まとめ

過去ログ620 2015/10/8 22:43

★月曜日
東京10レース

ワールドレーヴ
パンパンの良で前内有利馬場。タマモベストプレイが押して逃げそうだった所に、好スタートを決めたペルーサが出てきてスタンド前で先頭に立つ。少しリードを築きながら逃げて後続もやや追走を躊躇。先行勢と後ろの組で分かれる縦に長い隊列。そのうち3コーナーから前の2頭が並んでスパートが始まり、後続がそのリードを詰められないまま直線へ。3番手のアドマイヤフライトが直線で息切れして脱落、前2頭の一騎打ちを僅かにペルーサが凌ぎ切った。札幌芝2600mのレコードを記録。出遅れ癖あった馬が距離延長して今回はゲートを出て、強気の競馬をしたことが功を奏した。盲点の逃げでもあった。

ミエノワンダー
時計標準で若干上がり掛かるがフラットな馬場。先ほどの9Rの反省か、外人騎手がみなガッチリ抑えこんで急がずお見合いの展開。スタンド前で先手を奪ったのは休み明け3歳馬のレッドソロモン。道中は緩めず速すぎずのペースで淡々と進む。3角過ぎに外からミエノワンダーが満を持して捲って動き、馬群がバラけ始めて直線に向いてからジャングルクルーズが良い勢いで差してくる。最後は1馬身以上のリードをつけて完勝。3着争いが僅差激戦も、レッドソロモンがギリギリ残した。4角での不利もチラホラあり、道中ほとんど一貫したラップで、スムーズに捌けたかどうかが明暗を分けた。

ショウナンバッハ
スローなのに縦長、直線勝負で行った行った。逃げたエーシンマックスと番手のセキショウの順番は入れ替わったが、後続は伸びてきていても届かず。内回りでも上がりが速くなったことで、ペース的に嵌らないタイプが多かった。

パンパンの良馬場。どの馬も行く気がなさそうで、内のシンボリジャズが先手を引き受ける形。しかし向正面でペースを落としすぎたりはせず、どんどん行って隊列も縦に伸びる。結構厳しいペースだがシンボリジャズは追撃を振り切って直線粘り込み、直線半ばでロスなく運んでいたショウナンバッハが馬群を割って差し勝つ。馬場の外を回った組は追い上げが間に合わない。大逃げに近い形に騙されたのか、後ろの組が楽をしすぎて仕掛けが半端になったのでは。脚を余した馬多数。

エーシングングン
スローなのに縦長、直線勝負で行った行った。逃げたエーシンマックスと番手のセキショウの順番は入れ替わったが、後続は伸びてきていても届かず。内回りでも上がりが速くなったことで、ペース的に嵌らないタイプが多かった。

★月曜日
京都8レース

ウルティマミューズ
データ
久々の方が力を出せるタイプで、前走は4カ月の休み明けで輸送があってプラス24キロ。大幅プラス体重でも馬体は出来ており、向正面で外に出して4コーナー手前から動いて4コーナーでは大外を回って直線はしっかりと伸びましたが「行った行った」の展開となり4着に敗れました。馬体重が増えた事で攻めをしっかりとやれるようになり、前走以上走れそうな1頭です。

標準的に時計掛かる馬場。2角から淀みない流れで3角から捲りも入る消耗戦。それでも番手の馬が後続を突き放しての圧勝。

ネオヴァシュラン
締まって高速馬場。平均ペースで流れ先行3頭がそのまま上位入線。後続はスピード足りない。 


ビスカリア
標準的に時計掛かる馬場。2角から淀みない流れで3角から捲りも入る消耗戦。それでも番手の馬が後続を突き放しての圧勝。

脚抜き良い重。上がり掛かるが時計速めで先行有利馬場。外枠各馬がはっちゃけて、大外枠のココが先頭に立つまで結構脚を使って押して逃げたことでペースアップし、12秒フラットのキツイ流れでずっと流れる。直線に向くまでにファインドヌーヴが脱落、直線はバテ気味ながらも全馬ほぼ脚色一緒。逃げたココを目標に2列目の組が殺到、最後はロスなく運べたショウナンカサロが差し勝った。ラストハロン13秒8も掛かったことで、普段決め手で劣る馬でも立ち回り次第で凌げた流れ。

★日曜日
東京8レース

ツクバローレル
やや乾きかけも脚抜き良い速い馬場。内枠のランディングバースと大外サリレモンドが併走しながらの逃げで、途中大きく緩んだ箇所もないまま向正面で中団組が捲ってくる。3〜4コーナーは1列目が6頭で雁行、大外を回ったピアシングステアが良い勢いで交わすかという手応え。しかし直線はその先団がバッタリ止まり、中団後ろで構えていたロックキャンディとツクバローレルが馬場の大外を回して差し込む。最後の叩き合いは斤量の差もあってロックキャンディが僅かに出た。息継ぎできないままずっと展開が動いていて、後方待機の組に流れが向いた格好。

大雨で馬場全面的に水が浮く不良馬場。昼過ぎから高速化が顕著になって来る。サンマルスピリットが全力で逃げるも、決め手を発揮できず目標になる役になり、そこをロスなく立ち回ってスピード決着に対応できる馬が勝ち負けする展開。500万下条件で1分35秒8は異様なほど速く、勝ったフランチャイズの上がり性能は馬場状態を考えても非凡。これまでずっと勝ち負けにも絡めずにいたが、気性難さえ解決できて溜めが効く距離になれば大きく変わることができたということだろう。

パサパサに乾いた時計掛かるダート。それまで完全に短距離の戦歴しかなかったフォースフルがペースを緩めずに逃げ、それほど隊列が固まらず向正面・3コーナーでも外から押し上げる動きのある展開。全くペースダウンすることなしに直線に向き、最後までラップはハロン13秒台に落ちないまま。高いスピードを持続できた馬が勝ち負けしたものの、3着争いに6頭以上並ぶ大混戦だった。走破タイムは今日の馬場なりにやや遅め。