まとめ

過去ログ634 2015/10/30 9:32

★日曜日 共通
東京11レース

天皇賞・秋

ヴァンセンヌ
この馬は距離に不安があり、外枠を引いてしまった事で出していって掛かるリスクが大きくなりました。
その上でこの馬にとっての武器を考えると、トップスピードの質に良さがあるため、それを引き出す展開になるかどうかがポイントですが、現実的には厳しいように思えます。
東京新聞杯でもL1でアルフレードやフルーキーの追撃を許しており、余程上手く運ばないと難しい1頭です。
1800mで結果を出せずに2000mに延長、その過程で結果を出せなかったのは確かで、色々な敗因は考えられますが今回の条件で強気で狙うだけの材料に乏しいのは確かです。

ステファノス
総合的に判断して毎日王冠での負け方には不満があります。
遠征明け初戦ということを考えれば仕方ありませんが、それでも出負けでスペースがなくなり明らかに苦しい展開になったアンビシャスやトップスピード持続力は高いとはいえトーセンスターダムに見劣ったのはここに入って強気になれる材料ではありません。
香港の内容から2000mへの延長はプラスに作用しそうですが、今回は外枠。
香港Cは仕掛けが遅い展開でギアチェンジが要求される2F勝負となりました。
その中で中団馬群からスッと反応した点が武器だとすれば、エイシンヒカリが作る展開は向いていとは言えません。
前走はL1で甘くなってしまっているのは確かで、またアンビシャスの様にスピードが要求されればパフォーマンスを上げてくるというような材料もありません。
外枠でポジションは楽には取る事は難しく、戸崎騎手がそこまでリスクを取るとも思えません。
そんな中で後ろから直線勝負では押し上げるだけで甘くなる可能性が高くなってしまいます。
そのため、今回は狙いにくい条件が揃った1頭と言えます。

スピルバーグ
出足が非常に遅い馬で前走の感じなら、この大外枠はマイナス材料と言えます。
今回は前々がある程度プレッシャーをかけに行く展開が濃厚で、内のスペースを内枠の馬が早い段階でとってしまいそうなので結構縦長になるのは早いように思えます。
そういう視点で見ても外枠でゲートが拙い、二の脚が遅いというのは非常に難点です。
昨年よりも良い状態ではなく、その上で昨年より難しい展開が予想されることを考えると基本的に重い印は打ちにくい1頭です。

★日曜日 共通
東京11レース
天皇賞・秋

ショウナンパンドラ
オールカマーは評価できる1戦でしたが、この馬は基本的にはステイヤータイプのイメージがあります。
スローからのロングスパート戦のの典型的な競馬になった中で、上位陣よりもロスの多い競馬を強いられた中で最後まで弾けたというところからも仕掛けは早い方が良さそうです。
秋華賞では超高速馬場という事もありましたが、それでもレースレベルやヌーヴォレコルトとの比較で考えてもあれだけ完璧に嵌ってラスト詰められたのは序盤のスピード面で多少苦労したと考えるのが妥当です。
力をつけてきたという可能性も大いにありますが、宝塚記念やヴィクトリアマイルの内容から考えてもこの夏を越しただけで劇的に力関係が変わるほどとも思えません。
トップスピード面に関しては質は物足りず、トップスピードの持続力も一定のレベルはありますが、それでもヴィクトリアマイルのように実質スローからのトップスピード持続特化戦という中でヌーヴォレコルトに見劣っていた点は不安材料です。
今回の条件で外枠を引いてしまった点はマイナスで、ゲートが上手い方ではなく二の脚も速い方ではないため、理想は内枠から上手く中団を取る競馬でした。
しかし今回はかなりの外ですがここから中団を取り切るのは非常に困難です。

ダコール
この馬のトップスピードに乗ってからの質、持続力はこのメンバーでは流石に厳しいとは思いますが、展開・ポジション一つで戦えるレベルにはあります。
外枠に入ったため、馬券的には切れる1頭ですが、2枠4番は絶好枠と言え、上手くスタートを切って好位〜中団までを確保できれば流れ次第ではワンチャンスの目はあります。
今回はかなり相手が強化され、多少パフォーマンスを上げたからと言って勝ち負けどうこうとは言えず、あくまで3着での大穴のヒモ候補の1頭です。

