まとめ

過去ログ693 2017/7/30 16:18

★日曜日の勝負の1鞍
4クインズミラーグロ

前走のマーメイドSは4番枠から好位列で我慢をする形となり、向正面でも好位の内で我慢しながら手綱を引っ張って3角。
3角で一つ外に出して2列目、4角で更にもう一つ外でマキシマムドパリの直後を取って2列目で直線に入ると、直線序盤で追い出されましたがなかなか進路を取り切れず、L1でもジリジリとは伸びてきて何とかアースライズを競り落としての2着となりました。
3〜4角以降はマキシマムドパリの後ろでロスもそれなりにあり、この馬の好走パターンは基本的に内で我慢して良さが出るタイプと言えます。
福島牝馬Sは展開が動いていたのでともかく、常識的な流れなら基本的には内で我慢しての一足が武器となり、それを結構長く使ってこれた点は大きく評価できます。

2走前の福島牝馬Sは3〜4角で11秒台に入っているところで大外から動く羽目となり、これはタイプ的に厳しい競馬となりました。
全体の流れが厳しい中で前も脚があがっており、トップスピード戦にはなりませんでしたがウキヨノカゼやフロンテアクイーンと比べると3〜4角の立ち回りの差は大きく、この3着は内容的に評価できます。
1800mで厳しい流れでも脚を引き出せており、甘くなったのは後半の3〜4角の立ち回りのロスの影響で、実際コーナーではかなり動けていたので余力自体はあったはずです。
今のこの馬は弱点らしい弱点は無く、器用に内から立ち回ることができるので内枠が理想ですが、札幌1800m戦は他の1800m戦と比べても1角までの距離が非常に短いのが特徴で、内枠で五分以上に出られれば恐らく楽に2列目を取れそうです。
ペースはある程度までなら上がっても対応できており、平均〜スローで2列目ポケットを確保できてしまえばまず好走出来る1頭です。

★注目馬
日曜日
札幌9レース
フォーラウェイ
休養を挟んでガラッと変わった1頭。
休養前は15,10,7,10着と掲示板にも載れませんでしたが、休養後は1.3.2.6着と安定して走れるようになっています。
休み明け初戦は、以前勝っている新潟コースで外差し馬場も味方して鮮やかな差し切り勝ちとなりました。
その次走は良績の無い坂の阪神コースでの1戦。前半はスムーズな競馬が出来ていましたが3角で外に出してきた馬の影響で一列後退する形となり、直線は内目を突いてひと追い毎に伸びてきての3着となり、これまでに見せなかったレース内容となっています。
休ませてしっかりと下地が強化されており、休み明け3戦目の2走前は、中間に輸送熱で1日休ませての出走となりましたが、道中は遅いペースを嫌って半マイル標から仕掛けて外を好位まで上がると、そこからの反応はイマイチでしたが直線では手応え以上に伸びて2着争いを制しました。
前走は順調に調整されており、馬体の張りも良く馬体・気合ともに絶好の状態でしたが、レース前にイレ込んでしまい、中2週で落ち着かせるような調整をしなかった事を陣営は悔やんでいました。
今回は中間に落ち着かせる調整を行っており、巻き返し濃厚の1頭と言えます。
前走の敗戦で妙味も見込め、今回は大きく狙いたい1頭となります。

新潟10レース
オウケンビリーヴ
3走前にダートを使われると、先頭に立って遊ぶ余裕を見せながらの好時計勝ちでダート適性の高さを見せました。
2走前は2着となりましたが、勝ち馬サイタリーレッドは次走、オープンも勝って4連勝を決めており、捉えられなかったのも仕方がありません。
この馬もダートに使い出してからの内容が優秀で、ここ3走の内容なら砂を被ってもまったく問題ありません。
2走前は返し馬の脚捌きが硬く、道中で内にモタれる面を見せましたが、直線では良い脚を使っていました。
降級戦の前走は4角までは全く問題なく進めていましたが、直線ではずっと前が詰まって動くに動けない展開となり、追えたのはラスト100mだけで完全に脚を余す競馬で3着となりました。
このクラスでは明らかに力上位の存在で、まともならアッサリ勝てる力を持っている1頭と言えます。

ジュンエスポワール(函館・2歳未)
「勝つために福島から直接連れてきました」と日高助手が自信をもって連れて来た1頭。
前走の福島は前半にモタついて後方からの競馬となりましたが、ペース的には展開も向いて差し切れそうな流れでしたが後一歩及ばずに2着となりました。
新馬戦ではゲートのタイミングが合わずに出遅れてしまいましたが、馬込みでも問題とせず、一度使われて大きく変わり身を見せており、今回は確勝を期しての北海道遠征の1頭となります。

★今週の勝負レース
土曜日
函館10レース

レジェンドセラー
3走前はダートを試されるも適性が無くノーカウントの1戦。
この馬はまだあるギアに入りきらない感じがあり、チークピーシーズで一変してくる可能性もある1頭と見ていましたがチークをつけてからの結果は4,2着と効果が見られます。
4走前のゆりかもめ賞では比較的揃ったスタートとなり、内から押してマイネルラプティスが出るも、内から楽にダノンキングダムが先頭に立ち、向正面半ばでマイネルラプティスが行かせた格好。
1000m通過後から若干離し逃げのようになり、3コーナー過ぎから逃げたマイネルラプティスは外にモタれるようになって急にペースダウン、足を溜めていたダノンキングダムとザモンゴメリーが交わして先頭に立つと直線坂下は5頭ほどが横並びも、外のウインイクシードと再度先頭に立ったダノンキングダムが徐々に優勢となり、レジェンドセラーは内で一歩悪い態勢となり最後までシビアなハナ争いを、ギリギリダノンキングダムが制しました。
この時は久々の競馬でしたが、直線で包まれながらも3着に好走しており、『直線で包まれてしまいましたが、緩い分トップスピードに乗るのに時間が掛かってしまいました』との事。
今回は人気確実の1頭ですが、この馬は大トビのため、広いコース向きの馬で今回の函館コース向きとは言えません。
ここは危険な人気馬となります。

トロピカルストーム
北海道巧者で、北海道の成績は(1.3.0.1)で函館では(1.3.0.0)とパーフェクト連対の1頭。
タフな洋芝での長距離適性が抜群の馬で、レコード決着となった2走前には時計勝負にも対応し、前走は時計の掛かるタフな馬場でも対応してきました。
瞬発力勝負では分が悪いタイプだけに、自分から動く競馬が可能なこの舞台では崩れずに走れる1頭となります。