まとめ

過去ログ612 2015/10/2 9:26

★土曜日
中山6レース
クロフネフリート
2走前はカレンマタドールにコンマ1秒先着しての2着となった同馬。
休み明けの分、噛むところを見せていましたが、休養前に比べるとノドの調子も良くなっており、勝負どころでは抑え切れないくらいの手応えを見せて能力の高さを見せました。
叩き2戦目の前走はやや縦長の隊列のなか、2着のカレンマタドールが早めに動いていく消耗戦となりました。
中1週で挑んだクロフネフリートは3コーナーから軽く仕掛けて前に被せて行き、先行馬の外に出すも反応がひと息で直線に向いて離され、アイスブレイクを交わしたところで勢いよく勝ち馬に差されて3着となりました。
今回は間隔を取って巻き返しに期待できる1頭です。

アスカクイン
3走前の新潟は軽めの馬場で2頭が雁行で飛ばす超ハイペースのバテ合い戦。
離れた3〜5番手にいた馬が1〜3着となりましたが、3番手の馬の1000m通過でも1分ジャストくらいで十分速い展開。
アスカクインは後方で脚を温存し、4コーナーでバテた馬を交わす際に他馬を接触する不利があり、そこで勢いが削がれてしまい直線はジワジワと伸びて5着。
その後は函館で2戦して2,3着。
前走は断然人気のスマートがハナを奪う形も、テンから絡まれてハイペースとなり、結果的に展開も向きました。
他力本願タイプで、他馬が早めに動く展開なら上位可能の1頭です。

エルズミーア
降級馬ですが、この馬は2000m前後で好走しており、1600m戦となった走前の東京戦は参考外と言えます。
上のクラスでは3戦して2,4,3着と安定しいますが、その内容は以下の通りです。
3走前の東京ダート2100m戦はパサパサに乾いたダートで馬場は標準。最内枠のザンブローネが押して逃げましたがその後ろはすぐ隊列が決まり、道中はそれほど早くもないが極端には緩めず淡々と進み、3コーナーでキネオワールドが捲ってきたのを合図に先団がスパート。
直線はザンブローネを交わしてエルズミーアが先頭に立ち、それを目掛けて好位勢が叩き合いとなる格好で、最後は4頭叩き合いとなり、道中ハコ内にいたプリンスダムが僅かに差し勝ち、エルズミーアはハナ・ハナ差の3着となりました。
最後はフワッと左手前に替えてソラを使ったところで差される結果となりました。
4走前は中京ダート1900m戦。
中盤で緩んでからのロングスパート戦となり、勝ち馬は自分から動いていって終い迄脚色鈍らず仕掛けのタイミングも完璧でした。
1番人気に支持されたエルズミーアは道中でやや折り合いを欠いたのが響いたのか、直線では伸び切れず4着。
1コーナー手前で前に入られてしまい、ここで折り合いを欠いて直線ではジリジリとしか伸びませんでした。
5走前は東京ダート2100m戦で脚抜き良い高速重馬場で上がり性能必須。
エンキンドルが逃げて2コーナーからかなり遅いペースで先導し、後続も手綱引っ張り通し。
どの騎手も遅い流れに付き合い、直線に向いてから追い始める3F速力戦で2着。
この馬はダッシュが良い方ではなく、芝には3回使われて2回出遅れています。

前走は乾きかけも脚抜き良い馬場で、4コーナー内ラチ沿いが有利+外回し不発の状況でした。
モルダバイトは競り合いなく単騎逃げが叶い、2コーナーでペースダウンしてもまだ1頭。
向正面からロングスパートを仕掛けて後続に脚を使わせ、コーナーから隊列が縦に伸び始めると直線は先行集団も脚色が一杯になっていました。
エルズミーアは好位の外から正攻法の競馬で、4コーナーでの手応えも十分。
ただ、追われてからの伸びは案外でジリジリと差を詰めて3着まで。
先行有利の決着で展開が向かない中でも健闘しており、今回も安定して走れそうな1頭です。


ディアグリスター
前走は高速馬場でハイペースの消耗戦となり、2頭が雁行で逃げたことで全体のペースが速くなっていました。
早めに追いかけざるを得ない先行馬には厳しい流れとなり、後方待機組のディアグリスターには展開が向きました。
それでも勝ち馬からは3馬身離されており、理想は時計の掛るパサパサのダートで前に厳しい流れのレースです。

マイネルネッツ 
前走は9番人気ながらも2着に好走。
チークピーシーズを着けた事で集中力が出てきたようで、比較的脚抜き良い高速ダートの時計勝負にも対応できていました。
外からサムソンズライトがかなり押して逃げ、8枠2頭が離れず追走。
2コーナーで一瞬ペースが緩む場面もありましたが、向正面辺りから2番手のロードシャリオが強気にスパートし、3コーナーから先頭に出る展開。
1分52秒台に乗る速い決着で、締まった馬場なら今回も上位可能の1頭です。

★土曜日
中山3レース
ゴールドエッグ
これまではモタれる面をみせていましたが、調教でハミを換えた事でスムーズに走れるようになっていました。しかし、レースでは直線で追われると右にササってしまい、追い辛い場面があり、ゴール前で甘くなる場面が目立っていました。

連闘で挑んだ前走は湿った馬場でのハイペース時計勝負。
先行争いもあって、速い流れになり、特にゴールドエッグ、シベリアンアポジーは4コーナー先頭の形で後続の目標になってしまいました。
道中は外から被せられて息が入らず、かなり厳しい競馬となりました。
堅実なタイプで大崩れの可能性が低い1頭です。

