まとめ

過去ログ601 2015/9/25 7:47

★土曜日
中山12レース

メイショウカノン
前走は発表・見た目とも良馬場でしたが、週中の台風で砂が流れたために時計が出易い軽めの馬場となり、ハイペースの時計勝負。
ピュアリーソリッドとプロファウンドの逃げ争いとなりましたが、ピュアリーが内に寄せたことでプロファウンドはその外に引いて回らざるを得ない展開となり、それが逆に奏功して被されない位置で力を発揮できて勝利。
2番手以下のグループは少し離れており、そこから2、3着馬だけが伸びてきましたが、時計も速く届ききらずにメイショウカノンは2着。
同馬は後方の内目を押っつけつつ追走し、直線もそのまま内ラチをロス無く通って伸びてきましたが、ゴール前で迫るも前も止まりませんでした。
近2走は前が止まらない軽い馬場だったため、良馬場で更に前進可能の1頭です。

★土曜日
中山3レース

ディスティニーガイ
5走前は脚抜き良い馬場でハイペースのバテ合い戦での前残り戦で、馬場とペースもあって時計が速くなり、前残りの結果も後続が時計対応できず、ハイペース追走で手一杯という内容。
重馬場で時計も速く、同馬は前半3F33.4と結構速いペースで飛ばしており、勝ち馬にラスト1ハロンで交わされてからも良く粘っての3着となりました。
その後の東京は同型との兼ね合いが噛み合わずに12着に大敗。
前走はハイペースの時計勝負となり、先行争いもあって速い流れになりました。
特にゴールドエッグ、シベリアンアポジーは4コーナー先頭の形になりましたが、後続の目標になってしまいました。
それを一気に捕えたディステニーガイでしたが、これでも少し仕掛けが早く、さらに後ろから差されての3着となりました。
このレースはペースが落ち着き、外枠という事もあって中に入れず、4コーナーで外から一気に先頭に並びかけて一度抜け出す形になりましたがそこで苦しくなってしまい3着となりました。
同型との兼ね合いに苦しんでいますが、メンバー次第で勝てそうな1頭です。

ミュゼフローレンス
連闘で挑んだ前走は脚抜きの良い重馬場で、上がり掛かっていましたが時計も速めで先行有利な馬場状態。
ほぼ全馬同体で出て追っ付ける流れでしたが、中枠のヌンチェルラが先手で2番手がワンダーグロワール。
1列目は4頭、2列目も最初6頭以上いて3コーナーで外枠の馬が劣勢になるほど。
最後に大外からミュゼフローレンスが伸びたものの、ほぼ1列目確保の馬同士の決着となり、脚抜き良い馬場の惰性勝負で、流れに乗れた先行馬の展開となりました。
スタートで出遅れてしまうため、中山コースでは割引が必要な1頭です。

サクセスクイーン
前走は脚抜きの良い馬場で圧倒的に先行・外が有利な馬場状態で、前回控えて伸びたソサエティクイーンがスタート良く促して先手を取り、人気のナミノリゴリラが並び、その外にトエハタエが併走で3頭雁行状態。
比較的楽なペースで行って後続も押し上げがないままでしたが、逃げたソサエティクイーンよりもナミノリゴリラの手応えが良く、先に先頭に出たのは後ナミノリゴリラ。
それをトエハタエが必死に抵抗する展開で、最後までナミノリゴリラが押し切っての勝利となりました。
サクセスクイーンは砂を被った時にはフワフワしていましたが、その分脚が溜まって直線は外から目立つ伸びを見せてコンマ3秒差の4着となりました。
ただ、この馬は左回りが良いタイプだけに、右回りの今回は割引が必要です。


マゼンタ
3走前は軽めの馬場でHペース気味の時計勝負で3着。
これまで東京コースは6度使われて5回が1400m戦。
2走前は1ハロン延長となりましたが、東京では最後の坂が堪えている感じで走っていたため、距離延長がプラスとはならずに7着に崩れました。
今回は急坂の中山コースだけに、強気にはなれません。

