まとめ

過去ログ652 2016/7/27 15:56

★土曜日
小倉10レース

人気の盲点
サンセットスカイ
この馬は一瞬の切れが身上で、適性レースが限られています。
近走は9,12着で鋭さを欠いていますが、2走ともとも展開不向きで参考外のレースです。
この馬の適性レースは小回りコースの締まった流れで、3走前の小倉では重い馬場でも最後の一瞬の切れを生かして3着。
この馬が馬券になったレース10回のレースのうち、小倉でのものは7回。
小倉は8回走って1度だけ5着に崩れましたが、この時は久々の競馬でコンマ2秒差でした。
しかも、ミドルペースかハイペースで流れた時はほぼ連対しており、今回は展開面でも優位に立てそうな1頭です。

★土曜日
小倉10レース

2回小倉1日目に開催されるようになって今年で4度目となりますが、開幕週とい意識もあってペースが速く、仕掛けも速い傾向となっており4コーナー10番手の差し馬も圏内に届いています。
このレースで必要なのは速い時計に対応できるポテンシャル面となります。
パターン的には2通りあり、前半1000m通過57秒台~58秒台前半で流れて、中緩みで12秒台が続き、最後は減速ラップで差しが届くパターンA。
もう一つは前半1000m通過が58秒台後半~59秒台前半で流れて中緩みが無く後半5ハロン全て11秒台の締まった流れの時計決着のパターンB。


テーオービッグバン
理想は小回りコース・直線平坦コースだけに前回の東京コースは割引きが必要でしたが3着に健闘。
3走前の昇級戦は気合を付けてハナに立ち、1000m通過が1分ちょうどで良いペースで逃げられましたが、ラスト300mあたりを過ぎるとドッと交わされ、終わってみれば500万下勝ちの時と同じ時計で走っての9着となりました。
この辺りは時計面で昇級の壁にぶつかった印象でしたが、昇級2戦目の2走前はクビ・クビ差の3着。
この3着は直線が平坦の京都コースでマイペースで逃げられた事が好走の要因です。

前走はハナに立つ馬の出入りが激しい中で2番手を確保しましたが、先手を取って押し切るのが難しい府中で番手からの3着は評価できます。
開幕週の小回りコースは大歓迎で、同型不在のここは中心の1頭となります。
また、この馬は気性的にも間隔を開けた方が良いタイプだけにローテーションに不安はありません。
この馬が先手を奪った場合を考えると、4走前の小倉では大きく離れた2番手からの競馬で実質「逃げ」の形で前半1000m通過が60秒ジャストの競馬で1着、7走前の小倉でも1000m通過は離れた2番手から同様のペースで進めて3着。
この馬がペースを作る場合はパターンB寄りになる可能性が高くなります。

アグネスミニッツは近走の1000m通過タイムは61秒となっているだけに、隊列はスンナリ決まりそうです。
このレースでカギを握るのはナムラシングンの「捲り」で、2走前の若葉S2着時は1000m通過が61.8秒で道中で13秒台が2度出るスローペースで途中から動いて2着となり、3走前のつばき賞でも1000m通過が64秒のスローでの早仕掛けでの勝利でした。

今回の流れはこれまでのように簡単に捲って行けるながれではないため、過信は禁物の1頭となります。
基本的には前の馬が有利な1戦となりそうです。

★土曜日
新潟10レース

アストラエンブレム
新潟での未勝利勝ちは強烈なインパクトを見せており、この時は新馬戦で短距離を使った馬や先行実績ある馬が先団を固め、スローペースでも少々隊列が縦に長くなって4コーナーまでペースは緩み、直線に向いてからの決め脚勝負となりました。
キッチリ二の脚を使える馬がジワジワと押し上げていましたが、その中でもアストラエンブレムの末脚はハッキリ格が違ってており、2ハロン標まで抑えたままで、軽く仕掛けられた程度でアッサリと抜け出し、ゴール前は流す余裕を見せて3ハロン32.6秒の好タイムでした。
理想はスローで団子気味、下りからじわっと加速していく流れでトップスピードに乗せやすい展開です。
前走のNZTは直線で外に振られ、そこから態勢を立て直して追い込みましたが直線で2着馬に寄られてしまいゴール前で窮屈になる不利がありました。
2走前にフローラルウォ賞を勝った時にはルメール騎手が「本当にポテンシャルが高い馬です。今後は重賞に出ても勝負になる器」と話してた程の逸材で、ここは格の違いを見せつけられる1戦となります。