まとめ

過去ログ715 2017/12/1 11:21

★日曜日の見解
中京11レース

チャンピオンズカップ

コパノリッキー
フェブラリーS連覇や盛岡の高速ダートで非常に高い適性を示している事からも基本的には軽いダートの方が合っている1頭。
チャンピオンズカップで結果が出ていない理由は坂スタートが苦手という点と、時計自体が出にくいためと考えられます。
かしわ記念では長く脚を使って捻じ伏せてきた強い内容でしたが、これはマイル戦で全体的にも流れていました。
この馬が1800〜2000路線で勝っているときはポテンシャルに頼った競馬というよりはコーナリングの上手さで急コーナー地点で出し抜いてのもので、L2最速になりやすいレースで器用さで勝っている感じがあります。
地方でのパフォーマンスから考えても基本はマイルの方が他馬を圧倒できているため、中京1800mで早めに動かれてしまうと不安はあります。また、ゲートが不安定なタイプなだけに、坂スタートが苦手で最内を引き当ててしまった今回は割引が必要です。
近2年の内容からもこの時期の中京1800mではこの馬の良さが出づらい印象があり、枠も良くありません。


アポロケンタッキー
ドバイでは流れた中では脚を削がれており、帝王賞もJBCクラシックも平均ペースだった事を考えると、距離はこなせそうですが2000nまで行くと平均で流れてしまっては厳しい印象があります。
また、1800m戦では昨年のチャンピオンズカップで中団外目から追走しながらも最後までジリジリとした脚を使う程度だった事からも、アウォーディーやカフジテイクとの差は大きいように思えます。
ポテンシャルもある程度高いレベルにありますが、出し切るロングスパート戦の形では今回はそれより上位に何頭か存在します。

ミツバ
中京コースは1〜2角での減速が阪神ほど落ち込みやすくはない傾向にあり、3〜4角は終始下り坂になるのと、コーナーもそこまできつい感じではないのでこの馬としては対応はしやすいコースと言えます。
また、3〜4角は盛岡に近く、マーキュリーCからも3〜4角で下りを利して外から勢いに乗せていければ置かれずに済む可能性が高いように思えます。
この馬はポテンシャル面がが最大の武器で、前走のJBCクラシックもギアチェンジ地点での対応力は評価できますがケイティブレイブには見劣りました。
L1で減速したところでの差し返し気味の脚というのがこの馬の本質で、ある程度の流れを中団〜後方過ぎない位置で進めて3〜4角の下りで勢いをつけて入っていければチャンスは広がります。
ただ、今回は内枠となり、レース序盤の対応を間違えると包まれて動けないリスクもあります。

モルトベーネ
テイエムジンソクに完勝といってもテイエムのスタイルを構築しきる前のもので、テイエムジンソクがああいう競馬で結果を出してきた以上、今回のこの馬にとっては一番の天敵と言えます。
理想は楽に前目につけて3〜4角でも上がり切らない形で、4角地点でペースが上がらず、直線序盤で加速する過程が欲しいところです。
テイエムジンソクが自分の競馬に徹してくるとこの馬としては良さが削がれる可能性が高くなりますが、登坂スタートや、今回はテイエムジンソクにとっての初の左回りとなるだけにつけ入る隙はあります。
理想としては内枠でスロー〜平均までで収まり、好位内からの競馬で、外からでも前目で仕掛けを待てる形なら問題ありません。
名古屋大賞典、みやこSの内容からも淀みない消耗気味の競馬では勝負に加わるのは厳しく、東海S、アンタレスSの内容からも適度な流れで上がり切らずに3〜4角での立ち回りが上手く噛み合えば勝ち負けまでの可能性は秘めている1頭と言えます。

★日曜日の見解
中京11レース

チャンピオンズカップ

ロンドンタウン
アンタレスSでは平均ペースの中でモルトベーネに完敗しましたが、この時はあまりポジションを取って行きませんでした。
エルムSを見ても上手くポジションを取って行ける馬だけに、全体のバランスを活かす競馬ができればチャンスは大きくなります。
この馬の理想の流れは平均〜1秒程度のハイペースでで、その流れでしっかりと2列目を確保できれば条件としては噛み合いそうです。
また、この馬はエルムSのように内々で競馬ができるのも魅力的で、平安Sでは崩れましたがハイペースというより状態面だった可能性が高く、近2走の内容も良い点を考えるとここでは侮れない1頭と言えます。
前が単騎で飛ばす形で離れた3,4番手の内というパターンで進められればかなり面白い1頭で、枠の並びも問題ありません。

ノンコノユメ
去勢後はこの馬最大の持ち味のポテンシャル面が生かされておらず、し勢いに乗ってくればL1は必ずいい脚を使っていたタイプでしたが近走はこの馬の良さを見せられていません。
前走で上昇気配を見せましたが、このメンバー構成で強気に狙うというレベルではありません。
また、チャンピオンズカップで見ても昨年はそんなに悪い流れではない中でポテンシャルタイプ相手に完敗しており、カフジテイクより上位の評価にはできません。
左回りの中京で出し切りやすいアウォーディーやサウンドトゥルーは強敵となり、狙っても3着までの評価となります。

カフジテイク
ここ2走が物足りない内容ですが、南部杯は緩い流れから3〜4角で急激に動くような形になって上手く勢いをつけられませんでした。
前走の武蔵野Sは3角まで外から蓋をされる形になったので4角でようやく前の馬を追いかけながらの競馬で加速度の高いレースの前残りの展開で出し切る形に持って行けませんでした。
フェブラリーSで好走したのは中弛みで取り付けたのと同時に早めに外から動いて出し切る形となり、それでもL1で突っ込んできたことを考えても、この馬はポテンシャル特化型の可能性があります。
L1では絶対に伸びてきますが、エンジンの掛かりが悪いのでL2で加速するような競馬は分が悪く、根岸Sを勝った時も淀みないシンプルな中でのものでした。
基本的には早い段階で勢いに乗せたいタイプで、昨年のチャンピオンズカップはポテンシャルだけの観点で見れば最上位の競馬をしており、少なくとも後半出し切った時にアウォーディーやサウンドトゥルーに対抗できるだけの武器はあります。
後は3〜4角での立ち回りがカギで、昨年のようにアウォーディーが外から動いていく形になった時に、3〜4角で生じる内目のスペースをロスなくついて、勢いを削がないような競馬ができればチャンスは十分あります。

★注目馬ウィン
メイショウヤクシマ(中京・古500万)
久々の競馬となった前走は、口向きが悪く、大外枠で離れた最後方から外を回る形でロスの多い競馬となりました。
先行馬や内を通った馬が上位を占める展開で流れも向きませんでしたが、終いはメンバー最速の上がりで差を詰めての5着となりました。
「放牧で腰の疲れが取れましたが、前走は枠も展開も向きませんでした。」
今回は叩き2戦目で上積みが見込め、坂のあるコースもプラスとなります。
この馬は右回りでは外に張る面があり、手前も替えませんが左回りなら直線で内にササり気味に走りますがラチ沿いなら問題無いため、内枠を引き当てれば激走確率が跳ね上がり、近走の9,5,5着の戦績からも妙味が大きくなる1頭となります。