まとめ

過去ログ744 2018/2/1 9:51

★日曜日
東京新聞杯

アドマイヤリード
トップスピードの質の高さでグレーターロンドンと勝負できるレベルにあるのはこの馬だけで、この馬の場合は瞬間的な切れ味というだけでなくトップスピード持続も高いレベルにあります。
スローで流れるなら外せない馬でギアチェンジもある程度持っているため、捌くこと自体は上手いタイプで多少早めの仕掛けになったとしてもばたっと止まる心配はありません。
後半要素に対しては不安点はありませが、前半のスピードだけが課題となります。
クイーンSは自身ではスローバランスでしたが、それでも全体〜コーナーで分散しながら脚を削がれていました。
桜花賞でも47.1-46.3とややスローで流れて後半特化の競馬で良い末脚を見せており、基本的には前半に無理をしない方が良いタイプと言えます。
タイプ的には後傾バランスになり切った方が鋭さ、トップスピードの質を上げてくることができるので理想は軽い馬場でペースは遅い方が良でさそうです。
ただ、少し渋ったぐらいの方がペースが上がりにくくなるため、稍重ぐらいまでならこの馬かグレーターロンドンかダイワキャグニーの3頭の競馬となりそうです。

ダノンプラチナ
デビューから蛯名騎手が騎乗していましたが、今回は蛯名騎手とは仕掛けの意識のタイプが違う田辺騎手に乗り替わり、その点はこの馬にとってはプラス材料と言えます。
サトノクラウンを差し切った富士Sが優秀なパフォーマンスでしたが、一昨年の富士S、昨年の関屋記念はともにコーナーでペースを引き上げて行く形になってしまい、そこで持ち味が削がれてしまいました。
近走は少し物足りない競馬が続いており、グレーターロンドンやアドマイヤリードと切れる差し馬がいて、前にはスローで長くトップスピード持続を維持できるダイワキャグニーがいます。
富士Sでサトノアラジンを差し切ったレベルの競馬ができればメンバー中でもトップクラスのパフォーマンスを期待できますが、近走の内容からはそこまで強気にはなれません。

★日曜日
東京新聞杯

グレーターロンドン
後方からの競馬となる馬ですが、後半勝負でトップスピードの質、持続力はどちらもこの路線ではトップクラスで、マイル戦ならGIでも互角に戦える素質を備えています。
この馬はペースが上がったとしても安田記念でハイ寄りの平均ペースでしっかりと追走しながら脚を使えているため、そうなったとしてもここでは好勝負が期待できます。
基本的に出し切れれば勝ち負けに加われますが、東京新聞杯は安田記念のようにハイペースのポテンシャル勝負になりにくく、先行馬が残る傾向があります。
スローでよりトップスピードの質が問われるケースになった場合は、アドマイヤリードの瞬間的な切れ味も脅威となり、ここで負けて適性のある激流安田記念で妙味の発生を狙いたい1頭です。

クルーガー
トップクラス相手では足りない馬で、ゲート不安定で二の足も速くもないため、後ろからになる可能性が高い1頭です。
トップスピード自足力はあるりますが、瞬間的な切れ味はそれほどではありません。
今回は強敵が多く、瞬間的なトップスピードの質を高いレベルで持っている馬が多く、前目から長くトップスピード持続を発揮してくるダイワキャグニーも厄介な存在です。
ここでは瞬時の反応やトップスピードの質で見劣っており、ここは苦戦必至の1頭です。

サトノアレス
近2走は一線級相手に戦えていますが、内枠で一歩目の遅さをどちらも解消できる展開でした。
前走のキャピタルSはルメール騎手がスムーズにロスなく運んでも届いておらず、ダイワキャグニーよりも上の評価はできません。
富士Sでは道悪で最序盤からスペースもあったので前半のゲートの拙さもリカバーできる展開でしたが、このレベルでの多頭数で上手く運べるかどうかは大きなポイントとなってきます。
今回は柴山騎手に替わる点はマイナス材料で、能力的には重賞でも通用しますが、今回は相手が強力なだけに内目の枠を引きつつ上手く先行勢の後ろからリカバーできるような展開でないと厳しそうです。

★日曜日
東京新聞杯

ダイワギャグニー
内で我慢しながらでも戦える馬で、毎日王冠の様に番手から突くこともできます。
キャピタルSでは1.2秒のスローから中盤で長く脚を使う形でロスなく立ち回って強い競馬をしており、毎日王冠ではかなりのスローからキレ負けしましたが、ペースが遅くて後続の脚を削げなかっことが敗因です。
東京マイルで47秒前後に持ち込めればチャンスが大きい1頭で、ポイントは力の要る馬場でどれだけやれるか。
内枠を引いて適度なスローを2列目ポケットで進められれば隙は少なくなり、グレーターロンドンやアドマイヤリードといった切れるタイプには、3〜4角の仕掛けで脚を削ぐ流れに持ち込むことが大きなポイントとなります。

リスグラシュー
左回りの東京に舞台が替わるのはプラス材料で、オークスでは位置取りの差が響きましたが、反応自体は良くて窮屈になりながらも馬群を捌いて中盤までは来ていました。
この馬は府中の方が早い段階で伸びてきており、右回りで高いレベルで戦えたのは桜花賞・秋華賞でともに前半要素のスピードを高いレベルで問われたレースでした。
高速馬場のマイル戦なら東京の方が良さそうな印象がありますが、今回は強敵が揃った中でパフォーマンス的に通用するかどうかがポイントとなります。