まとめ

過去ログ611 2015/10/2 0:06

★土曜日
中山2レース 1/2

ギンゴー
新馬戦は小雨パラついていましたが、馬場にはほとんど影響無く、スローの上がり3F勝負となり4着。
新馬戦らしく緩んで前残りの流れとなり、先行勢の追い比べからギンゴーが粘っていましたが、最後に勝ち馬が差し切る格好。
2戦目は軽い馬場でハイペース気味も前残りの1戦で5着。2週目でもまだ馬場の状態は良好で、結局内・前有利のまま差せる馬はいませんでした。2走前は稍重発表でしたが乾きかけて馬場はフラットな状態。
内枠2頭が先手を争いましたが3コーナー手前からコスモアルコンがヒマラヤキンランの半端な逃げを封じて先に前に出る格好となり、3コーナーから後続も追い上げようと動きましたが、コーナーワークで外に振られるばかりで押し上げが中途半端になり直線に向くとコスモアルコンが二枚腰を発揮して粘り込みを測って、2列目を丁寧に回った好位組がそのまま流れ込む結果となりました。
直線で差し込めるほどの脚を使った馬はおらず、アッサリした前残り決着となり、ギンゴーは好位の内に潜り込んで理想的な競馬で2着。
ハミを換えた事と、距離短縮でコントロールが利くようになりました。
前走は出遅れた上に内から寄られてしまい、外で躓いた馬のアオリも受けてしまい、中団からの競馬となりました。
ただ、2歳戦でもペースは速く、開幕馬場でも差しが効く展開となり最後は3着に食い込みました。
課題だった中山の急坂も問題無く、スムーズなら上位可能の1頭です。

ファインキャプテン
前走は稽古の段階で今までにない動きを見せていた1頭で、距離も2ハロン短縮して挑み、9番人気で3着に好走しました。
ミドルペースの持久戦の流れを、レース序盤で掛かり気味に進出する馬はいましたが、全体的にはあまりペース上がらず、勝ち馬は4コーナーの外からスンナリ接近できて差し切り勝ち。
ファインキャプテンは気が良いタイプで1200m向きと言えます。


プレシャスエース
前走はファインキャプテンに先着しての2着。
好発からうまく控える競馬ができていましたが、勝ち馬には一気に来られてしまいましたが、逃げたファインキャプテンはキッチリと掴まえており、レース内容が良化してきている1頭です。

フレンドソング
新馬戦は前日の雨の影響で緩んで時計が掛かる稍重馬場。外枠各馬が多数出遅れ、中枠の馬も衝突が複数ありました。
フレンドソングは先手を奪いましたが、すぐ他の馬もやってきてお見合いしつつの雁行。
コーナーで十分に息が入る展開となり、直線はある程度バラけながらの横5頭ほど併走、前が一杯に粘り込む所に内からペルソナリテ、外からダイワダッチェスとアドマイヤモラールが迫る展開で最後に追い込み馬が入れ替わり、決め手をしっかり使えた馬が上位に並ぶ結果となりました。
フレンドソングはハナを切って4着となりましたが、2戦目はプラス12キロでテンションが上がり過ぎて競馬にならず、13着。
3〜5戦目は連続2着となりましたが、2走前は渋って時計掛かり気味の馬場で2着。
あまり先手争いは起こらずに後半の追い比べ勝負となりました。
急かさずに自分のリズムで走れてメリハリの利いた競馬でしたが、勝ち馬とは枠順の差もありましたが3馬身も離されてしまいました。
前走は内枠から持ち前のスピードでハナに立ちましたが、直線で勝ち馬に交わされるとゴール前でも2,3着馬に交わされてしまい4着となりました。前走は最後の坂が堪えていた印象で、中山コースの今回も苦戦しそうな1頭です。


ラベンダーメモリー   
新馬戦は馬場が乾いて上がり掛かる馬場で踏みこなれて若干内が有利な馬場状態でした。
スタート後に押してる鞍上があまりおらず、他の馬の出方を窺う展開となり、ヴィランドリーがほぼ単騎で逃げて、他の馬も折り合い重点の競馬となりました。
4コーナーから徐々に後続が接近し、直線で若干混戦になりましたが外から人気のトップライセンスがジワジワ差し切り、2列目にいた好位組が踏ん張って残した結果となりました。
ラベンダーメモリーは直線で仕掛けられてもなかなか反応してくれませんでしたが、外から勝ち馬が来ると一緒に伸びてゴール寸前に2着となりました。
叩いてピリッとしてくるようなら上位可能の1頭です。

