まとめ

過去ログ593 2015/9/18 10:41

★日曜日
中山7レース
アワフレイム
前走の新潟は全面的に蹄跡が目立ち、直線内ラチ沿いが緩んで伸びにくい馬場。
スタンド前からすぐストーミングが単騎逃げになり、すぐにペースダウンする展開。
向正面はかなり慎重で、道中はほとんど皆手綱引っ張りきりで3コーナー過ぎからエイシンアロンジーが捲って押し上げてペースアップし、直線の叩き合いでストーミングが脱落。
最後はエイシンアロンジーが抜け出す所に、馬群の中からフォルトファーレンが伸び、人気2頭の叩き合いをエイシンアロンジーが制した格好で離れた3着争いに、上手く馬場の悪いルートを避けて通れたアワフレイムが道中では狭い所に入りばがらも、最内のキッスアフィニティを抑えて3着確保となりました。

ウインインスパイア
前走はほぼ馬場が乾いて内外フラットの馬場状態。
逃げ候補の2頭がお互いやり合わずラストシャングリラが譲って、ソムニアシチーの単騎逃げとなり、ペースをかなり落としつつも、コーナーで後続を徐々に引き離す絶妙な逃げで、ソムニアシチーが直線後半まで粘るものの、好位勢がそれを外から瞬発力で一気に差し込み、上位人気馬が評価通り好走したと言う流れとなりました。
ウインインスパイアは直線で勝ち馬に締められてしまい出直す感じになった事が響き、3着となりました。
脚質的に小回りコースは合っており、ノーステッキで未勝利を卒業した中山コースも歓迎の1頭です。
(未勝利勝ちの時計は速くありませんが、強風の影響が大きかったため、時計面で評価を落とす必要はありません)


フォルトファーレン
2走前は序盤は隊列が縦に伸びるスローペースで、アグネスドリームが先手を取って2コーナーから一旦前に迫る動きも見られましたが、そこではまだ流れは変わらず。
スペキュロスとゴールドメインが3コーナー手前から動いてペースアップし、後半速いラップを刻んでの4Fスパート合戦。4コーナーでは先団に6頭固まりましたが、スペキュロスはそこから脚が続かず、捲り始動したゴールドメインと内で待ってたフォルトファーレンの叩き合いになり、最後はゴールドメインが差し勝った格好。
フォルトファーレンは序盤で好位の内に入れてロスの無い競馬でしたが、詰めが甘く常に相手なりの走りで2着となりました。
前走はアワフレイムに1馬身先着しての2着。
少し左へモタれる面をみせていただけに、右回りに替わる今回はプラスとなります。

★土曜日 1/2
中山7レース  2/1

パブリックフレンド
前走は全面荒渋馬場も日差しが出て回復しかけの馬場状態。
中枠のビバナポリとジュンコアーが最初から促して併走逃げで3コーナーで進入する前からペースダウンが始まり馬群がグッと凝縮していて、直線に向くまで一団となりました。
集団が皆馬場の外へ向かい、道中楽をしていた先行勢がなかなか止まらない展開となり、テキスタイルアートが先頭に立ちフラ付いた所に、好位内でモタついてたザハッピエストがもう一伸び効いて差し勝った格好。
パブリックフレンドは器用さが無く、シュッと動けずに直線では多少モタつく面をみせ、ラスト1ハロンからエンジンが掛って脚を使って5着となりました。
エンジンの掛りの遅さは中山コースではマイナス材料となるだけに軽視したい1頭です。


ヒアカムズザサン
前走はニシノリコルディにクビ差先着した同馬。
今の未勝利なら力は断然上の1頭ですが、前走は何の不利も無く道中はリズム良く運べていましたが、直線は2着馬の直後から虎視眈々と迫るもゴール前で甘くなってしまい4着となりました。
前走の敗因は不明ですが、脚質的には中山コース向きの1頭だけに、今回は注意が必要な1頭です。


ビーハグ
5走前に中山で走った時には一番強い競馬をして2着。
その後は北海道に使われて脚質が合わずに未勝利を卒業できませんでしたが、差しが利く今の中山の馬場ならこの馬にもチャンスはあります。


ブランダルジャン
前走はヒアカムズサンにクビ差先着して3着となった同馬。
ゲートを蹴って出たため1歩目が遅れてしまい後方からの競馬となり、3コーナーから外目を押し上げて直線も良い脚を長く使っていましたが、4コーナーでも弾かれる不利がありながらもゴール寸前にヒアカムズザサンを捉えて3着に浮上しました。
出遅れが目立ちますが、スタートを決めて中団からの競馬で流れに乗れれば上位可能の1頭です。

マイネルフレッチャ
中山コースは3回使われて4,3,3着。
前走で出走資格が限定された未勝利戦への出走権を確保しましたが、芝の2000m以上は1鞍しか組まれていないため9月19日中山の芝2000mを目標に調整されてきました。
中山コースでは捲る競馬で上位に食い込んでおり、今の未勝利レベルなら十分に勝ち負けに加われる1頭と言えます。

