まとめ

過去ログ747 2018/2/7 10:19

★日曜日
京都記念

クロコスミア
エリザベス女王杯でも好走し、3走前のWASJも良い内容だったので距離も馬場も心配ない1頭。
今回、一番避けたいのがスローからのトップスピード持続戦で、トップスピードの持続力はそこまで高くないこの馬にとっては直線までにリードを保って仕掛けを待って直線で一気にギアチェンジを活かして出し抜きたいところです。
今の馬場なら極端な競馬には持ち込みにくいため、札幌2000m戦で見せたタフな馬場での平均ペースで後続の脚を削いで粘り込むパターンも考えられます。
ただ、溜め逃げの岩田騎手だけに、後続に脚を使わせる逃げというのは期待できそうにありません。
この馬は後続に対してのリードをしっかりと意識する必要がありますが、今のこの馬なら多少流れても問題ないはずで、馬券的には狙い目の一頭と言えます。

モズカッチャン
秋華賞は評価できますが、流れてタフな馬場ではディアドラにあっさり交わされるレベルと言えます。
理想は良馬場で、クロコスミアが岩田騎手の得意の溜め逃げの形で進めてくれればこの馬としては仕掛けのタイミングを待つ事ができます。
逆に、前がある程度リードを作って進めた時にモズカッチャンが離れた後ろの集団で進めていると3角前後から強いレイデオロ辺りが仕掛けてくる可能性があります。
後ろが早めに仕掛ける展開になった時に、後ろのグループと近い位置にいるとこちらも早い段階で仕掛けざるを得なくなるため、この馬のパターンとしては避けたいところです。
アルアインとの比較では長く脚を使うアルアインに対してこちらは瞬時の反応が武器で、今の馬場だとアルアインと同じような位置で進めるとアルアインの方が優位となります。

クリンチャー
この馬は二の足が遅いため、勢いをつけるためにも外目の枠が理想です。
少なくともクロコスミアやモズカッチャンといったスタートの良い先行馬よりは外枠が好ましく、7〜8枠が理想です。
皐月賞の59.0-58.8の流れでも先行して渋太く脚を使えているため、勢いさえついてしまえば問題ありません。
また、菊花賞の感じからも距離自体はこれぐらいは最低でもあった方が良い感じがあり、馬場はこの馬にとってプラスと言える力の要る馬場となっています。

★日曜日
クイーンカップ

マウレア
後半の三要素をバランスよく持っているを馬ですが、素材的に見て赤松賞でL1で突っ込んできたナラトゥリスやミュージアムヒルと比べて圧倒しているというほどではありません。
この馬はトップスピードにすぐに乗せられるギアチェンジが武器で、これを引き出せるので安定していると言えます。
ただ、ゲートが不安定で二の足も遅いため、でできるだけいい位置を取って進める必要があります。
後ろ過ぎると末脚だけでまとめて面倒を見るというのは厳しいため、理想は内枠スロからの競馬でスローで流れて、中団までにはポジションを取る形です。
前半のスピード面に関しては阪神JFで47.7とハロン12自体はクリアしており、そこまで不安はありませんがツヅミモンやテトラドラクマはペースが上がった中で高いパフォーマンスを見せてきているだけに、これらとの比較でどうなるかがポイントとなります。

ツヅミモン
血統的には力の要る馬場でスピードを問われるのは面白い材料ですが、軽い馬場では未知数の1頭です。
34秒の走破時計と考えれば47-47となり、このレベルまで上げて一脚を使えるかどうかがカギになります。
血統的にはマイルより少し長い方が良い印象があり、前走時よりも軽い馬場になる可能性が高い府中のマイルは不安が生じます。
スローに持ち込んだ場合にはトップスピードの質と持続力が問われ、ペースが上がるとテトラドラクマは厄介な存在となります。

★日曜日 
京都記念

アルアイン
この馬の場合は前目を狙った方が良いタイプで、少なくともレイデオロに対してはしっかりとリードを取って入る必要があります。
皐月賞を見ても厳しい流れの中でしっかりと前目を取れており、途中でポジションはがりましたがそこからの早仕掛けの展開でも最後まで渋太く粘っての勝利となりました。
レイデオロ相手にリードの無い状況でスローでどちらにも脚がある状況では厳しくなります。
レイデオロの場合は2200mなら厳しい流れでも手ごわい相手で、乗りなれていないレースの読みが甘いバルジュー騎手騎乗の今回は隙があります。
3角までにしっかりとリードを取り、前半の流れを最低限のレベルに持って行ければ皐月賞の競馬からも2200m戦ならチャンスはある1頭と言えます。

レイデオロ
今回の京都の2200mは比較的ペースが落ち着きやすいわりに縦長になりやすく、前目の馬がスローでリードを保った状態で仕掛けを待てるケースは少なくありません。
そうなると要所でスッと一脚を使ってくるタイプが残る可能性が高くなります。
また、単騎逃げでリードを作っていく馬に対してしっかりと動いて捕まえに行けるかどうかも京都の2200m戦では難しく、鞍上の意識が遅れることで差し損ねる可能性は高くなってしまいます。
トップスピードに乗ってしまえば持続力はトップレベルにあり、力の要る馬場の方が良いぐらいの馬でそこまでの不安はありませんが、ルメール騎手の騎乗停止で乗り替わりとなるバルジュー騎手が唯一の不安材料と言えます。