まとめ

過去ログ595 2015/9/18 21:29

★日曜日 共通
阪神11レース
ローズS

ディープジュエリー
この馬は際厳しい流れでの経験がなく、血統的ンペースが上がって良さが出てくる可能性は十分にあるため、そういった形でパフォーマンスを上げてくれば面白い1頭。
それでも現状やはりゲートが甘く、トップスピードの質が高いというわけではないので、ペースがコントロールされてトップスピードの質が要求される競馬になった時にアンドリエッテやミッキークイーンに対してポジションの優位性を取れるようには思えません。
ただ、ローズSは流れが紛れやすく特に中弛みが起こりやすいレースとなるため、出負けしたりポジションが甘くてもそこの立ち回り次第ではリカバーできるので展開次第でチャンスはあります。

シングウィズジョイ
今回は実績のある阪神1800m戦。
前半にスピードが要求されたクイーンCではハイレベル戦で持ち味を発揮しきれませんでした。
君子蘭賞、フローラSともにうまく息を入れてトップスピードに乗せて維持する競馬で良さが出ており、それを好発からレースを支配して前々で進められるという器用さが武器となります。
今回はレッツゴードンキよりもスタートの上手さはこのメンバーでは間違いなく一番で、ゲートを出していくことで逃げ馬を行かせるにせよしっかりと外の番手を確保する事は可能で、ドンキの出方に関わらずこの馬は自分の競馬に持ち込める可能性が高い1頭です。
阪神1800mでありがちな中弛みにも対応できており、緩い流れになれば警戒が必要な一頭と言えます。
本番になると狙いにくい一頭だけに、ここは馬券的にも注意が必要な1頭。
総合力だけでなく前々から速いラップを踏んで維持してくるというのは今回のメンバー構成を考えると面白い存在で、ペースが上がらない中でしっかりとポジションを取れれば好勝負可能の1頭で。

ライトファンタジア
阪神外回りコースが合っていそうな1頭。
この馬の場合はトップスピードに入るまでのギアチェンジに難があり、そこを補える阪神の外回りコースは嵌る可能性があります。
この産駆は小回りで内で器用な立ち回りを要求されても良さが出にくいタイプが多く、3〜4コーナーも緩く4コーナーの下りからトップスピードに乗せやすいのこのコースでは弱点をフォロー出来るコースと言えます。
この馬はエンジンがかかってからはしぶといので前々から積極的な仕掛けが展開できれば面白い存在です。
理想は好位でポジションを取り、中弛みで取り付いて前を向いて仕掛けていくという展開で、ポジショニングは悪くないので外枠を引きながら中盤まで上手く使ってポジションを取っていく形になると穴で面白い存在となります。
逆に内枠から壁に入って中弛みとなってしまうとかなりき厳しくなります。

サンクボヌール
阪神外回りになれば絶対的なトップスピードの質が要求される形になるため、有力各馬を相手に同じ位置でヨーイドンでは厳しくなります。
最近の内容を見てもゲートは安定しており、枠次第では前目につけることも十分可能です。
前走は速いラップを踏んでからもかなり持続してきている感じなのでトップスピードの持続力は十分秘めているように思えます。
理想は前目でスローという展開で、それを狙っていければ面白い1頭。
後半のトップスピード持続力を引き出すために序盤ゆったり入って後ろから行くのであれば、他よりも早めに仕掛けてトップスピードの持続力に賭ける競馬がベターです。

★月曜日
中山6レース

アモーレエテルノ
前走は雨で水浸しの不良馬場。
内枠の2頭が好スタートからずっと追っ付けテンを争い、道中から直線まで併走して向正面で早めのスパートをし、最後直線でアモーレエテルノがクールオボロを振り切るもその真後ろを確保していたクートネイが差し勝つ内容。
全く前が止まらない馬場状態で、最初から高い位置を確保していた馬同士の決着となりました。
アモーレエテルノは被されない形で運び、4コーナーから3頭で後続を引き離して直線ではこれらを競り落とし、先頭に立ったところで外から強襲されてしまいました。
勝ちに行っての競馬で終始競り合う中でのもので評価できる2着と言えます。
この馬は2走前に内枠で砂を被って進んで行かなかったことから、理想は外目の枠から砂を被らない競馬となります。