★土曜日 2/2
中山7レース

クインズマルシアノ
前走の新潟は全面荒渋馬場も日差しが出て回復しかけの馬場状態。
中枠のビバナポリとジュンコアーが最初から促して併走逃げする展開で、3コーナーで進入する前からペースダウンが始まり馬群がグッと凝縮して、直線に向くまで一団。
集団が皆馬場の外へ向かい、道中楽をしていた先行勢がなかなか止まらない流れてとなり、テキスタイルアートが先頭に立ちフラ付いた所に、好位内でモタついてたザハッピエストがもう一伸び効いて差し勝った1戦となりました。
クインズマルシアノは道中はロスの無い競馬で内々を進んでいましたが、直線では差し切りそうな勢いを見せながらもゴール寸前で上位馬に差されてしまい3着となりました。
今回は結果の出ていない急坂中山コースだけに、大きなプラス材料は見当たりません。


コンチャフラメンカ
前走はハイペース消耗戦の追い込み展開。
競合いという程ではありませんでしたが、結果的に前半3F34秒台、1000m通過も59秒と速い流れで先行勢には厳しい展開となり、後方組みに流れが向きました。
そんな中では2着となったコンチャフラメンカは先に動いて渋太く粘っており、一番強い競馬をしていました。
2走前は開幕週絶好馬場。
スタートを決めた馬は多いもの、外から押してクートネイが先導し、2番手にコスモアルドラとスターチェイサー。
1コーナー過ぎで隊列が縦に伸びましたが、単騎で抜け出した分向正面で緩められ、捲る馬も押し上げが半端で2列目まで、2番手のコスモアルドラが追っ付け仕掛け始めた向正面からペースが動いて逃げたクートネイも直線で一杯に粘り、2番手3番手の2頭が叩き合いでそのまま押しきった内容です。
後続も前の組とほとんど脚色一緒で、前3頭がそのまま入線する前残り展開となりました。
コンチャフラメンカは5番手の内からの競馬となりましたが、4コーナーで外に持ち出して最後までしっかりと伸びを見せるも先行有利の決着となり、結果的に直線でも内を狙った方が良かった1戦となりました。展開不向きなレースでも上に食い込めており、クラス上位の力は備えていますが、この馬はまだトモがパンとしていないだけに中山の急坂を克服できるかどうかがカギとなります。

ショウナンマンゲツ
前走は全面的に蹄跡目立ち、直線内ラチ沿いが緩んで伸びにくい馬場で、内枠からマイネルへルックが促しての先手で、道中一切絡む馬が見当たらずにかなりペースが緩む展開となりました。
3コーナーを過ぎでも1列目が4頭雁行になるほどでペースアップは慎重で直線に向いて尻上がりにラップが上がる流れとなりました。
直線に向いてすぐ横一線となりましたが、逃げたマイネルへルックがなかなか衰えず、2列目の外を回っていたジャングルスコールは、直線で馬場の外に向かうと一気の脚で差し切り勝ちとなりました。
ショウナンマンゲツは好位の内々でレースを進め、4コーナーで各馬が動きましたがジックリト構えていたためポジションが下がり、直線では両サイドから挟まれて立て直すロスがありました。
スムーズだったら3着はあった1戦と言えます。
ただ、エンジンの掛りが遅いタイプだけに、中山コースよりも要所で坂のあるコースや、直線の長いコースで狙いたい1頭です。


ダブルフラワー
北海道ではかなり使い詰めで連闘後の中1週を使っての連闘となった前レースでもハナ・ハナ差の3着。
4走前は雨の影響でズブズブの重馬場。
ダイゴサクラが単騎で逃げましたが、この馬場の未勝利戦2000mで1000m通過が60秒5でさすがに飛ばし過ぎていました。
好位で付いて回る組がどんどんバテて行き、ダイゴサクラも直線で止まって捲ってきたダブルフラワーが先頭にたつ形となり、上手く溜めが効いて後半に脚を使えた馬が直線で伸び、最後はトーカティヴとクリノイーソーが外から迫って3頭叩き合いとなりました。
ダブルフラワーは1コーナーで前の馬が追走に苦労していたため、そのまま動けない形になるのを嫌って向正面で追い上げる早目の競馬となりました。勝ちに行く競馬でゴール前は僅かに甘くなりましたが、洋芝では安定したレース運びを見せていました。
連闘→中1週→連闘→中2週→中1週→連闘→今回中1週での中山となるハードローテーションだけに、状態面で不安がある1頭となります。


ニシノリコルディ
前走は直前に大雨が振り、全面荒れ馬場で最内も大外も大して伸びない実質内外イーブンの馬場状態。
内枠の先行馬が序盤は隊列有利で、先手はレッドベリンダが切って2コーナーは相当遅く回れましたが、向正面で差し馬がどんどん捲って接近し、3コーナー過ぎからのロングスパート勝負となりました。
直線に向くと早くも横一線の隊列となり、上手く進路を取れたクラウンジーニアスがこの馬場でもいい勢いで差し勝ちました。
内外はほぼイーブンだったので、ある程度重馬場適性がないと伸びて来れない状況だったと言えます。
ニシノリコルディは3コーナー辺りで動き出すにも動けず、ひと呼吸待つ形となり、最後は待った分が響いて5着となりました。
脚質的に後方からの競馬となりますが、差しが利く今年の中山馬場なら面白い1頭です。