まとめ

過去ログ743 2018/1/30 13:48

★日曜日
きさらぎ賞

カツジ
血統的にも距離は問題なさそうな1頭。
前目でしっかりとコントロールでき、前半前に行ってからペースダウンや、そこからの再加速に対応できている点からも、1800mへの不安はありません。
また、力のいる馬場状態だった近2走でしっかりと脚を使えている点からも今の時計がかかる京都の馬場への不安も小さい1頭と言えます。
ただ、トップスピード持続に関してはジャンダルムに見劣っているため、トップレベル相手に決め手勝負では差し込まれてしまいます。
理想は前半でしっかりとスピードとコントロールできるところを活かしてリードを保ちながら直線に入る競馬で、大きな不安が少ない1頭とえます。

ダノンマジェスティ
力馬場でもある程度対応出来ており、スピード面もクリアしてきて良さそうな感じはあります。
ただ、新馬戦の内容からは前半でそこまで強気になれそうな感じではなく、ゲートはイマイチで二の足も速くないので後半勝負に特化しないと勝負に加わるのは難しそうです。
きさらぎ賞は中弛みの傾向があり、3角の上り下りで取り付けますが、力の要る馬場でも新馬戦で見せたトップスピード続力を見せられれば本物と言えます。
瞬間的な切れ味よりもトップスピード持続力が武器となるため、京都1800m戦ではL2で最速となった時に一気に加速できるのかどうかがカギとなります。

★注目
ミスターメロディ(東京・3歳500万)
新馬戦はスピードの違いで楽に先手を取り、直線でもスムーズに手前を替えて一度は迫ってきた2着馬を馬なりで引き離して上り最速をマークしてのレコードV。
距離延長の2戦目はテンションが上がることなくスムーズにレースをしており、直線も余力を持って入っていましたが勝ち馬の良い目標にされてしまい、勝ち馬との追い比べでは意外に伸びきれずに徐々に離されての2着。
しかしこの馬も従来のレコードと同じ時計で走れており、3着以下には8馬身の差をつけており、相手が悪かった1戦と言えます。
前走は4角で掛かってしまい、そこでバテた馬を捌くのに少し手間取る不利も響いての2着。
スムーズなら差し切れていた伸び脚をみせていただけに、ここでは能力は明らかに抜けている1頭と言えます。

マートルリース(東京・3歳未勝利)
新馬戦は東京1400m戦に使われて2着となり、2戦目の中山戦は1ハロン延長の1600mに使われて3着。
ひと叩きされて挑んだ中山マイル戦では追い切りの時点でハミを噛む面を見せており、レースでも早めに動く形になってしまい最後の坂で甘くなってしまいました。
今回は中間にテンションが上がらないように調整されており、字面では「追われて遅れる」よいう内容の表記となっていますが、これはハミを噛ませないために敢えて行っている内容だけに、中7週で仕上げ不足気味の表記から人気の盲点となる1頭です。
今回は3着を5馬身ち切った東京芝1400メートルに使われ、煙幕仕上げでテンションを上げないように調整されている今回は配当面でも期待が大きい1頭と言えます。

土曜日東京1400m
ランウェイデビュー(東京・3歳未勝利)
この馬は新馬戦では向正面で外から入られてしまい、そこで引かざるを得ない展開となり、直線でも前をカットされる不利が響いて10着となり、2戦目は返し馬でイライラして気が立ってしまいスタートで出遅れて直線勝負に賭けて上り最速で伸びての2着ちなりました。
3戦目は稍重馬場での競馬となり、石橋騎手が「馬場を読み間違えました」と騎乗ミスを認める内容の競馬で、内を避けて外に出す競馬を試みるも内の馬が残る馬場で4着まで。
前走は京王杯2歳Sと0秒2の好タイムで走っての2着で、3着テンワールドレイナは先々週の中山で3馬身差の圧勝を決めました。
「大事に大事に使ってきましたけど、もうそろそろという気はしています。ここは勝たないといけないレースです」と奥村武師が話しており、高いパフォーマンスを見せた前走と同じ東京1400戦mで確勝級の1頭と言えます。

★注目
土曜日京都10レース
トロワゼトワル(エルフィンS)
前走のフェアリーSは立て直されてハミ受けが良くなっていましたが、ゲートに突っかけてしまい痛恨の出遅れでしんがりからの競馬となりました。
道中は腹を括って直線だけの競馬に徹し、終いは上り最速の脚を見せるも5着まで。
「馬も走る気になっていたので、もう少し自分が備えてあげるべきでした。本来は好位からの競馬もできる馬ですから、うまく出してあげていればもっと際どかったと思います」と福永騎手。
2走前は雨で緩んだ馬場に躓く感じでバランスを崩しており、直線ではジリジリとしか伸びずに4着となりました。
この馬は新馬戦を勝った時は抜け出してから遊ぶ余裕を見せており、「最後は集中力が途切れましたけど、あんな競馬でも結果を出すのは能力が高い証ですね。レース戦が高くて先が楽しみな馬」と福永騎手がほれ込んでいた馬で、元々はレースが上手なタイプだけに良馬場で発馬が決まれば確実に巻き返せる1頭です。
近2走の敗戦で人気落ちの今回は配当面でも期待が持てる1頭と言えます。

土曜日東京ダート1600
シルバーポジー
今回は東京で必勝を期す1頭。
現級勝ちの実績があり、当時負かした2着馬フィールザプリティは現級を卒業しておりレベルの高い1戦でした。
近走は3連続で2着とあと一歩の競馬が続いていますが、4走前は押し出される形になってしまい、ハナを切る競馬で6着に崩れましたが自分の競馬が出来ればコースを問わず崩れる事はありません。
近走は勝ち馬が強すぎただけの内容で、2走前の勝ち馬アディラートは上のクラスで1、2番人気に評価されるほどの馬(2戦ともゲートで後手を踏む不利が堪えて5,10着)で、前走は強力な勝ち馬とクビ差の接戦を演じており、後続には4馬身以上の決定的な差をつけました。
しかも近2走は1400m戦でのもので、今回は必勝を期して現級勝ちを決めた東京ダート1600mに照準を定められれており、確勝ち級の1頭と言えます。
この中間は相変わらず格上を相手に攻めで動いており、不安材料はありません。

ツブラナヒトミ(3歳未)
新馬戦は芝に使われて見せ場の無い14着となりましたが、2戦目のダートでガラッと変わり身を見せた同馬。
前走は久々の一戦でしたが最後までしっかりと脚を伸ばし、ゴール前は2着馬によく詰め寄っての3着。
出遅れましたが好位の外で流れに乗り、直線では前にしっかりと詰め寄ってダート適性を示しました。
まだ口向きの幼い面が見られるだけに伸びしろが大きく、使った上積みも見込め、もうひと押しを期待できる1頭です。
「前走は久々で動きが重い中で走ってくれましたからね。今回は上積みも大きいと思います。ダート2戦目で慣れも見込めますし、勝負になると思います」と陣営も自信を持っている1頭となります。