まとめ

過去ログ606 2015/9/30 10:24

★日曜日 共通
中山11レース

スプリンターズS

ハクサンムーン
前走セントウルSのは高速巧者のハクサンムーンにとってはベストな馬場ではありませんでしたが、それでも問題ない範囲でした。
11.3 - 11.1 - 10.9 - 11.8というラップでアクティブミノルが徐々に加速して進める中で、番手からしっかりと対応して直線序盤を迎えましたが、いつもの伸びがみられずにアクティブミノルに喰らいつくのがやっとという感じでジリジリになってしまいました。
シリウスSでは直線での失速以外にもスタートも不満な内容でした。
前走はこの馬にしてはゲートは上手く出た方で、最初から結構押っつけていましたが普通にハナを奪える感じの脚色ではありませんでした。
二の脚がイマイチだったというのは直線の失速と同レベルで不満が残る内容でした。
状態面がまだ本当ではなかったとみるべきか、それとも下降線にあるのかは分かりませんが、この一戦は能力を出せておらず非常に不可解な負け方だったと言えます。

ウキヨノカゼ
1200mそのものはある程度やれそうですが、タイプ的には後半型スプリンターの印象があります。
しかも近2走はスタートから出脚が鈍く、恐らく今回も最後方からの競馬となりそうです。
今回は中山1200mの舞台で大外から押し上げきることができるかどうか、という点が焦点となります。
中山1200m戦は近年高速馬場化したことでそこまで極端なハイペースにはなっていません。
それでもコーナーで緩んだり、11秒半ばを刻むようなこと無く、10秒後半から徐々に減速しつつでも11秒前半で収まります。
この馬が来るパターンとしてはインベタで展開が嵌るパターンで、外から動いていく競馬ではこのメンバー相手にハイペース気味にはなる中で戦えるほどのパフォーマンスは見せていません。
捲り自体は一つの戦術として有効ですが、基本的に淀みの地点で押し上げるというのはさほど難しくないように思えます。
ポイントは速いラップを刻む中でそれでも押し上げていって最後まで脚を持たせることができるかどうか。
今回は恐らく7秒台の決着になる可能性が高く、前がまず息を入れずにペースを引き上げて縦長になりやすいレースで、出負けからリカバーしながら脚を使わされずに外から捲る競馬は現実的にはかなり厳しいように思えます。
近2走は仕掛けたタイミングと前が緩めたタイミングが嵌っていることを考えても、ここ2走を過度に評価するのは危険です。
基本的には外から動く四位騎手なので中山1200でも外を回す可能性が高く、その点も含めて上手くインで嵌ればという可能性も難しいように思えます。
レース序盤は無理をせずにトップスピードに乗せてからの質や持続力はかなり高いレベルあるのは間違いありませんが、好走するなら捲らず内でジッとしての嵌り待ちに徹する事です。

★日曜日 見解
中山11レース

スプリンターズS

過去10年間のデータ

1番人気 (4-2-0-4)
2番人気 (1-5-0-4)
3番人気 (2-1-1-6)
4番人気 (0-0-0-10)
5番人気 (0-0-2-8)
6番人気 (1-0-1-8)
7〜9人 (0-1-4-25)
10人以下(2-1-2-66)

過去10年で4度、3連単で1000倍以上の高配当が出ているが、単勝50倍以上の馬は(0-0-2-47)で大穴の連対は無い。


馬齢データ
3歳 (1-0-1-9) 9.1% 9.1% 18.2%
4歳 (3-2-4-13)13.6% 22.7% 40.9%
5歳 (2-6-3-36) 4.3% 17.0% 23.4%
6歳 (2-1-2-34) 5.1% 7.7% 12.8%
7歳上(2-1-0-39) 4.8% 7.1% 7.1%

7歳以上で当日4番人気以下は(0-0-0-34)で全滅。
(外国馬除く)

牝馬で当日4番人気以下は (0-0-3-25)で連対無し。

前走データ
セントウルS(4-5-4-42)
キーンランドC(2-3-3-26)
北九州記念(2-0-1-6)
安田記念(1-0-1-7)
アイビスサマーダッシュ(0-0-0-5)
函館スプリントS(0-1-0-7)
京成杯AH(0-0-1-4)
京王杯SC(0-0-0-2)
OP特別(0-0-0-7)
海外(1-1-0-11)

間隔データ
連闘(0-0-0-0)
2週(0-0-0-0)
3週(4-5-5-51)
4週(0-0-0-1)
5週〜9週(4-3-4-44)
10週〜25週(2-1-1-30)
半年以上(0-1-0-5)

休み明けでも好走馬が出ているが、サマースプリントシリーズ出走馬が中心。
ただ、休みなく6戦以上出走し続けている馬は(0-0-2-35)で連対無し。


前走から同騎手(9-10-5-81)に対して乗替りは(1-0-5-50)で不振。
乗り替わりは1勝のみでこのうち関東馬は(0-0-0-14)で全滅。

★日曜日 研究
中山11レース
スプリンターズSラップ解析
(昨年の新潟開催を除く過去9年のラップ傾向)

スプリンターズSは下り坂スタートと言う事もあり、全てのレースでハイペースになっています。
しかし、ここ数年は後半の3Fが34秒前半までになっているため、そこまでハイペースになり切っていない傾向となっています。

近年は馬場が超高速化したことで前半33秒半ばで上手く脚を溜めて後半でフラットに進めて6秒台に入ってくる馬も出てきています。
近年は逃げ馬が苦戦していますが、これは超高速馬場でスピードを飛ばしても後続に脚を使わせきれないためだと考えられます。(以前は逃げ・先行が好走していましたが、近年は好位組が活躍しています。)

スプリンターズSは基本的には前掛かりになりやすいレースで、要所での器用さはそれほど問われません。
内々で立ち回れるタイプが強いのは過去の傾向からは明らかで、先行〜好位で立ち回れる総合力の高いタイプが近年は活躍しています。
馬場が重くなるとパワー型のスピードタイプがスピードの違いで総合力タイプに脚を使わせることができるため、重い馬場の場合にはパワー型の逃げ馬には注意が必要です。
今年はパンパンの良馬場ならかなり高速状態になっているだけに、平均寄りになってくる可能性も考えられます。