アドマイヤデウス
適性的にはステイヤーで、トップスピード戦でも対応可能です。
2000m戦で59秒ペースに対応してそこから脚を使えるのかどうかという点は不安がありますが、ポイントはこの18番という最悪の枠をどう克服してくるか。
東京の2000m戦ではスピードの幅が求められる事が多く、そこからでも鋭いトップスピードの質を要求されます。
大外枠からでは狙える要素は無く、買いづらい1頭です。

★土曜日
東京12レース
アサマ
脚抜き良い高速重馬場。逃げ馬候補は他にもいたが、行き脚サッと付いたのはアンジェリー。続いて外のステラルーチェが押して並び、前回逃げた馬はみな2列目以下。3F目からすぐにペースが落ち、前半3Fは34秒4と随分遅い。3コーナー過ぎでチェリーサマーが早めに動いて直線で悠々並びかけ、逃げるアンジェリーをゴール前で交わした。最後は出遅れたアサマが大外から鋭い脚を使って2着に食い込む。ペースが遅めでダート1200mにしては上がりの速い展開、逃げ馬も残ったがコース得意の3歳馬の決め手が上回った。今回のペースなら先行馬の方が残るべき。

ヴァッハウ
乾いて時計掛かる良馬場。初ブリンカーのウインオリファンがスイスイと逃げ、後続を早くから引き離す逃げで、2番手以下もポツポツとした追走。コーナーでも隊列は縦に長いまま。直線に向いても前が止まるどころかさらに引き離しており、2番手で併走していたオホーツクが必死に前を追いかけ、差し馬はほとんど脚色一緒。前の2頭が一騎打ちとなり、後続におよそ1秒離しつつオホーツクが差し勝った。500万下なら走破タイム優秀。3歳馬の変わり身大きく、4歳降級馬を全く寄せ付けてない。

ウインオリファン
乾いて時計掛かる良馬場。初ブリンカーのウインオリファンがスイスイと逃げ、後続を早くから引き離す逃げで、2番手以下もポツポツとした追走。コーナーでも隊列は縦に長いまま。直線に向いても前が止まるどころかさらに引き離しており、2番手で併走していたオホーツクが必死に前を追いかけ、差し馬はほとんど脚色一緒。前の2頭が一騎打ちとなり、後続におよそ1秒離しつつオホーツクが差し勝った。500万下なら走破タイム優秀。3歳馬の変わり身大きく、4歳降級馬を全く寄せ付けてない。

ダウトレス
Hペース気味持久戦。速めの流れで差し向きの展開だが、時計も速めで対応できる馬が少なかった。ダウトレスの出遅れはいつものことだが、ペリーホワイトはこれまで6回東京使って全て着外。位置取りが嵌った感はあるが、新たな一面を見せた。

乾いてパサパサ、上がりが掛かる馬場で比較的前有利。内枠からイアペトスが逃げて2番手が外枠減量騎手のサウスリュウセイ。前半3Fは34秒3と降級馬混じりの500万下としては標準よりも遅い方。4角を回るまでイアペトスは持ったまま、4角途中から2列目3列目の集団が接近するものの直線で脚色一緒になってしまう。ルメール騎手の上手い導きで、出遅れせずハコ内を確保したアキトフォルテが直線上手く間を割って差し込んで完勝。結局はハコ内・逃げ・2番手にいた3歳馬同士の決着。消耗戦というほどのラップ急落のない展開だった。

フィラーレ
高速不良馬場。スロー気味で前残り。テン争いはあったが、割とすぐ隊列は決まった。緩み所もあり前残りに。結果的に、押してでも前に付けた馬が上位に残っている。後方組みは展開向かず。


ブラックジャガー
高速不良馬場。スロー気味で前残り。テン争いはあったが、割とすぐ隊列は決まった。緩み所もあり前残りに。結果的に、押してでも前に付けた馬が上位に残っている。後方組みは展開向かず。