★日曜日
中山8レース
キョウエイハピネス
データ
陣営が『1000万クラスでも勝ち負けできる馬』を評価している1頭。今回は降級戦となりますが、2走前は1000万クラスでクビ差の2着。この時は前日+当日雨で表面が湿ったダート。キョウエイハピネスとヴェアリアスサマーが併走で逃げるも、前半34秒6とかなり遅いペース。道中も捲る馬はおらず、直線でキョウエイハピネスが押しきりそうな構えでしたが、そこに大外枠のチュウワベイビーがジリジリ迫り、最後に差し届いた格好。ペースが遅めで馬群がほとんどバラけず、外を回して惰性が効いた馬でないと上位に食い込めなかった1戦です。後方追走の馬も遅いペースに気を使わず控えすぎで、恵まれた2着でしたが、500万下クラスなら力上位の1頭です。

乾いてパサパサ、上がりが掛かる馬場で比較的前有利。スタート後になかなか先頭が決まらずしばらく4〜5頭で雁行、3コーナーでは外のアトランタが優勢で、内ヒカリマサムネとキョウエイハピネスとで1列目を形成。前半33秒4と結構速いペース。コーナーでは隊列も縦に伸びている。しかし直線先頭だったアトランタに内からキョウエイハピネスが差し返し、好位内を追走していたワディが悠々と前を交わす。後続がほとんど追いつかない脚色のようで、前の2頭と好位内の組で決着。消耗戦ラップだったが中山コースで踏ん張れる先行馬同士の前残りに。

セクシーボーイ
データ
降級馬。1000万下クラスでは6,6着ですが、2走前はコンマ2秒差に健闘しています。この時はパサパサに乾いた馬場でやや時計が遅めの決着。前走1000m勝ちのタサジャラがペースを引っ張るも、あまり速いラップにはせず4頭雁行状態で進む展開。ほとんど上下動のないラップで直線に向き、最後は先団の馬同士の3頭叩き合いとなり、早めに外を押し上げたフミノファルコンが押し通すかに見えましたが、最後もう一伸びしたのはコアレスキング。ゴール前は僅差の中にかなりの頭数が紛れ込む大接戦で、セクシーボーイは道中に余裕が見られませんでしたが、最後は差を詰めてきていました。3走前に現級を勝った時は、パサパサに乾いた良馬場で、雨は降っていたしたがまだ少量で影響は少なめでした。内枠マダムアグライアの先導で進み、若干速めのペースで2番手が固まる形。直線は逃げ馬が意外や粘っていて、2・3番手の有力馬が最後接近するも、唯一大外から鋭い脚で伸びたのが再ブリンカー装着のセクシーボーイ。ブリンカーでコントロールが効いて、本来の力を出せた格好です。理想は良馬場で流れる展開です。

2着のランドクイーンがハナを主張して速い流れ。勝ったマリカはそれを譲る形で番手だったが、手応えは終始楽で初めての距離にも全く問題なく対応しての快勝。

ディアゴッホ 
データ
2走前は乾いた馬場で内が有利な状況。初ブリンカーのダイワコンシードが速いダッシュで行ききり、4コーナーで4馬身以上リードを取るも、直線に向くとアラアラになってしまい2番手集団が一気に交わしていく展開。隊列が一変し、好位組の減量騎手同士の叩き合いとなって、最後は49キロオルフィークと51キロトウショウデュエルが同着。コンマ1秒差3着のディアゴッホは57kgを背負って並んでの叩き合いとなってしまったのが敗因と言えます。ディアゴッホは休み明けで速い時計が2本だけで、道中は終始突っ張るように走っていました。叩かれた前走は相当上積みが見込めましたが結果はハナ・クビ差の3着。その前走はハイペースの差し決着。使われて馬は良くなっていましたが、最後は伸びそうで伸びずに3着。パドックでは何かを気にする素振りを見せ、再三立ち止まってメンコを外されており、普通の状態ではなかったように思えます。それでもこの条件では崩れておらず、今回も上位争い可能な1頭です。