★土曜日
中山2レース
ディーマジェスティ
新馬戦は開催最終週の荒れ馬場で上がり掛かる状況で、内枠のキングライオンが持ったまま先手、ドラゴンイモンとアーススピードが早めに並んで3頭で2コーナーへ入る展開となりました。
かなりペースを落としたので行きたがる馬が多数発生し、早めに外を捲って来る馬もいましたが隊列はあまり入れ替わらず、徐々に逃げ馬がペースを上げて楽なペースのはずなのに脱落馬が出てくる展開となり、最後は余力十分にキングライオンが押し切りそうな所に、ハコ内追走していたディーマジェスティーが猛追して2頭の一騎打ちで交わしたかに見えましたが、逃げ馬が凌ぎ切り、ディーマジェスティはハナ差の2着となりました。
新馬戦の内容を見る限り、距離はもう少し合った方が良いように思えましたので、今回の1800mへの延長はプラスとなりそうです。


タマワイドベガ
新馬戦は直前に雨が降り、良馬場発表でしたが全面的に荒れた馬場で最内も大外も悪くて大して伸びず、実質内外イーブンの馬場状態。
大外枠で好発を決めたトモジャポルックスが最初楽に先頭に立ちましたが、序盤は集団が内ラチから離れて進む形で、その隙に最内枠のタマワイドベガが急がせて内ラチから先頭に立ち、3コーナー前後の追走ペースは相当に緩んでいました。
直線に向いてから徐々にペースアップし、馬場の真ん中に向かっての叩き合いとなり、2列目で仕掛けを待っていたマイネルラフレシアが一気の脚で抜け出し完勝。
最後は1列目の馬も踏ん張っていましたが、大外からストライクショットの末脚が間に合って2着に食い込み、タマワイドベガは馬群を割ってくるところはありませんでしたが、一旦は前に出られた5着馬を差し返しての3着となりました。
デビュー前の稽古ではゲートに時間が掛っていたため、今回もスタートが課題となります。

ヒットリターンキー
前走は全面荒れ馬場で最内も大外も大して伸びず、実質内外イーブンの馬場で、内からシピとテイエムアムンゼンが行き脚良く進み先導し、向正面で他の馬も動かず先団みな引っ張りきりの展開となりました。
向正面は集団が内ラチから2頭分ほど空けて追走し、直線残り3F標識を過ぎる前から横一線の隊列となる上がり勝負でヒットリターンキーは4コーナーで大外を回して上がり最速で伸びましたが5着。
不器用なタイプだけに、中山よりも直線の長いコースで狙いたい1頭です。

プライムセラー
新馬戦は開幕週の絶好馬場で、内枠のメラニオーンが先導して中距離新馬にしては緩まずに淡々とした逃げで隊列もやや縦に長く伸びる展開となりました。
後続も向正面から徐々に接近し、一気に4コーナーで他馬が来た時に好位にいたトウショウシールドが外にヨレてしまい、直線ではハコ内にいたマックールも外に幅寄せして他馬に迷惑をかけていました。
逃げたメラニオーンも一度はリードし残しそうでしたが体力切れとなり、最後は外を回って不利を受けていながらもシャクンタラーが差し切り勝ち。
このレースは不利で見直ししたい馬が多い1戦で、プライムセラーは直線で内から寄られるロスが響いて5着となりました。
今回は巻き返しが期待できる1頭です。


マイネルファン
前走は全面的に蹄跡が残る荒れ馬場+雨で外伸びの馬場状態で、序盤は内枠の馬が先導し、マックールが押して主張。
道中は最初から全馬内ラチ沿いを空けて集団が固まって進み、コーナーでペースが緩んで直線ではみな馬場の大外に持ち出す流れとなりました。
雨の影響あってなかなか加速が効かない状況もあり、1列目の先行勢も渋太く残っていましたが、この馬場で上手く伸びてきたのがパラノーマル。
マイネルファンにとっては相手が悪かった1戦で、3着に退けたフィンガーポストは先週の3日開催で後続を2馬身千切る圧勝しておりハイレベルな1戦でした。

ノーブルワルツ
新馬戦は開幕週の絶好馬場でも速い上がりが出る差し優位な馬場状態でした。
開幕週の新馬戦でしたが2000mということもあり、少頭数番組になり、そして半分5頭が出遅れ、序盤はテン争いもなくゆったり流れる1戦となりました。
最初はサイモンジェッターが楽に先手を取り、周りも全く急がず団子になる展開で、最後尾にいたヤマニンリュウセイが最初に動いて馬群の外を回り、同時に先団もペースアップする流れ。直線で先頭に立ったキャプテンロブロイ目掛け差し馬が接近し、内から伸びたレッドリュンヌの差し切り勝ちとなり、折り合いが付いて加速力が必要になる流れで、適性の差が出た格好です。
ノーブルワルツは前とは離されており、使った上がりも平凡で、ダート向きの印象を受けました。