回は過度の信頼は置けません。

デトロイトカフェ
前走はテキスタイルアートと対戦して4着。
2走前はラバニーユと対戦して3着。
福島経由で新潟に使われ、中1週となった前走から更に中1週となる今回は状態面での上積みは見込めません。


ハッピームーン
前走は大逃げ展開で離れた2番手以下の後続はスロー上がり勝負。
サンセドナが大逃げを打ちましたが、直線は止まってしまい、先行勢も粘りは見せているものの末としはジリ脚。
そこを内からタピゴンが抜け出しての勝利となりました。
半ばで外に持ち出したボンジュールチカラ、開いた内めからジュモートリステが追い上げていましたが、ほぼ並んだところまでで、結果的に内を通ってきた方が上がりでも着順でも上位となりました。
ハッピームーンは体も減っており、前走はゲート内でうるささを見せていただけに、連闘で挑む今回は買いづらい1頭となります。


パンデイア
4走前に乗ったルメール騎手の進言で初ダートとなった2走前は脚抜き良い高速重馬場。
出遅れた馬が多数いましたが、先行争いも5頭ほどが最初並んでいて、中からラックアサインが抜け出す展開。
それほど中盤も緩まず進みましたが、スピードの乗りがいい馬場で先行勢の手応えは楽な様子でした。
2番手追走のショウナンマラークが最初に直線で抜け出し、逃げていたラックアサインもなかなかの粘りを見せ、後続も脚色が一緒になってしまって、速い上がりでまとめての行った行ったの決着となり、馬場の影響もあって走破タイムは非常に速く、スピード性能がないと厳しい1戦でしたがパンデイアは初ダートで砂を被りながらも気にせず最後までしっかりと伸びてコンマ3秒差の3着。
馬場と流れの分だけ最後は掴まえられませんでしたが、ダートにメドが立った1戦と言えます。
2走前はパサパサに乾いたダートで前残り傾向。休み明けのポリアフが混戦の中でサッと先手を奪い、遅めのペースで淡々と逃げる形。途中で捲りも来るが勢いが中途半端で大勢に影響は無く、直線最後まで踏ん張りが効いたポリアフは、走破タイムもまずまずで評価できる1頭です。
パンデイアはルメール騎手騎乗となりましたが、レース前からテンションが高く、ゲート内でもチャカついて立ち上がっていました。
ゲートを上に上がるように出てしまい、出遅れて後方からの競馬。向正面で一気に動いて先頭集団に並びかけましたが、そこまでに脚を使った分だけ勝ち馬には届かず、まともにスタートが切れれば勝ち負けできる能力を示しました。

前走は中2週明けて落ち着かせての出走となりましたが、発馬と4コーナーで落馬する馬がおり、他の馬は動けず。上位馬はカラ馬の影響がなく運べており、展開も嵌まった形だけに参考外の1戦と言えます。