まとめ

過去ログ745 2018/2/2 10:58

★日曜日
東京新聞杯
デンコウアンジュ
ここではアドマイヤリードより上位に評価するのが難しい1頭ですが、軽い馬場では府中牝馬Sで切れる脚を見せており、窮屈でも捌けるタイプだけに瞬間的な切れ味という点では上位の1頭と言えます。
今回はグレーターロンドンも強敵ですが、この馬の瞬間的な切れ味を生かすためにも理想はスローの展開でスムーズに捌く競馬となります。

アドマイヤリード
トップスピードの質の高さでグレーターロンドンと勝負できるレベルにあるのはこの馬だけで、この馬の場合は瞬間的な切れ味というだけでなくトップスピード持続も高いレベルにあります。
スローで流れるなら外せない馬でギアチェンジもある程度持っているため、捌くこと自体は上手いタイプで多少早めの仕掛けになったとしてもばたっと止まる心配はありません。
後半要素に対しては不安点はありませが、前半のスピードだけが課題となります。
クイーンSは自身ではスローバランスでしたが、それでも全体〜コーナーで分散しながら脚を削がれていました。
桜花賞でも47.1-46.3とややスローで流れて後半特化の競馬で良い末脚を見せており、基本的には前半に無理をしない方が良いタイプと言えます。
タイプ的には後傾バランスになり切った方が鋭さ、トップスピードの質を上げてくることができるので理想は軽い馬場でペースは遅い方が良でさそうです。
ただ、少し渋ったぐらいの方がペースが上がりにくくなるため、稍重ぐらいまでならこの馬かグレーターロンドンかダイワキャグニーの3頭の競馬となりそうです。

ダノンプラチナ
デビューから蛯名騎手が騎乗していましたが、今回は蛯名騎手とは仕掛けの意識のタイプが違う田辺騎手に乗り替わり、その点はこの馬にとってはプラス材料と言えます。
サトノクラウンを差し切った富士Sが優秀なパフォーマンスでしたが、一昨年の富士S、昨年の関屋記念はともにコーナーでペースを引き上げて行く形になってしまい、そこで持ち味が削がれてしまいました。
近走は少し物足りない競馬が続いており、グレーターロンドンやアドマイヤリードと切れる差し馬がいて、前にはスローで長くトップスピード持続を維持できるダイワキャグニーがいます。
富士Sでサトノアラジンを差し切ったレベルの競馬ができればメンバー中でもトップクラスのパフォーマンスを期待できますが、近走の内容からはそこまで強気にはなれません。

★日曜日
きさらぎ賞

レッドレオン
血統的には京都1800mは合いそうな印象がありますが、新馬戦では前半でかなりもっさりしていた内容からも1800m以上の距離が合う可能性は高いように思えます。
新馬戦は力の要る馬場でペースもある程度流れた中での押上げだったとはいえ、ラストのラップ自体は平凡で、シンザン記念上位勢との比較では見劣ります。
今回の距離延長+良馬場でパフォーマンスを上げてどこまでといった評価となります。

ラセット
マイルではスピード的に優位に立てていない印象で、息を入れての良さ、緩みで取り付いての良さ、という点でも1800〜2000mでスピードが活きてくれば面白い1頭です。
2走前はトップスピード戦に対応できていましたが、高いレベルとは言えず、この馬が見せている高いパフォーマンスは時計がかかる馬場での厳しい流れになっている時のものだけに、力の要る馬場の方が合っているように思えます。
前走は時計・ラップ的にもかなり優秀で、しっかりとペースを作る意識を持てれば楽しみはあります。
前半のスピードを生かしてペースをある程度引き上げ、後続にリードを作って直線でしっかりと一足を引き出し押し切る競馬ならチャンスはあります。
この馬はタイプ的にきさらぎ賞で勝ち切るタイプの馬で、軽い馬場になって相対的にペースが落ちるよりも先週ぐらい力の要る馬場の方が理想です。

★日曜日
きさらぎ賞

サトノフェイバー
逃げられるかどうかがポイントの馬で、カツジは前に目標を置きたいタイプだけにエポカドーロが出るか出ないかが大きなカギとなります。
ハナを切れるようならそこまで無理をしなくても問題ありませんが、スローにコントロールしても後半の末脚勝負では厳しく、直線に入ってくるまでに大きなリードは必要です。
瞬間的な切れ味やトップスピード持続力も高いというわけではなく、ペースを引き上げて良いかどうかも難しいところです。
血統的にも距離はもう少し長い方が良い印象があり、現時点では1800mは短い可能性が高く、ある程度前目を取れたとしても後半の末脚勝負でキレ負けしてしまうイメージの馬です。

オーデットエール
前走の黄菊賞は物足りない内容で、不器用なタイプだけに窮屈な競馬となってのはこの馬にとっては良くありませんでした。
内外広がりやすいワンターンの京都1800mなら圏内食い込みのチャンスはありそうです。
この馬は前半の追走力が足りずに後方からの競馬となりますが、京都1800m戦は中弛みの競馬になる傾向が強いため、ヒストリカルが突っ込んできたときの様に中弛みで取り付いてしっかりと勢いに乗って直線に入ってこられればチャンスは大きくなります。
ダノンマジェスティやグローリーヴェイズの2頭が共に崩れる可能性を考えると中弛みで押し上げるのが前提となり、この辺を踏まえると今回は難しいように思えます。