まとめ

過去ログ596 2015/9/23 7:03

★日曜日 研究
阪神11レース

神戸新聞杯ラップ解析

全体のペースとしては非常に遅くなる年もあり11年・10年は前後半で5秒も異なる超スローペースとなりました。
神戸新聞杯は基本的にはスローバランスにはなるレースですが、60〜61秒といったところで収まりやすい傾向にあります。
1000通過で60秒を切ったのは過去10年で4度ありますが、その内の3回は05〜07年で近7年で1000m通過で60秒を切ったのは1度のみです。
ベースは60〜61秒の想定となります。

神戸新聞杯の特徴は仕掛けどころが手前になりやすく、4コーナーの下り坂があるのと全体のペースがそこまで上がりにくい分だけ後半の仕掛けがズレてくる印象があります。
最速地点がL3〜L4になる事が多いため、仕掛けそのものは早くなる傾向となっています。
L2最速戦のレースでもその前のL3で11秒前半を踏むケースの方が多く、力の無い先行馬は残れていません。
(4コーナー5番手以内の7番人気以下の馬は過去10年で複勝率0%)

超スローとなった11年は4F勝負気味になっており、L3最速ではありませんが、L3でも11.2という速いラップを踏んでからL2最速10.6とかなり速いラップを刻んでいます。
スローになってもかなりのトップスピードを直線序盤で問われており、L1で急激に落ち込むケースが多くなっています。
10年の時はトップスピードの質が要求されましたが、基本的にはトップスピードの持続力が重要となります。
このあたりがディープ産駒が苦戦傾向な理由だと考えられます。
L1での食い込みが得意なのはステイゴールド産駒やハーツクライ産駒で、全般的には60〜61秒ペースで、そこから仕掛けが早くなってくるというのはステイヤー的な競馬になりやすいとも言えます。
これまでスピード負けしていたり最速地点でキレ負けしているような馬が好走しており、キレを生かすトップスピードタイプやペースが上がって一瞬の反応で良さを引き出してくるようなタイプは勝ち切れていない印象があります。

★日曜日 見解
阪神11レース

第63回神戸新聞杯(G2)

過去10年間のデータ

1番人気 (6-2-0-2)
2番人気 (1-1-4-4)
3番人気 (2-2-1-5)
4番人気 (0-0-0-10)
5番人気 (0-2-2-6)
6番人気 (0-0-2-8)
7〜9人 (1-3-1-25)
10人以下(0-0-0-58)

1番人気は(6-2-0-2)と堅実で、単勝7倍未満なら(8-5-4-5)で複勝率は77.3%。
10人以下は(0-0-0-58)、単勝100倍以上は(0-0-0-52)で馬券絡みがありません。

前走データ
重賞(10-9-6-51)
├日本ダービー(9-7-3-29)
├ラジオNIKKEI賞(1-1-2-8)
├宝塚記念(0-1-1-0)
└皐月賞(0-0-0-3)

OP特別(0-0-0-9)
1600万下(0-0-0-4)
1000万下(0-1-4-31)
500万下(0-0-0-22)

前走ダービーが中心となり、 好走しているのはダービーで3番人気以内、5着以内。
ダービー1着馬は(4-2-0-0)、2着馬(2-2-0-2)、3〜5着でも(3-2-0-2)
と好走。
また、日本ダービー3番人気以内だった馬は(6-1-2-2)。
今年の該当馬・・・リアルスティール(ダービー2番人気4着)

前走条件戦だった馬は(0-1-4-57)と勝ち馬は 出ていません。
前走3着以下、5番人気以下で割り引き。
また、前走500万下は(0-0-0-22)で全滅。

★日曜日 ブラスト
阪神11レース

神戸新聞杯

流れは、12・14年年は『中弛み』、09年・10年・11年・13年は『加速・中弛み』の流れ。
近年をみると共通しているのは、『中弛み』の流れとなります。
中盤で脚を溜めて、最後には瞬発力勝負の上がり特化のレースというのが神戸新聞杯の特徴で、好走が多い位置取りは、4コーナー5番手以内の馬が好走が多く、先行してそこから速い上がりで一気に突き抜けるタイプが好走しています。
過去10年で4コーナー5番手以内の馬が16頭馬券に絡んでいますが、4コーナー5番手以内で馬券に絡んだ馬は全て6番人気以内の馬で、穴馬は先行して残れていません。

血統の傾向は、大系統ターントゥ系(=サンデーサイレンス系、ロベルト系など)が好走多く、ステイゴールド、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ディープインパクト等の好走からスタミナ型サンデーサイレンス系向きと思われます。
スタミナ型ということでロベルト系グレイソヴリン系なども好走血統なので、欧州スタミナ型血統にも向くはずですが、キレる脚が必要です。

ステップの傾向は、ダービー好走馬は信頼できる傾向(=05年1着ディープインパクト・2着シックスセンス、061着年ドリームパスポート・2着メイショウサムソン、07年2着アサクサキングス、08年1着ディープスカイ・2着ブラックシェル、09年2着リーチザクラウン、10年1着ローズキングダム・2着エイシンフラッシュ、11年1着オルフェーヴル・2着ウインバリアシオン、13年1着エピファネイア、14年1着ワンアンドオンリーなどはダービでも3着以内に好走した馬)。
また朝日杯FS好走馬も好走率が高い。