クインズアベンチャ
前走は短距離路線からの延長馬エメラルエナジーが先手を奪う展開となりましたがコントロールが難しいのか後続が早めに殺到したか、単騎で行ったはずなのに案外息を入れられずオーバーペース気味となっていました。
後続も2頭づつ並ぶ隊列でペースダウンできないまま3コーナーへ進入し、後続はほぼ追っ付け通しで4コーナーで少々馬群が膨れ、直線に向くと先団がみな脚色バッタリ。
中団内でロスなく運べたイロジカケとモアニレフアが良い形で伸び、この2頭の一騎打ちとなりました。
全馬バテてる流れで前で残せただけで、走破タイムも上がりも平凡な1戦だったと言えます。
クインズアベンチャは馬込みに入れるよりもスムーズに走らせた方が良いタイプだけに、前走の様に好位のインからの競馬では本来の力を出せなかったように思えます。

レインボーシャワー
前走はアモーレエテルノと対戦して1番人気ながらも13着に大敗した同馬。
不良馬場が合わず、直線では外目に出そうとして包まれそうになり、再び内に進路を取りましたが伸びあぐねてしまい参考外の1戦と言えます。
2走前は乾いて時計掛かるフラットな馬場で2着。
序盤から追っ付けてハナに立とうとする馬が多数いて、2コーナーを過ぎても雁行状態。
先団ひとかたまりでしたが道中13秒台に落ちる箇所がないまま進むと、レース序盤は先行争いを控えていたラックアサインが、4コーナーから外を押し上げ先頭に立つものの、直線でバタッと止まってしまいました。
他の先行馬も完全に直線でバタバタになってしまい、後方で追走に苦労していたコスモナオスが、末脚一閃という決着でしたが、2着以下が上り3F41秒台にまで掛かっていて、明らかに前掛かりになりすぎたレース展開だったと言えます。
レインボーシャワーは休み明けの1戦でしたが、正攻法の競馬で直線ではスムーズに馬群を捌いての2着。
牝馬限定戦なら上位可能の1頭です。

レーヌドオリエント
前走はアモーレエテルノと対戦して4着に敗れた同馬。
雨で水浸しの不良馬場の中、内枠の2頭が好スタートからずっと追っ付けテンを争い、道中から直線まで併走する展開。
向正面で早めのスパートをし、最後直線でアモーレエテルノがクールオボロを振り切りましたが、その真後ろを確保していたクートネイが差し勝ち、全く前が止まらない馬場状態で、最初から高い位置を確保していた馬同士の決着となりました。
レーヌドオリエントは体が浮いてくるため、スピードが足りず、馬場もこの馬向きではありませんでした。
パサパサの良馬場なら上位可能の1頭です。

★月曜日
中山12レース

マイネルイルミナル
ずっと詰めて使われていたため、前走は長い休み明けの1戦で3着となった1頭。
湿った馬場でも時計的には良馬場水準でスローで上がり3F勝負となり、多少緩さのある馬場でしたが上がりが速い競馬となりました。
このレースを2番手で進め、直線の入り口で馬場の良い外目を選んだために前との差は開きましたが、ゴール前は良い脚を使って差を詰めていました。
久々でも崩れずに走れており、この中間は重馬場の坂路で力強い伸びを見せているだけに大きな上積みが見込めます。

ダークファンタジー
前走の新潟戦は大逃げ展開で隊列縦長。
上がりが掛かって後半の持久戦となり、速い流れを追いかけさらに脚も続かないといけない厳しい展開で外回りにしてはタフな展開となりました。
ダークファンタジーは道中で内に進路を取り、直線で一気に外に出すと2着馬に鋭く迫りながらもあと一歩届かずに3着となりました。
もうひと絞りできそうな馬体だったため、今回も上積みが見込めそうな1頭です。


ムーンマジェスティ
休み明けの前走は平均ペースの持久戦で、外回りコースながら淀みない流れで上がり勝負希望のタイプが軒並み伸びを欠く展開となりました。
上がりが掛かって持続力が活きた馬が上位に残り、前で粘るレインボーと中から伸びて来たクインズミラーグロが並んで同着となりました。
ムーンマジェスティは休み明けの1戦で出遅れてしまい、追われてからの反応もいつもより鈍く、最後の最後にやっと伸びる程度でいかにも休み明けといった内容でした。

休養前の東京ではパンパンの良馬場でも時計・上がり掛かる馬場で4着。
ダート短距離を勝ったマインドブロウの慎重なリードで超スローとなり、しかもコーナーも捲りはなく最後尾まで差がない団子の展開のまま直線に入り、鋭い加速力勝負。
2番手のレッドオルバースが粘り込む所にグリュイエールが割って出て接近し、最後はひと悶着ありましたが何とかグリュイエールが交わしてゴール。
ここでは直線で窮屈なところに入ってしまい、進路に行き場が無くなる不利がありました。
上がりの速い展開でも十分脚を使ってこれただけに、スムーズな展開なら勝ち負けに加われていた1戦でした。