まとめ

過去ログ639 2015/11/12 23:07

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京都11レース

エリザベス女王杯

シュンドルボン
今の少し時計がかかる京都というのはどうかという点がある1頭。
トップスピードの質は高い馬ですが、ロングスパート気味になると削がれる感があり、傾向的に見ても1800mでスローからのトップスピード特化戦で非常に高いパフォーマンスを見せてきた半面、2000m以上の距離への不安は残ります。
ここ2年の様にL1最速戦の流れで2列目のポケットから立ち回られれば非常に厄介な存在となりますが、早めの仕掛けに対応できるのかどうかという点は課題となります。
メイショウマンボが勝った年の様に雨が降っても馬場が悪化しきらずL1最速戦のパターンだと内からスルッとという可能性は残されています。
ただ、2400m戦の青嵐賞で崩れているようにスローから仕掛けの早い流れで2200m戦は適性的に合わない印象で、本質的にはU字でトップスピードを活かしたいタイプなため、上手く噛み合ったとしてもこれまでのパフォーマンス通りに脚を引き出せるかどうかは不安の方が大きくなります。

★日曜日 共通
京都11レース

エリザベス女王杯
ウインリバティ
今回は大幅に相手強化となり、その中でカギとなるのはゲートとなります。
前走はかなり上手く出たましたが2,3走前を見るとまだ物足りません。
京都も直線は平坦となるため、スタート地点では速いラップが要求される小倉に近くなります。
その点で前走ほど上手くスタートを切れるかという点では過度な期待はできず、イメージ的には2,3走前の小倉ぐらいで好位から動かしていく立場を想定する方が良さそうです。
今回は逃げ馬としては他にリラヴァティやノボリディアーナ、フェリーチェレガロといった微妙な面々が揃っており、逃げるという手を打つにせよ好位から進めるにせよ、外目の枠から様子を見ながら進めていく方が良いように思えます。
トップスピード勝負になってしまうと非常に甘くなってしまうため、前々で受けながらでも甘くなってしまった阪神外回りの1800mの1戦からも、そういった競馬では厳しくなります。
理想は外目の好位からのロングスパート戦で、3〜4コーナーでロスなく立ち回りたい人気馬を外からの押上げによってポジションを下げさせる競馬です。
近年のスローの流れを考えれば、中盤までフラットなスピード勝負という展開は望み薄で、スローならしっかりと早めに動ける位置にいられるかどうかがカギとなります。

メイショウマンボ
復活を望むのは酷で、最低条件として追い切りでしっかりと動けてくるかどうかですが、それでも馬券圏内を望むのは難しい1頭です。
前走時は坂路はいつもいい感じで走ってくるこの馬にしては不満のある動きで、気持ちが走る方向に向いていない印象です。
トップスピード戦、一瞬の脚でついていくレベルはまだあるため、スローになることを前提にある程度前で勝負するしか手は無さそうです。

クイーンズリング
前走はかなり特殊な競馬となっており、エリザベス女王杯であの感じでのスピード勝負はまずありえません。
前走をそのままイメージするのは危険で、この馬はオークスを見てもそうですが後半勝負ではそこまでの良さは見せていません。
桜花賞は極端なスローからのトップスピード戦になりましたが、キレキレという感じもなくなだれ込みの4着。
秋華賞はペース全体がかなり上がったことでスピードの幅を持たない馬がふるい落とされたレースでもあり、ローズSも含めてある程度は流れた方が良さそうなタイプだと言えます。
その観点で見ると、この条件ではハイペースの消耗気味ポテンシャル戦になる可能性は低いコースとなるため、2200mという距離は不安材料となります。
ペースが落ち着いてしまうとスピードの幅という武器も活かしにくくなってくるため、これまで見せてきたこの馬の武器の幾らかは削がれる可能性が高くなります。

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京都11レース

エリザベス女王杯

ノボリディアーナ
このクラスに入ってくるとトップスピードの質では勝負にならない1頭。
西海賞ではしっかりとエンジンをかけられる展開でしたが、要所でフェータルローズに出し抜かれそうになるレベルなのでトップスピード勝負では分が悪くなります。
時計が少し掛かってきている今の京都でも良馬場なら11秒前半のラップを要求される可能性が高いため、そうなってくると要所では苦しむ事になります。
雨が降れば前走同様に前半で無理をせずにポテンシャル戦に持ち込むチャンスが生じますが、良馬場ならある程度ポジションを取っていきたいところです。
近年のエリザべス女王杯の傾向だと買えませんが、過去の傾向で見ればL4あたりからレースもある程度動くケースが多いため、その流れならポジションに拘らなくても良さそうです。
前からでもスローにコントロールできれば長く脚を使ってくるのは証明済みで、前から怖がらず4F戦ぐらいでコーナーで引き上げていくのが理想と言えます。
3〜4コーナーでラキシスやヌーヴォレコルトがどこにいるかにもよりますが、外から押し上げてくる形ならコーナーで引き上げてしまいたいところです。