パンパンの良で前内有利馬場。内と外の枠で出遅れ多数。メイショウアズミノの逃げ、ヴァイサーリッターの2番手が早々に決まり、かなり落ち着いたペースで進む。前後半でスローペース扱いになるラップで、前の2頭がお互い楽に進み、直線も上がり33秒台の脚で粘りこむ。最後の叩き合いでヴァイサーリッターが僅かに逆転した所がゴール。この流れでは後方の組は32秒台の脚が必要、前の組に楽になりすぎた。

★土曜日 
中山10レース

マイネグレヴィル
開催最終週の荒れ馬場で上がり掛かる状況。全開大逃げが成功したカウニスクッカが、今回も追っ付けて主張。2コーナーで後続に1秒近いリードを開いて逃げるが、2番手のナインテイルズが頑張り3角過ぎで捕まえる。それを目標に後続も一斉に追い上げ、4角出口では10頭ほどが良い手応えで接近。外差し有利の流れの中、包まれていた分仕掛けを待てたネオリアリズムが、最後バラけてもう一伸び効いた格好。3番手以下の集団も若干速めかイーブンペースで、スタミナ必須の差し比べ。

ショウナンマルシェ
データ
前走は末期馬場で離し逃げ一貫ペースの持久戦。道中の緩みは一切ない流れで3番手を確保。直線では一気に逃げ馬との間合いを詰めてラスト1ハロンで先頭に立つと最後は内にモタれながらも2着馬との追い比べに競り勝ちました。今回は1ハロン延長となり、微妙に距離が長い印象です。

雨上がり馬場で若干下が緩い。外枠各馬の行き脚が良くて、ヤヤラーラが結構序盤からいいペースで飛ばす。馬場が緩いことを考えると結構速いラップ。途中でそれをブリリアントアスクが捲って接近、コスモミレネールも前に出ようと構えてるのでペースが落ちず。直線に向いて差し馬が盛り返してきて隊列が一変、先行3頭がみなバテて有力差し馬がジワジワ伸びてくる。いいポジションで立ち回れたカレンケカリーナが、最後マイネオーラムの抵抗を振り切って完勝。隊列が縦に伸び上がりが掛かる流れになって、この条件得意と言うタイプが勝ち負けした。

キングカラカウア
パンパンの良馬場。どの馬も行く気がなさそうで、内のシンボリジャズが先手を引き受ける形。しかし向正面でペースを落としすぎたりはせず、どんどん行って隊列も縦に伸びる。結構厳しいペースだがシンボリジャズは追撃を振り切って直線粘り込み、直線半ばでロスなく運んでいたショウナンバッハが馬群を割って差し勝つ。馬場の外を回った組は追い上げが間に合わない。大逃げに近い形に騙されたのか、後ろの組が楽をしすぎて仕掛けが半端になったのでは。脚を余した馬多数。

ゴールデンハープ
開幕週絶好馬場も速い上がりが出る差し優位馬場。最内枠から押してるノットフォーマルを制して逃げたのは、ダート馬のカンデラ。2コーナー手前からペースダウンして先団の馬が折り合い苦労する展開。向正面で4頭−4頭−4頭と雁行で進む流れになり、3角過ぎからペースアップ。4角外から被せて動いたホワイトエレガンスが先頭に立ち、2列目が脚色一緒で苦しむ中、クインズミラーグロが鋭い脚で伸びて差し勝った。0.4秒以内に10頭が紛れ込む大接戦だったが、休み明けで大幅体重増減のあった馬はどれも苦戦していて、夏場に上向いてきた馬同士の決着。オークス4着馬も重賞勝ち馬も、ここでは本領を発揮できなかった。

ガチバトル
場内にそこそこ強い風。内の芝が枯れ始めて若干外差し優勢に。押し押しで内枠のヒロノプリンスが逃げて、後続も縦には伸びずくっついて離れない。遅すぎもしないペースで淡々と逃げ、3〜4角でもバラけずほとんどの馬が一団で固まったまま。3角スパートで同時に動いてるので、時計の速い決着で脚が続く持続力があるかどうかの勝負に。最内枠で最短距離を通っていたダイワリベラルはコースロスの差で有利があり、どの馬も直線の脚色に大きな差はなかった。立ち回り性能勝負だったとも言える。