まとめ

過去ログ581 2015/9/11 19:04

★日曜日 共通 見解・
中山11レース

京成杯オータムハンデ

アルマディヴァン
後半勝負で仕掛けが早ければ序盤のペースは気にしなくても良いタイプで、スピード戦でも1400mでは苦しく、1600m戦なら序盤ついていけなくても前が減速してきたところで確実に突っ込んできて切れるという点では信頼できる1頭です。
中山マイルはそういうレースになりやすく、46-46で32秒前後の馬場なら安定してくるため、不安は少ない1頭です。


ダローネガ
中京記念は評価できる1戦で、上手く立ち回れれば十分勝ち負けが期待できる1頭です。
3〜4コーナーでかなり外からの競馬になっており、レース全体も外からでは厳しいラップ推移になっていました。
あれでL1まで突っ込んできた点は、中京記念組の中ではスマートオリオンとともに評価すべき一頭です。
ただ、この馬は小倉大賞典の内容や1600m戦でも比較的中距離色が要求される阪神の外回りや中京で実績を残しており、1400mでのスピード勝負はイマイチです。
マイルでも軽い馬場で32秒台の走破時計となると後ろからついていけずに最後にジリッとなってしまうため、超高速馬場では恐らく届かないように思えます。
中山マイルで45-47ぐらいのペースバランスなら最後方ぐらいからのバテ差しでもある程度届くレベルあります。

★日曜日 共通 見解・
中山11レース
京成杯オータムハンデ

エキストラエンド
この馬は昨年のマイルCSで31秒台の競馬、45秒台の流れの中で脚を使わされずにしっかりと突っ込んできたという点からも適性的に厳しい流れでスピードが要求される中山マイル戦という条件は合いそうです。
また、トップスピード戦にせよポテンシャル戦にせよ、前がバテてからがこの馬の本領発揮になるため、その点で基本的に大きく淀まず後半はL4最速になりやすい京成杯オータムハンデの傾向はプラスに働きそうです。
この間の課題はゲートが拙い点ですが、多少出負けしてもスピード自体は高いレベルにあるのでリカバーしながらバテ差し狙いというのは十分期待できます。
馬場は渋ってもソフトな馬場でも比較的やれる馬なので前がオーバーペースになってくれればこの馬としては嵌る可能性は高くなります。
高速馬場でも仕掛けが早ければ最後は安定して伸びてこれるタイプなため、時計勝負に対応可能です。


スマートオリオン
この馬は1200m戦ではスピード不足ですが、1400〜1600m戦でスピード的にかなり優位に立てるようになってきました。
1600mで超スローになると、スピードを活かせずに特化戦でトップスピード持続力が足りないなという印象があります。
3走前のパラダイスSもL2-1は11.0-11.8とかなり落としている中でジリッとで突き抜けたというほどでもありませんでした。
ある程度のペースを作ってトップスピード面があまり問われない方が良い可能性があります。
その点で今回の中山マイルコースに替わるのはレッドアリオンとは対照的にプラスに働く可能性が高く、スピードはここでは最上位なだけに多少のハイペースなら中京でもねじ伏せきっている事から、スピードタイプが優位に進められるコーナー地点が長い開幕週の中山マイルという条件ならポジションを取って流れに沿る競馬で力を発揮しやすいはずです。
今回は秋の超高速中山になるのか、それともエアレーションで少しソフトな状態で始まるのかという2パターンを考える必要はありますが、この馬の場合は中京記念でも中京にしては時計が出やすいという程度で平均ペースで33秒台の競馬に対応しているため、エアレーション作業をしたとしても32秒前後の走破時計になる可能性が高い中山コースなら心配は少ないように思えます。
理想は46-46ぐらいですが、45.5-46.5ぐらいまでなら中京記念からも対応しており、好勝負できる材料は揃いました。

