まとめ

過去ログ750 2018/2/15 17:27

★京都牝馬ステークス
ミスパンテール
この馬はスローペースが理想で、トップスピードに乗せて行く過程が良いタイプ。
ギアチェンジや質的なものを高めてこそのタイプとなるため、馬場が悪い京都1400mで前がある程度飛ばしそうな展開というのは適性的に合っていません。
り前半に脚を使うと後半の脚を削ぐ傾向が今の段階では顕著に出ているため、前走のターコイズSも我慢して我慢しての鋭さ、と考えれば今回は馬場・展開共にいい条件とは言えません。

ワンスインナムーン
今回は状態面の不安がある上に検疫期間があり、順調に回復できていると考える方が難しい1頭です。
適性面では昨年の京都牝馬ステークスで重馬場の中でしっかりと脚を使えているのは評価でき、1400m戦なら力の要る馬場で飛ばし過ぎなければ問題なさそうです。
宮記念惨敗時もペースが速かった中でのもので、3〜4角で外々を回しすぎたという面もあります。
適性面、能力面だけ見れば上位に入ってくる馬ですが、状態面で不安がある1頭と言えます。

ソルヴェイグ
距離的にはこれぐらいが合っており、縦長に持ち込みやすい京都1400m戦というのもこの馬にとっては有利になる可能性が高いように思えます。
内回りコースでは3〜4角の段階で各馬が仕掛けてきますが、外回りの1400m戦なら昨年のように仕掛けを待ってL2最速というような競馬になればギアチェンジを活かしたいこの馬としては面白い形になります。
また、前半のハイペース自体は問題ない馬で、キーンランドCでもタフな馬場の中で33.5-35.5を番手でしぶとく踏ん張れており、前半が速くても中盤息を入れての一足は可能です。
逃げ・先行勢が多く、前半が流れて中盤で息を入れる意識が働きそうな展開はこの馬にとってはプラスに働く可能性が高く、早い段階で主導権を取り切って3角の上りまでにリードを作り、3〜4角で上手く息を入れられれば好勝負必死の1頭と言えます。
展開・能力・適性を考えるとここでは楽しみな一頭と言えます。

★ダイヤモンドS
リッジマン
典型的なポテンシャル特化型の馬ですが、まだ突き抜けたパフォーマンスを見せているとは言えない1頭。
トップスピード戦に関しては全くの未知数で、血統的にもそこは望めないだけに、府中に替わるのはプラスとは言えません。
前走の万葉Sでは52kgでトミケンに届かなかったことを考えても信頼は置きにくい1頭ですが、ポテンシャル戦ならレジェンドセラーを上回っており、フェイムゲーム以外にそこまで強敵は見当たりません。
上がり勝負ではフェイムゲームやラブラドライトに見劣るだけに、ロングスパートに持ち込むか、(府中では望めませんが)かなり力の要る馬場になってこないと勝ち切るまでは難しそうです。

ソールインパクト
この馬にとってベストのパターンと言えるロングスパート戦の形に持ち込めたとしても勝ち切れるかどうかは微妙で、トップスピード戦になった場合は良い脚を使える時間が短い上に厄介な強敵が浮上してきます。
この馬はここでは後半の仕掛けを怖がらずに競馬ができるかどうかがポイントとなりますが、この距離で福永騎手という点は不安材料と言えます。
ポテンシャル地点での良さやアルゼンチン共和国杯のパフォーマンスを考えると、2列目のポケットぐらいで進めて3〜4角でペースが上がってくる展開ならチャンスは大きくなります。

フェイムゲーム
昨年のような極端な上がり勝負になるとラブラドライトやレジェンドセラー、ホウオウドリームが厄介な相手として浮上しますが、先週の馬場ぐらいなら流石に昨年のような上がりだけの競馬という可能性は薄いため、軸としては信頼できそうです。
この馬の良いところはポテンシャル特化ではなく、トップスピード勝負になったとしても出し切れればトップスピード持続はかなり高いレベルにある点で、過去の天皇賞春の好走歴からも軽い馬場自体はこなせます。

レジェンドセラー
ポジショニングがカギとなる1頭で、昨年のようなトップスピード戦になってくれた方が良いタイプの馬です。
ただ、昨年のような展開ならエンジンの掛かりの拙さがネックとなり、ポテンシャル戦ではリッジマンとの比較では見劣ります。
府中なら逆転は可能な範囲ですが、フェイムゲームは余程極端なトップスピード戦以外では2段階加速的や、早めの仕掛けでかなり強いパフォーマンスを発揮できるだけに、それ以上の評価はできません。

★フェブラリーS
ロンドンタウン
イマイチ適性が掴みづらい馬で、1周コースでは道悪の方が合っているという事ぐらいしか分かりません。
エルムSでは高速ダートとして非常に高いレベルのスピードを問われた中でしっかりと追走できており、ある程度早めの仕掛けの方が合っている印象があります。
エルムSはL4最速戦で、アンタレスSはL2最速でしたがL4の地点からほぼ最速に近いラップを踏んでいました。
逆に、コーナーで緩い流れから直線で加速という競馬では前走の東京大賞典、東海S等で伸びあぐねており、エルムSだけやれれば面白い存在ですが、道悪の武蔵野Sでは8着と完敗しています。
東京マイルでの道悪だと質的に足りないようで、4F戦でも末脚は不発しています。