まとめ

過去ログ584 2015/9/15 13:08

★月曜日 見解
月曜日 
中山11レース
第68回朝日杯セントライト記念(G2)

過去10年のデータ

1番人気 (3-2-1-4)
2番人気 (1-2-1-6)
3番人気 (1-2-0-7)
4番人気 (1-2-1-6)
5番人気 (0-1-1-8)
6番人気 (1-0-2-7)
7〜9人 (2-0-2-26)
10人以下(1-1-2-75)


単勝4倍未満の関東馬は(3-2-0-1)で信頼度は高い。
人気薄の好走が目立つ波乱傾向のレースで、3連単は12万、51万、13万馬券が出ている。

前走データ
重賞(7-4-6-41)
├東京優駿(4-3-2-15)
├ラジオNIKKEI賞(2-0-2-16)
├京王杯2歳S(1-0-0-0)
├札幌記念(0-1-0-2)
├新潟記念(0-0-1-1)
└青葉賞(0-0-1-1)

OP特別(0-0-0-10)
1600万下(0-1-0-2)
1000万下(1-5-1-42)
500万下(2-0-3-39)
未勝利(0-0-0-1)

前走重賞で連対していた馬は (5-0-2-5)で、人気は2,1,4,1,8,1,5人気だった。
前走重賞で連対+当日5番人気以内の馬には注意が必要。

今年の前走重賞連対馬
サトノラーゼン(ダービー2着)
ベルーフ(小倉記念2着)
ミュゼゴースト(ラジオNIKKEI杯2着)

前走日本ダービーか古馬との重賞以外で3着以下だった馬は(0-0-1-19)で苦戦傾向。
今年の該当馬・・・グリュイエール、ブライトエンブレム、ブランドベルク

★日曜日 ウイナーズネット
阪神11レース

ローズS

レッツゴードンキ
この馬は阪神JFでショウナンアデラに差されて完敗していますが、このレースにしても桜花賞にしてもある程度速いラップを刻んでの持続力が高い印象で、ポテンシャル面よりもトップスピードの持続力面が強いイメージがあります。
また、アルテミスSも桜花賞も少し渋った馬場での競馬で、その中でトップスピードを要求されて長く維持してきているというのは阪神外回りコースを走る上では大きなアドバンテージと言えます。

オークスは超スローに近いレベルで仕掛けが早く、3コーナーの下りから11秒台に入るL3最速戦となりました。
行きたい馬を行かせて2列目での競馬となりましたが掛ってしまい、向正面でも制する事ができずに3コーナーからペースが一段階上がって4コーナーで前にスペースが開いた状態で直線を向く展開で坂下で一瞬だけ見せ場を作るもスタミナ切れで10着となりました。

オークスは折り合いを欠いたことが大きな敗因ですが、オークスはステイヤー色の強い競馬になったことも響いたように思えます。
緩い流れから一段階目の加速、さらにそこから2段階折り合い難+2段階加速で最速ラップが11.3と超高速馬場を考えると速くなり切らなかった事がオークスの敗因だと言えます。
スローからのトップスピード勝負で折り合えれば最上位の1頭だけに、折り合いが最大の焦点と言えます。

★日曜日 1鞍
阪神11レース

ローズS

ミッキークイーン

オークスは極めて特殊なレースで、超高速馬場の東京芝2400m戦でペースバランスで見ると61.3-58.6とかなりのスローペースとなりました。
内のレッツゴードンキも前に出掛かっていましたが、今回は外枠から行き脚が付いたノットフォーマルが先手を取って序盤は縦長の展開。
途中ハロン13秒台もある遅いペースでの逃げでしたが、1000m通過61秒3は桜花賞より速いペースで、3コーナーの下りからペースが上がって、直線はトップスピード持続力を比べる争いとなり、距離がもたない馬がどんどん脱落していく格好。
ルージュバックが先頭に立ち、クルミナルと競っていたところにミッキークイーンが強襲し、最後はミッキークイーンが凌ぎ切り、長くいい脚が使える中距離馬が有利な1戦となりました。

ラップで見ると、12.5 - 11.9 - 11.9 - 11.3 - 11.6 - 11.9とL3最速、コーナーの段階で11秒に入っていて仕掛けどころが非常に早く、東京2500m戦みたいな後半のラップとなり、長距離色がかなり強い競馬だったと言えます。
ミッキークイーンの道中は中団の外で超スローでも折り合いをつけながら3〜4コーナーでペースがある程度上がっている中で中目を追走し、直線で外に出すとそこからジリジリでしたが徐々に減速してくる流れで外から一完歩ずつ確実に伸びて突き抜けての完勝となりました。
特殊な流れになった事で、スピードを活かしたかった馬が苦しむステイヤー色の強い流れとなり、トップスピードの持続力をしっかりと引き出し切ったのは高く評価できます。
余力がある状況下でのトップスピードの持続力特化戦なら世代ナンバー1と言えます。

ローズSは前でスピードをコントロールして勝負どころのギアチェンジ能力で動けて速いラップを刻める先行馬が強いレースだけに、そういう器用さがないこの馬はレースの適性的には合っているとは思えません。ただ、脚を出し切れる展開なら破壊力は世代屈指なだけに、外目の枠から中緩みに包まれずに進められれば好勝負可能の1頭です。