まとめ

過去ログ592 2015/9/18 8:36

★土曜日
阪神2レース

ノアビジン
2戦目まではダートに使われた同馬。
初戦はビービーサレンダーに先着しての2着。
前半は行き脚がつきませんでしたが、気合をつけられるとスッと反応していました。恐がりな面があるため、囲まれずに走れたことも良かったようです。
2戦目は連闘で使われましたが4コーナーで勝ち馬に被せられる展開となり、直線は流れ込んだだけの5着に敗れました。

初芝となった前走は全面的に蹄跡多く残る馬場状態で、仮柵移動後で内が有利な傾向。
内から押して逃げたノアビジンが結構速いペースで逃げ、早め接近してた2列目でもそこそこの流れとなりました。
直線に向いて大半の脚が止まってどの馬もフラフラとなり、道中内を回していた馬が最後にもうひと踏ん張りする格好。
ノアビジンはダートの1000mでも良いスピードを見せていましたが、芝でも持ち味を生かして押してハナを奪い、ラスト100mまで先頭を守りましたが交わされてからも大バテせずに3着に粘り込みました。
立て直された事で馬がしっかりとしてきており、芝2戦目で前進可能の1頭です。

★土曜日
中山12レース

スノーパレード
3走前の福島ではスイートガーデンと対戦して同馬は4着。不利のあったスイートガーデンに比べて同馬は道中で砂を被った時に耳を絞ってしまい、行きっぷりが今ひとつでした。
4コーナーでは被せられるシーンが見られ、直線で外に出すとしっかりと伸びていましたがコンマ2秒差の4着。
4走前はゲートで隣の馬がうるさかったためにヒルんでしまい、内に逃げ気味のスタートで接触してしまい、出遅れて後方からの競馬。砂を被らないように外目を回っていましたが、スイートガーデンからはコンマ3秒差の5着。
前走は高速不良でスロー気味の前残り戦。
この馬場でテン34.7秒はそれほど速くはなく、ほぼ行った行ったに近い決着でしたが、ピュアノアールが序盤で少しレディーピンクと競る展開となりました。
スノーパレードは放牧で立て直されてフレッシュな状態でレースに挑み、プラス12キロでも太め感の無い仕上がりでした。
道中は3着馬の後ろでジッと脚を溜めて直線入り口で2番手に並びかけ、自分から動く競馬が出来た事は大きな収穫と言えます。
砂を被らない外目の枠でスムーズなら上位可能の1頭です。


オーゴンマリア
前走はスノーパレードと対戦して4着に敗れた同馬。
この馬は4走前からチークピーシーズをつけてから行きっぷりが良化しており、前走は大外枠から外目を回らされるロスがありながらも4着に健闘しました。
2走前は乾いた良馬場で好スタートを決めたドラゴンスズランとオーゴンマリアが併走で先導し、内枠各馬が2列目を固める展開。
外枠のキープレーヤーが遅れて前に追いつくと同時に差し集団が動き始め前もペースアップし、隊列なりの消耗戦となりました。
直線でオーゴンマリアが先頭に立って粘っていましたが、馬群の外を回っていたリンガスヴィグラスが猛追し、最後に4コーナーでスピードを切らさず捌けたヒカリブランデーが追いついた格好。
先行総崩れでの追い込みというよりは、力上位の馬がそれぞれ力を出し切ったという流れでコンマ1秒差の3着となりました。
このクラスでも通用する力は示しており、今回も上位可能の1頭です。

レディーピンク
前走はスノーパレードに先着しての2着。
この馬は馬具を工夫してからは落ち着いて走れるようになりましたが、前走はスタートを決めて内に切れ込んで先制した時に他馬に不利を与えてしまいました。
自身は淡々としたラップを刻み、逃げ切りを狙える競馬でしたが勝ち馬に内をスクわれてしまい1馬身差の2着となりました。
ただ、この馬は新潟向きのタイプだけに、中山へのコース替わりはプラスとは言えません。

★土曜日
中山4レース
グレイスフルアート
前走はハイペースの消耗戦となり、前に行った2頭が競り合う形で上がりの掛かる展開となりました。
この展開の中で、内々をうまく立ち回っていましたが、勝負どころでは何度もムチを入れられていましたがエンジンの掛りが遅く、ゴール前で内に進路を取って追い上げ、際どく迫りましたが僅かに及ばずクビ差の2着となりました。
パワータイプで中山の坂も合っていそうな1頭です。


ミュゼメルノワール
近2走は1000mに使われて4,5着。
前走はミドルペースで決め手も必要な流れで、1〜2列目に出た組が最後の脚で劣る格好。
3列目以降からの差しが上位に来ており、展開というより、前に行った馬の上がり性能の限界という解釈の方が近い1戦でした。ミュゼメルノワールはひと息入れて立て直され、ブリンカーを着用して集中力アップを図っての1戦となり、ブリンカー効果で気持ちが入り、流れに乗っていましたが最後は前半に脚を使った分だけ伸びずバテずの5着となりました。
2走前は直線向かい風で時計・上がりとも掛かる状況で、直線競馬は風の影響を受けやすく、時計は遅いが、そういう状況でした。
ミュゼメルノワールはハミを掛けようとした時に頭が上がってしまい、最後はなだれ込むのが精いっぱいの4着となりました。
この馬は弱い所があって休み休み使われていましたが、今回は中1週。続けて使える今回は体質面の強化というよりも強行軍の印象が強く、中間の稽古を見る限りでは鋭さもひと息だけに、今回は見送りたい1頭です。


ブレイブトーラス
前走は脚抜きが良い高速不良馬場。
先行決着となりましたが、ある程度の上がり脚は必要だった1戦となりました。
この馬は砂を被ると難しい面があり、好走時は外枠のケースが多くなっています。
前回は4枠だったため、レースでは馬が元気なうちに砂を被らせて我慢させ、前が止まらない馬場で最後は差を詰めて5着となりました。
この5着でスーパー未勝利の権利を確保できただけに、今回は予定通りの仕上げで上位を目指せる1頭です。