トエハタエ
4走前は重馬場での先行決着でアタマ・アタマ差の3着。
逃げてが速い流れを作り、最後まで渋太く粘り込む展開で、勝ったアスターはその逃げ馬を見ながら最内をピッタリ回ってこられたことが大きかった1戦です。
3走前の東京では湿って脚抜き良く上がり脚優位の馬場状態で4着。テン争いは速くならずも向正面でコーリンブリリアンとプラセンタが強気に捲って上がり、後続もどんどんやってきてペースが緩まない展開。先行勢が抵抗できずに早めに撃沈し、リズム良く追走できたノーフェイトにとって理想的な隊列・展開となりました。

前走の新潟は脚抜き良い馬場で圧倒的先行・外が有利な馬場状態でした。
前回控えて伸びたソサエティクイーンが、ここではスタート良く促して先手を取り、人気のナミノリゴリラが並んでその外にトエハタエが併走で3頭雁行状態。
比較的楽なペースで行って後続も押し上げがないままとなりましたが、逃げたソサエティクイーンよりもナミノリゴリラの手応えが良く、先に先頭に出たのは後者。
それをトエハタエが必死に抵抗する展開で、最後までナミノリゴリラが押し切っての勝利となりました。
トエハタエはクビ差の2着に敗れましたが、最後に馬体を離して追えれば逆転出来ていた内容でした。
中山コースも問題無く、上位可能の1頭です。

キングリオ
前走はスタート後に一旦は先頭に出たレッドグロワールでしたが、そこに外から鞭連打でタマモヴィオーラが主張し、一旦はレッドも抵抗を見せましたがタマモがハナを取りきる展開となりました。
このやりとりで前半が速い流となり、ラスト3F地点で一番ラップが落ち込んでいましたが、前が止まってきた分。直線ではほぼ上位3頭しか脚を使えていませんでした。
3着となったキングリオは「道中の感じならもっとやれると思いましたが、使い詰めが影響したと思います」と田辺騎手が話していました。
スタートに難がある馬ですが、それでも上位に食い込んでおり、展開待ちの1頭です。

ソサエティークイーン
前走はトエハタエと対戦して1馬身半離されての3着となった1頭。
前走は促して先手を主張する競馬となり、突かれながらでも思い通りの展開となりました。
直線入り口で前に出られてから差し返せずに3着となり、どちらかというと溜める競馬の方が合っているように思えます。
華奢なタイプだけに、中山の急坂が課題となりますが、能力は上位の1頭です。


ニシノアンジュ
前走はミドルペースで決め手も問われる競馬となりました。
1〜2列目に出た組が最後の脚で劣る格好になり、3列目以降からの差しが上位に来る結果となりました。
展開というよりも、前に行った馬の上がり性能の限界というレースで、シニノアンジュは連戦の疲れもあるのか、減量起用にしては物足りない粘りで4着となりました。
理想は直線1000m戦だけに、コース替わりの今回は信頼度が下がります。

★土曜日
中山2レース 2/2

リバティークイーン 
新馬戦はラベンダーメモリーからコンマ1秒差の3着となった1頭。
スタートを決めて好位にポジションを取り、内ラチ沿いに拘って乗られたため、4コーナー付近で待たされるロスがありました。
それでもラスト1ハロンで進路が出来ると一気に伸びて一瞬だけ先頭に立ちましたが、最後は交わされてしまいました。
スムーズな競馬だったらもっと際どかった1戦だけに、今回も注目の1頭となります。

スリラーインマニラ
2走前の福島は荒れ始めていましたが、まだ先行有利で外差し不発の馬場状態。
内枠で接触があり、不利を受けた馬が複数いましたが、外から好発を決めたフレンドソングと、内から減量騎手のキャラメルサレが併走で逃げる展開で、行き脚で劣った追走組がどんどん追っ付け通しになる流れとなりました。
行ったもの勝ちの馬場の助けもあり、直線になっても大きく覆す差し馬が現れず、前に行った2頭の決着。
1番人気のスリラーインマニラは序盤内目で接触があり、直線も3列目からほとんど脚色一緒で4着。
これまで東京で走った2戦はいづれも右にモタれて走っており、右回りに替わってからはスムーズに走れていました。
前走の中山戦は開幕週でハイペースの差し展開。2歳戦でもペースは速く、開幕馬場でも差しが効く展開となりました。
速いペースでも楽に追走できていましたが、直線の坂で反応が今ひとつになってしまい5着に敗れました。
14キロの馬体減が影響した可能性もありますが、中山コースではまだ信頼できない1頭です。

   
ロードインスパイア
新馬戦はやや内側が荒れ始めた状況でしたが、まだ内目が優勢な状況。
外枠の半数が出遅れ、好スタートを決めたカゼノカムイとトウショウドラフタが併走で先導し、序盤は隊列がバラけてたが3コーナー手前で外枠の馬が追っ付け急接近する展開。
4コーナー半ばでやっと馬群が凝縮し始めましたが、その間、先頭はペースを緩めて行けた分、十分に脚が溜まっており、直線に向いてトウショウドラフタが満を持して抜け出すと2番手以降の集団はフラフラ。
ロードインスパイアは稽古の時点では幼さを見せていましたが、レースでもまだ集中しきれていない感じで、中団馬群の中では気合をつけられつつのの追走で、コーナーでは少し内にモタれ加減でした。最後は2番手に浮上する場面もありましたが、内をスクわれてしまい結果は3着となりました。

前走は開幕週の高速馬場。
スローペースでしたが少々隊列が縦に長くなり、4コーナーまでペースは緩んで、直線に向いてからの決め脚勝負となりました。
ロードインスパイアはゲートでトモを落とす感じで出遅れてしまい、前半はリズムに乗るのに時間が掛ってしまいました。直線入り口でも窮屈な場面があり、スムーズな競馬が出来ませんでした。