まとめ

過去ログ753 2018/2/21 9:21

★日曜日
阪神11レース
阪急杯

ダイアナヘイロー
今回は1400m戦がどうかですが、この馬は基本的には仕掛けどころが遅い方が良いタイプと言えます。
昨年夏の出来で1400mがどう出るかは興味深く、阪神ならスピードを問われやすいのでそこは良さそうです。
状態が戻った前提でややハイペースぐらいでコントロールしながら3〜4角で少し息を入れて要所で一足を引き出せれば面白い1頭です。
ただ、近走は勢いがなく、今回はメンバーが揃っただけにここで勝ち負けするのは難しいように思えます。

★日曜日
阪神11レース
阪急杯

モズアスコット
今回はレッドファルクスが強敵で、この条件でレッドファルクス相手に勝ち切れれば本物と言えます。
阪神1400m戦は基本的にはスピードを高いレベルで要求されやすい舞台で、この馬は前走の阪神カップで一定のパフォーマンスを見せて、スピード戦への目途も立ててきたとは思うがイスラやダンスディレクター辺りとの比較で考えるとマイルまで厳しい流れで戦えてしまうレッドファルクスは手強い相手なのは間違いありません。
高速馬場ではではトップスピード持続が非常に高いレベルにあるレッドファルクスの方が優位となり、少し時計がかかった方がこの馬としては相対的に優位となります。
渡月橋Sは力の要る馬場で後手を踏む仕掛けになりながらもL2−1で鋭く伸びており、1400mは短い印象がありますが、馬場や展開で噛み合えば上位可能の1頭と言えます。

レッドファルクス
高速馬場なら多少ハイペースになったとしても自身後傾で入るチャンスが大きいので問題ありませんが、力の要る馬場では割引が必要となります。
昨年の高松宮記念では伸び切れませんでしたが、当時は33.8-34.9で力の要る馬場でのハイペース戦となって中団内目で追走して甘くなっており、マイルCSでも同じでした。
開幕週となる今回は土曜の馬場を見て判断する必要がある1頭で、明確に高速馬場なら不安材料はありませんが、例年この時期の阪神は時計が掛かる傾向にあります。
ただ、今年は年末開催が超高速に近い状況だったため、2月から軽い可能性もあります。

レッドファルクス
この馬にとってのベストは前半無理をせずに入れる舞台で、後傾バランスで入りたいタイプだけに、軽い馬場の方がパフォーマンスは高くなっています。
力を要す時計が掛かる馬場で2秒以上のハイペースではパフォーマンスを落としてくる可能性が高く、この馬にとっては展開云々よりも馬場が一番重要なポイントとなります。
2走前のスプリンターズSは強いパフォーマンスで、一昨年勝った時よりも直線の伸びだけ見れば上のレベルのパフォーマンスでした。
その理由はペースが遅かったことと、L3最速で仕掛けがある程度早かったことに尽きます。
この馬は究極的なトップスピードの持続力があるため、前半無理をせずに後半出し切る形が理想で、速いラップを踏んでからそれを維持するという競馬が合っています。
前走のマイルCSは力の要る馬場でマイルでペースもある程度上がったことでトップスピードに乗せられずに直線に入ってきたことが敗因で、基本的には軽い馬場で速いラップを踏んでスピードに乗ってしまえば敵は見当たりません。

★日曜日
中山記念

ペルシアンナイト
条件的には合いますが、スローからのロングスパート戦になると厳しくなります。
ただ、今年はスピード色が強い逃げ番手馬が揃っており、全体で流れてくる可能性は例年以上に高いように思えます。
個の間の場合、スピードは高いレベルで持っており、皐月賞を見ても2角の下りで勢いをつけて向正面で押し上げながら3〜4角で内を上手く立ち回ってきて最後に一足を使えます。
コーナリングも上手いタイプだけに、内回りの中山1800m戦なら大きく崩れる心配は殆どありません。
馬場も前走のマイルCSで対応出来ており、高速馬場も強いのでどちらに転んでも問題ありません。
スピードタイプに押し切られるパターン以外なら崩れる可能性は考えられない1頭です。

ペルシアンナイト
皐月賞でも2着の実績があるようにこの舞台で適性面での不安はあまり感じませんが、強敵を相手にこの距離でどこまで戦えるかがポイントとなります。
今回は厄介な馬が多いメンバー構成ですが、スピードタイプの逃げ馬が揃った点は、この馬にとって良い条件と言えます。
個人的には後半勝負に偏るよりは厳しい流れの中での鋭さを引き出したいイメージなので。
皐月賞は平均ペースで流れて中盤で少し緩んでファンディーナの仕掛けでペースが上がった4角L3地点が最速タイと言う流れで、ここでの立ち回りが大きく問われた一戦で上手く進める事ができました。
向正面で内のスペースを拾いながらポジションを上げて3角に入り、3〜4角でもアルアインの内から狭いところを通してロスなく立ち回って2列目に押し上げて直線序盤で内を突いて一旦は先頭に立ったかという脚を見せるも、L1で甘くなっての2着。
皐月賞は2000m戦で流れましたが、その流れで後方から向正面でじわっと押し上げて行く事ができており、ここで脚を使いながら3〜4角でほぼ最短距離を立ち回って最後まで伸びてきたようにポテンシャル面とそこからの一足という2段階加速への対応はできていました。
ただ、最後の甘さを考えるとロングスパート適性はありますがトップスピードの持続力はそこまではないという感じです。
不良馬場だったが富士Sでもトップスピードの持続が求められて正攻法の競馬でレッドアンシェルに先着されており、トップスピード持続戦になった場合では分が悪い1頭と言えます。

アエロリット
NHKマイルCでもクイーンSでも、しっかりと前半のペースを引き上げる形で良さが出ており、どちらも馬場・距離の差はありますが前半のペースは4Fで46秒台。
これを中山記念で引き出すのは難しく、中山1800mの場合はスタート地点が上り坂で1角辺りからもう一段上り坂があります。
この舞台はペースが落ち着きやすい条件となっているだけに、前半に速いペースを作るのは難しいコースと言えます。
仮に高速馬場の場合は向正面からロングスパート戦となり、L2でもう一段の脚を問われます。
ロングスパート戦でやれるかどうかは未知数で、クロフネ産駒の傾向からもポテンシャルは微妙な印象があります。
この馬の場合はクイーンSでタイプできていますが、スピードをもって前半を引き上げたことで後半を削ぐ形を取れていました。
ここでも同じ競馬が出来るかが大きなポイントで、今回はマルターズアポジーもある程度引き上げたいタイプで、この2頭である程度引っ張れれば展開次第で勝ち負けできる力は備えています。
ここはこの馬にとってベストの条件とは言えませんが、ここで勝ち負け出来れば今後が非常に楽しみな馬と言えます。