ヤングマンパワー
この馬はスピード面で不安があり、NZTでも一瞬は脚を使おうとはしていましたが、ヤマカツエースに一気に出られてしまい8着。
これは良い材料とは言えず、これまでの傾向的に見てもレッドアリオン同様速いラップを踏んでの持続力が持ち味であり、ポテンシャル勝負だったり序盤からペースが上がったりといった形ではNZTの一戦を見る限りではプラス材料とは言えません。
タイプ的にはU字の1800を試してほしい一頭で、1600m戦で平均〜ハイペースがほぼ確定的なこのレースを考えると不安生じます。
ペース的にも前半は無理ができないので、控えて厳しい流れでポテンシャル面を引き出せるかどうかが焦点となります。

★日曜日 研究・ブラスト 共通
阪神11レース
セントウルS

ホウライアキコ
7秒半ばの超高速状態ならワンチャンスある1頭。
現時点でこのクラスでは1200mでのスピード決着に対応できる要素は全く見せていません。
2年前の小倉2歳Sで優勝していますが、ここでのハイペース戦で対応できるイメージはありません。
この馬は1400m以上で平均ペースで進めていくか、少し緩めての一脚というのが理想ですが、1200mではレースをコントロールできず、ポジショニング
苦労します。
先行争いではルチャドルアスール、ハクサンムーンという強敵が存在し、先行馬に限ってもサカジロロイヤルやエテルネル、メイショウイザヨイなど多く、同型が強力です。
基本的には前掛かりになる1200m戦で狙いたいとは思えません。

ウリウリ
この馬のトップスピードの持続力はトップクラスで、これは1200mに入っても対応可能なため、内目を立ち回って上手く捌けてこれればチャンスはあります。
今回は本質的なスプリンターとしての資質を問われやすいレースのため、前走はペースが上がっても自身は無理をしない事が重要です。
スピードで押し切ってくる前のハクサンムーンやルチャドルが厳しいペースを刻み、ついていけずそこから伸びてきてもポジション的に届かない可能性が高いように思えます。
この馬は届かずの3着までの評価となりますが、この馬はトップスピードの質も持っているので理想は高速馬場となります。

マヤノリュウジン
この馬はこのレースで過去2度完敗しているように、適性そのものに不安があります。
このコースは3コーナーまでの距離が非常に短いコースなので最序盤のポジション取りは重要になってきます。
そこから淡々と流れて開幕週ということもあって前々で主導権を握ってしまうスピードタイプが非常に強い傾向にあります。
前がなかなか落ちてこないレースになるため、基本的にはバテ差しであるこの馬としては最後方から外々回してとなるとかなり厳しくなります。
近走はずっと追込み戦法で戦っており、前走ではズブさも見せており、以前のような先行策は取れないように思えます。
本番では適性的にマッチしているため、穴で面白い1頭ですが、賞金的に微妙な立ち位置になるため、ここで賞金を積んでほしいところです。
りそうは外目の枠を引いて、昨年並みに流れれば面白い1頭ですが、時計が掛って8秒台ぐらいの競馬になってくると浮上してくる可能性はあります。

リトルゲルダ
今回は条件が好転する1頭。
夏の小倉、阪神で結果を出してきたように、高速状態の方が合っているタイプで、 特に宮記念はソフトな馬場でコントロールしながら直線で加速するというような競馬は合いませんでした。
今回は開幕週とはいえエアレーション作業が行われる阪神に今週の台風による影響がどう出るかがポイントとなります。
この馬にとっては昨年ぐらいの馬場が理想なため、時計がかかる馬場になった時にパフォーマンスを落とさずに戦えるかがカギとなります。
基本的には1200m戦でスピード勝負をしたいタイプで、高速馬場ならルチャドル、ハクサンもある程度逃げたい意識はあるのでペースそのものは上がってくる可能性は高く、チャンスは広がります。
実力的には最上位の一頭だけに、高速馬場で単調な流れなら面白い1頭です。