まとめ

過去ログ641 2015/11/19 0:18

★月曜日 共通
東京11レース

東京スポーツ杯2歳S

ロスカボス
今回はスタートがカギとなる1頭。
ギアチェンジそのものは新馬戦で高いレベルのモノを見せており、少なくとも府中の上り坂でしっかりと加速するという適性は備えています。
トップスピード勝負の2F戦でアストラエンブレムを撃破できたのは評価でき、道悪適性も見せています。
前走で厳しい流れに出遅れて後方からおっつけ気味にはなったものの最後まで突き抜けたポテンシャルも見せており、スピードの幅という観点で見ても出遅れたので難しいとはいえ47-48に近い流れでやれています。
スタートだけが大きな不安材料で、ここを五分に出てくれれば普通にこのメンバー構成なら総合力は一枚上なだけに、この舞台なら勝ち負けにも加われそうな1頭です。
後ろからのトップスピード持続戦となった時に対応できるかは新馬戦だけではまだ何とも言えませんが、素材としてはトップクラスなので、ゲート次第で変わってくる1頭と言えます。

★月曜日 共通
東京11レース

東京スポーツ杯2歳S

ハレルヤボーイ
スタートがあまり安定していないのでその辺りがカギとなりますが、距離延長することとメンバーにスピード色が強い馬も見当たらず、ゲート難を抱えた馬が多い事からそれほど大きな不安材料が無い1頭。
一瞬の脚は鋭く、未勝利を見てもある程度のペースでも脚を引き出せています。
あれぐらい流れれば各馬の仕掛けの意識も落ち込むのでこの馬としてはやりやすくなりますが、府中の1800mではある程度のペースになったとしても直線の入りから仕掛ける展開になりやすくなります。
この馬は出来るだけ我慢して進めたいタイプなため、スローの段階である程度前目を確保した方が良さそうです。
スピードの幅の範囲内でポジションを取ってしっかりと一瞬の脚を前々で引き出してくると怖い一頭で、穴から狙うのであればこの馬を最大限に注目したいところです。
後ろから直線ヨーイドンではL1で甘くなり、詰め切るのは難しくなりますが、内枠から好位で後続の動きを待って直線を馬なりで入ってくるようなイメージだとチャンスはあります。

キラージョー
アグレアーブルよりもこちらの方が印象は良く、その理由はL1で落とさずに11.0でまとめてきた点で、これは府中では大きな材料です。
馬場に関しても同日の2000m戦となりますが、百日草特別がこれもかなりの超スローでしたが13.0 - 12.9 - 11.5 - 11.2 - 11.9と3F勝負でL1かなり落としていました。
この時は継続的に雨が降っており、一概に比較はできませんが、雨で渋った中で終い特化とはいえラスト2Fで22.0というラップと考えればトップスピードの持続力はかなりのものを見せてきたと言えます。
このレースは超スローだったため、スピード面がさらに要求されるという点から不安は生じますが、トップスピードの持続力の高さをみせてきたのは間違いないため、不気味さは秘めています。
今回は相手関係で見ても粗削りな馬が多い分だけ付け入るスキはあります。

★月曜日 共通
東京11レース

東京スポーツ杯2歳S

スマートオーディン
東京が舞台の今回は不安が非常に多い1頭。
近2走は下りで加速していく競馬になっているため、府中の様に直線で上り坂があってそこで加速ラップを要求されればギアチェンジが必要になります。
それに対応できるかどうかは近2走からは未知数です。
この馬は究極的に切れるタイプではなくトップスピードの持続力が非凡なタイプなため、この辺はネックとなります。
スピードに関しては今回のメンバー構成ならそれほど大きなウエイトは占めませんが、近2走で見せているようにゲートが拙い。
鞍上が武豊騎手に替わることでポンと出てくれば違ってくる可能性もありますが、とにかくトップスピードの持続力は高いレベルで底を見せていないのは間違いありません。
これまではかなりスローまでしか対応できておらず、この感じなら現時点ではかなりステイヤー色が強いと言わざるを得ません。
スピードやギアチェンジを持った総合力タイプが優位になりがちな東スポ杯が良い条件とは思いませんが、例年に比べると少なくとも極端な高速馬場ではない今年の傾向からはまだマシですが、それでも今開催からCコースに替わるので傾向もそれによって変わってくる可能性はあります。
高速状態で内外フラット、総合力勝負で出し抜きという競馬をされるとこちらがエンジン点火するまでに時間がかかるリスクがあり、出し切るまでに勝負が終わってしまいます。
素材としては非常に魅力があり、トップスピードの持続力は例え超スローと言っても無酸素運動の連続には限界があるのでこれが高いレベルで底を見せていないというのはやはり怖い要素です。
ここでは重い印を打ちにくい馬ではあるが、先々を考えるとここでのパフォーマンスには注目したい1頭です。

プロディガルサン
この馬にとって今回の府中1800m戦は良い条件とは思えません。
このレースは毎年それなりのペースになって前々である程度ついていきながら総合力の高さを活かして直線では出し抜く馬が強いレースです。
この馬の場合は明らかに後半のポテンシャル特化型で、スタートも上手くありません。
また、トップスピード面でまだ高いレベルのモノを見せられていないという点も不安材料となります。
人気上位馬の中では最も適性的に未知な面が多いため、危険な人気馬候補となります。

アグレアーブル
ペースが上がった時に後半のトップスピードの質が削がれないかが焦点となる1頭。
レース序盤から超スローでも促しながらの競馬となっており、自分のリズムとして48〜49秒台の前半になった時に崩されないかどうは不安材料として残ります。
スマートオーディンもスローしか経験していませんが、それでも前走でも一応49秒ペースでした。
52秒台のペースしか経験していないというのは不安な材料で、現時点で真贋を判断するのは非常に難しい1頭と言えます。
現時点では前半のポジショニングの悪さや、スピード的に超スローでも少しおっつけながらになっていたことを考えると積極的には狙いづら1頭と言えます。